『アントマン&ワスプ:クアントマニア』劇場で観てきました。
クワントマニアとは、造語でQuantu(量子)とmania(熱狂、度を越した愛着)をくっつけたもので、Quantumaniaが含まれているのでいろいろな考察があるみたいです。
ところで、MARVELファンを2017年から始めてあとちょっとで丸6年。
MARVEL作品とともに時代を駆け抜けたわけですが、その間に『アベンジャーズ:エンドゲーム』までの一時代に区切りがついて、その後『エターナルズ』、『ドクター・ストレンジ』の続編、『スパイダーマン』、『ソー』、『ブラックパンサー』の続編が劇場公開され、ディズニープラス配信でのドラマ『キャプテンアメリカ&ウィンターソルジャー』、『ワンダヴィジョン』、『ホークアイ』、『ロキ』、『シーハルク』など後日譚や渦中のエピソードが続々と描かれる中、初代のフェーズからマーベル・シネマティック・ユニバースのキャラクターとして残ったキャラクター、完全に去ったキャラクターなどが出てきたりと。
マーベルファンの皆さん、本当に頑張ってますね。
わたしの代わりにこれからも頑張って欲しいと思います。
それでもマーベルへの思いを断ち切れず今のところ映画は割と追っているほうで、ワカンダフォーエバーは二回劇場に観に行くほどの情熱はまだギリギリ持っていますが、ドラマは漏れているものも何作品かありまして(『ロキ』とかですね…)、そんな中このたび『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が公開されまして。
観たいとはもちろん思っていたんですけれど、公開されてすぐ観に行った方々の感想を眺めているうちに芽生える一つの感情。
(また、マルチバースか…⤵⤵⤵)
という気持ちをどうしても振り切れず(すぐディズニーで配信されるし、配信でいいかな)と出不精感情を爆発させていました。
あのね、正直ついていけてないの、マルチバース。
感覚的には理解できる部分もあるし、科学者的にそこまで非現実的な話じゃないのかもしれないとは思っている。
よくわからないけど、ひも理論なんかもそこまでSF的な話じゃないんでしょ?
よくわからないけど。
でもさー、マーベルに関していえば「マルチバースっていえば何でもアリになっちゃってる気がする」っていうのが引っかかっているのと、とにかくこれまでのワンダ(スカーレットウィッチ)がかわいそうすぎて、マルチバースに対して拒否感情が生まれてしまった。
どちらかというと、後者の理由(ワンダに対する扱いがひどい)のほうが占めてる割合多いかもしれないです。
これはまた日を改めて記事にしようと思っているのですが、わたしが絶賛ボカロとして名前ぐらいは皆さん知っているであろう、初音ミクにハマっているのもそもそものきっかけはワンダとヴィジョンのことがあったからだしな。
関係ないと思うでしょ、それがすごくあるんです。
そして、マルチバースに関しては『アベンジャーズ』の集大成として地球の敵であった悪役サノスの所業で5年の空白ができた人とできなかった人が出来てしまったから、それを説明するうえでしょうがない部分はあるのかもしれなくて、感情では落としどころとしてわかる気がするけど、話広げすぎだと思っているのはわたしだけではないはず。
そんなこんなでぐずぐずぐだぐだ言っていて『アントマン』の新作もどうしようかなーと思ったツイ廃のわたしは、ツイッターにそのもやもやを投稿したところ、
「マルチバースは(そんなには)関係ないっす!」
と何名かの方に背中を押してもらいまして観に行きました。
結果からいうと、劇場に行く前日に『アントマン』の続編である『アントマン&ワスプ』をしっかり復習していたので楽しく観ることができました。
余裕のある方は『アントマン』も復習しておくと細かいところが拾えるかもしれませんが、基本的には『アントマン&ワスプ』だけでいいのかなーという感じです。
わたしが挫折した『ロキ』の登場人物が割とメインキャラクターで出てたようなのですが、ロキのことは知らなくても特に問題なかったです。
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今回の三作目の不満はコメディー要素が少なかったことですね。
ないこともないんですけど、基本的にはシリアスめだったかなー。
特に劇場に行く前の日に『アントマン&ワスプ』を観ていて、割とアクションにもコメディー感あったしキティーちゃんのPETSみたいなことやルイスの存在がなかったから余計にそう感じた気もしますが。
コメディー要素が少なかったのは残念ポイントとしてもSFとしてよく出来た作品だなぁーと思いました。
わたしはきちんと観たのは一作品か二作品で最近の話のことなんかは全然知らないのですが、勝手に(最近のスター・ウォーズってこんな感じ?)と思っていました。
SF=スター・ウォーズっていう安直さですみません。
ガーディアンズシリーズもそうだけど、マーベルの描く異世界が好き。
宇宙人(?)的な人間じゃない知的生命体が可愛い。
量子世界はガーディアンズみたいに人的形の生物は少ないけど、ああいうの好きだなと思いながら観ていた。
アントマンはシリーズを通して終始【家族愛】みたいなものが描かれていて、主人公のスコットから娘のキャシーへの不変のガチ重愛情は相変わらずでしたし、父と娘相思相愛なのもいいし、娘のやらかしを全身全霊でカバーしにいく父の姿は観る人の心を打ったのではないでしょうか。
家族に関しては、スコットの元妻(キャシーの母)と新しいパートナーとキャシーというほかほか家族も好き(笑)
そして、今回特筆すべきは二作目で愛する妻の奪還に成功したハンク・ピム博士を演じるマイケル・ダグラスのかっこよさ!
なんと今年78才だってー。
撮影時がちょっと前だったとしても75に近い年齢ではあったわけだよね?
超かっこよかった!!!
マイケル・ダグラスだけでも観る価値があるかっこよさでした。
妻も超美人なんだけどさ、なんていうの。
今までのピム博士って常にイラついていてすぐキレるキャラで最初は娘ともうまくいってなくて、そういう短気キャラも好きだったんだけど。
もう、紳士。
妻至上主義が素敵すぎた。
妻のことを心から尊敬し、出会ってから今までずっと愛していたスイートな感じが溢れ出ててさー。
たぶんなんだけど、日本の若い男女の高校生の恋愛ものとかの男の子ってもしかしてこういう感じなのでは? と思ってしまった(笑)
マイケル・ダグラスの今の配偶者、25才年下のキャサリン・ゼタ・ジョーンズなんだけどキャサリン・ゼタ・ジョーンズの気持ちわかる(何目線)。
年上好きのわたしのハート鷲掴みだったよ。
もう、観に行くように背中押してくれた方に感謝しかないです。
もちろん、アントマンならではの小さくなったり大きくなったりのアクションもすごくおもしろく、時間も最近の映画は長いの多いけど、二時間ぐらいにサクッとまとまっているので観やすくてよかったです。
ピム博士がいつまでMCUに出演できるのかわからないけど、なんとか頑張ってほしい。
最後に、新しいフェーズの悪役嫌いだなーと思っています。
サノスは信念を持っていたから割と好きだったので、エンドゲームあたりでは切なさもあったけど、今のところ目的もはっきりしないしいまいち乗り切れないでいる。
それでも新しいアベンジャーズのメンバーは気になるところです。
ちなみにガーディアンズの新作は予告が流れていたけど、けっこうネタバレしちゃってるので、あまり情報入れたくない人は観ないほうがいいです。
わたしは泣きました(笑)
GW楽しみです。
それでは、また。
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