たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

【Netflix】泣ける大人のホラー『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』感想(ほぼネタバレなし)です。

Netflixユーザーの中で話題の『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』です。

 

そもそも、面白ければなんでも観るという、ジャンル的にあまりこだわりがないわたしですが、普段ホラーだけは全くといっていいほど観てきませんでした。(なのでサメ系も)

怖いとか怖くないとかの問題以前に、あまり興味をひかないジャンルで、ホラー観るなら他の作品に時間を割きたい・・と思っているうちにホラー関係は全くの無知になっていました。

この『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』も全く観る予定じゃなかったのですが、この作品を観たツイッターのフォロワーさんたちの反応が、尋常じゃないぐらいの高評価だったため、興味が湧いてわたしも手を出すことにしたんです。 

 

シーズン1完走したので、ネタバレ極力なしで完走をお届けしたいと思います。

 

 

f:id:meganetamago:20181026153600j:plain

※画像はザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウスの公式サイトにリンクしています。

 

 

感動したのと、きっちりと感想を書きたかったので、シーズン通して1回観たあとリピートして、全話2回ずつ観ました。

 

原作は、アメリカの作家、シャーリィ・ジャクスンという作家の古い小説です。

邦題『丘の屋敷』(原題:The Haunting of Hill house)。日本では、海外ミステリー作家として有名なスティーブン・キングが絶賛したと言われている作品でのちの彼の作品に影響を与えまくったと言われている傑作(らしい)です。

わたしは、翻訳ものの小説を苦手としているので未読ですが、調べたところ、だいぶこちらのドラマとは設定が違うようでした。

 

舞台は、とある幽霊屋敷、登場人物はそこに住むクレイン一家。

両親と子ども5人、長男のスティーブン、長女のシャーリー、次女のテオ、そして末っ子の男女の双子、ルークとネルです。

 

正直、第一話目は何がなんだかよくわからなかったんです・・。

 

事前情報なしで観始めたのもあるかもしれないですが、名前も顔もまだ覚えられていないなか、過去と現在が入り乱れて行ったり来たりしていて、子どもも大人も出てきて、誰が誰だかわからず、どんな人間関係なのか話がだいぶ進んでから、ようやっと掴めてきた感じで、かなり混乱を極めていました。

でも、不思議なことにつまんなくはなく、そのままずるずると観続けて、なんとなく人間関係や、顔と名前が一致して、家族の話だと気付くまでに二話ぐらい要したかも。

 

「この人たちは五人きょうだいで、過去に幽霊屋敷に住んでいたトラウマを今でも抱えている。そして、過去のストーリーと現在のストーリーが並行しているドラマなんだな」

 

ルークとネルが双子だとわかったのも確か4話目ぐらいだったかなぁ・・。

 

そういったわけで、話を理解するのに必死で、三話目途中ぐらいまでは個人的にはホラー感全くなし。

三話目の途中ぐらいで、初めてちょっと驚いたシーンが登場(笑)

 

でも、三話目までもホラー的要素はかなり盛り込まれていたし、しかもヘッドホンで観てたのに・・。わたし、すごく鈍感なのかもしれない・・。

かもっていうか、鈍感確定したと思う。

 

霊感全くないし、そういうのに遭遇したことないんです。

でも、お化け屋敷は大好きで、高いお金を払いつつ数分の恐怖体験を手に汗握りながら歩みを進めたりしてるんです。某富士急の戦慄迷宮も昔、長時間並んでまで入ったことがあります。

で、悲鳴あげたりしてるのに、何故ドラマは平気なのか自分でも全くわからない。

 

あ、ちなみにイヤホンやヘッドホンで観るのはかなりおススメですよ!

世界観にどっぷりハマれるし、すごく怖いと思います(笑)

 

おそらくなんですが、この『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』という作品自体作りこみがしっかりしているドラマでいつまでも子どものままではいられない人生の不条理や、心の機微みたいなものに非常に重きを置いているので、わたしの意識がホラー部分ではなく、そっちに気が取られてしまっていたのも大きかったと思う。

4話目までに普通に二回ぐらい泣いてるし。

 

 

演技でいえば、大人の演技もさることながら、子役たちが上手くて可愛くて、そして天使すぎます。

この子たちは一体なんなのですか?(笑)

子役の5人きょうだいを観るだけでも、価値のあるドラマだと思います。

 

中盤を過ぎて、どんどん話が込み入って切なくなり、最終話をむかえての感想としては、一言でいうと「家族愛」のドラマだったなぁー、という思いでいっぱいです。

 

複雑な伏線やホラー感で観るものを不安な気持ちにさせたり、混乱させたりしてハラハラしたりするんだけど、やっぱり結論は『家族愛』の話なんですよ。

家族って、常にいい関係でいられるわけじゃなかったりするじゃないですか。

大人になってそれぞれの人生を歩み始めたりするとけっこう揉めることもよくあるし。

そういうのを、うまく盛り込んで話が進んでいくのですが、愛情表現の仕方を間違えたりとか、そういうところが切なかったりして、けっこう泣きました。

 

こんな薄っぺらい表現もなんなのですが、ものすごくよく出来たドラマだったと思います。

最後の最後の伏線の回収の仕方は見事としか言いようがなかったです。

せっかく2回観たのに、感想がなんだか薄っぺらくなってしまっているのは、言葉でうまく表現できないからです。

観た人それぞれが、色んな人に感情移入し、違う感想を抱きそうな複雑なドラマなんです。

 

ちなみに、他の人が書いた感想やレビューはまだ読んでいないのですが、ホラーの部分に焦点を当てた感想もたくさんあると思うんですね。

ただし、わたし個人的に言えば最初は怖くなくて、ホラー慣れしていないし鈍感なんだな・・で済ましていましたが、さすがに後半に入ってくれば怖くなると漠然と思っていましたが、10話まで観ても、全然怖くなかったです・・。

確かにちょっと驚くシーンは何度かありましたが、怖いっていう感じじゃなかった。

 

ホラー要素、ものすごくありました。

しかも、後半になるごとにどんどん増えていっていたと思います。

なので、かなりこれは特殊な例だと思ってください。わたしは怖くなかったので、わからないのですが、普通の人は怖いはず。

個人的にはホラーとしてではなくて、『ミステリー風味のホームドラマとしてこのドラマを観たという結果になりました。

わたしの意識がホラーじゃない部分に、完全に向いちゃっていたんですね、最後まで。

なので、普段ホラーは無理!っていう方も試しに観てみてもいいと思います。

わたしみたいに怖くないかもしれないので・・。

(怖かった場合の責任は取れません。ごめんなさい)

 

Netflixはこんなドラマをオリジナルで作っちゃうんだもんなー・・。

 

って、観終わったあとは別の意味で感心してました(笑)

また、こういう普段は観ない系の作品の視聴にも挑戦してみたいと思います。

まだまだ、観るべき作品がたくさんあるという気持ちにさせてくれる作品でした。

興味のある方はぜひ視聴してみてくださいね。

 

というわけで、それでは、また。

 

 

<スポンサーリンク>

 

 

 

丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)

丘の屋敷 (創元推理文庫 F シ 5-1)