たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

ベター・コール・ソウル シーズン2 第7話『風船人形』 感想 せっかくわたしは女なんで、女性のキャラについて今回はメインで語る。

ジミーがD&Mに入社するときに唯一こだわったココボロ素材の机。

アコースティックギターやオカリナなど楽器に使われることが多い素材みたいなのですが、ドラマ内ではでっかいその机が7000ドル(日本円で約80万円弱)が、パートナー候補として入社するというだけでポンと買い与えられるなんてすごい世界ですねー。

わたしなんて、ちょっとした文房具も自腹だというのに・・。

 

ところで、日本でココボロ素材の机を買おうとするといくらするのか調査してみたところ、検索に引っかからないんですよ!

万年筆やUSBメモリなどはありましたが、机はない。

ココボロ自体が中米原産の木ということで大きなものになると、材木輸入という形になり通関にひっかかるのでしょうか。

ココボロ - Wikipedia

 

 なので、日本での価値がわかりませんでした。

なぜココボロ素材にジミーがこだわったのかはこの先明かされるのでしょうか。

日本では珍しい素材みたいだけど、アルバカーキでは言えばわかる成功者の証的な有名な高級机みたいだったので、気になります。

 

※シーズン2第6話の感想はこちら ↓ ↓

 

www.meganetamago.com

 

 

シーズン2第7話では、弁護士としての岐路を迎えたジミーとキム。それぞれの道を模索しながら、未来を掴もうと必死になる人生の転機ともなるエピソードです。マイクは、トゥコの刑期を減刑させるため警察にジミーと共に出向きます。

 

 ※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

今回は、マイクの義理の娘ステイシーとキムのことについて、特に言いたいことがありまして。

わたしは、女だから、一応客観的に観ているつもりのドラマでも、女性に感情移入をしがちです。

ブレイキング・バッド』でも、スカイラーに感情移入しがちだった(笑)

せっかくなんで、今回は女性キャラについて深掘りしたい

 

まずは、ステイシーのことから。

元々の家で心を病んで、マイクの支援を受けてモーテルに避難し、しばらくしてから自分で探した中古住宅の物件にマイクに連れていって購入契約をしていたように見受けられたのですがアメリカだし、一戸建てだし賃貸じゃないですよね?)、そこそこの年齢の一人身の元警察官で、今は駐車場の料金徴収員であるマイクが、自分たちの生活の支援金やら、家の購入資金をどうやって工面していると思っているんですかね?

もう、「買っていいよ」って言ってもらえる前提で、マイクをあの家に連れていってました。マイクが支援を断るなんて微塵も思ってない感じ。

マイクは息子のことで罪悪感があって、【残された息子の妻と孫娘のためならできることならなんでもしてあげたい】と、自分の得意分野を生かすということで、正攻法の仕事ではないかもしれないけれど需要と供給が一致していてお金を得ています。

 

でも、一歩間違えば前回のように大切な人を人質に取られ命の危険に晒されるし、家の中にヤバい人が侵入してきて脅されたりする。

「そういう危険を冒して得ているお金なのに!」 って観ているこっちは思うわけです。

マイクはステイシーと孫娘に対して見返りを期待はしているわけじゃないけど、決して好きでやってる訳じゃないと思うんですよ。ウォルターと違って。

 

ステイシー自身はマイクが心底甘やかしてるし、精神が病んでるからそういうことにも気が回らないの? それとも、考えないようにしているの?

普通のおじいさんが自分ひとりの生活を支えつつ、過剰な援助をできるわけないと思わないところが、ちょっとやっぱりおかしくなっちゃってるのかなぁと思うわけです。

もう、いよいよヤバいと思うんで、エスカレートする前にどうにか専門医のお世話になったほうがいいと思うんだけど、マイクじゃ病院に連れていけないよね・・。

マイクは、ハードボイルド担当なのに、そういう優しく愛情溢れる面と、厳しくできない弱さを兼ね備えているところも、やっぱりイチイチかっこいいと思ってしまうわけなのですが(笑)

だからといって、ステイシーが義父にデート中にちょっと高級なカバンを買わせる感じで家を買わせるのはちょっと、通常の精神状態だと考えられないと思うわけです。

ステイシーは、最愛の人を非常にかわいそうな形で亡くしてしまったけれど、なんとか落ちるところまで落ちないでほしいと願っています。

そうなってしまったら、ここまでしたマイクがかわいそうだから。

 

 

次は、キムの件。

HHMの援助を受けてロースクールに通って弁護士資格を取って今の立場になっていることは知っていたけど、ヘッドハンティングを受けたS&Cの面接で生い立ちを話しているのを聞いて、ジミーと付き合っていること、ジミーに対する今までの態度、過剰な忍耐強さの理由がなんとなくわかった。

 

警察ドラマでよくあるけど、『強力なコネを持っているものとキャリア組』『そうじゃないもの』はスタートダッシュの時点でどうしてもハンデが存在し、そこを乗り越えるには何倍もの努力と実力が必要っていうのは、実力主義に思っていたアメリカでも同じなんだなと思った。

ただし、実力が伴っていれば、夢の立場を手に出来る機会はやっぱり日本より多いと思う。実際、キムがヘッドハンティングされている状況がそれを現しているし、昔ながらの日本の企業なんかは特に、未だに年功序列や派閥や性別が実力よりも幅を利かせている事実があるのが現状だと思う。

『どんなに降格されても這い上がろうとする折れないキム』と、生い立ちが繋がってわたし的に腑に落ちました。

 

生まれや育ちは自分で選べない。

恵まれている人は自分では恵まれていることに気付けないことが多い。

色々な状況があってケースバイケースなことはわかっているけど、その立場上で恵まれている人をそういう状況じゃない側から見ているものとしては、『羨ましいとは思うけど、そこはどうしても変えられない事実』だという現実を何度も何度も突きつけられるから、悔しいっていうハングリー精神よりも諦める能力がついてくることがあると思う。

多分、キムもそうなんだろうなぁとわたしは思いました。

生い立ちを聞いたうえで、キムの今までのことを思うとものすごく気持ちがわかるんだよね。

そんなわけで、どんなに冷遇されても、「HHMに不満はない」とか「恩がある」という発言になるのではないかなと。

不満、ないわけないじゃない。

不満がないわけじゃないけど、しょうがないと思ってる。

今のわたしには分相応だなと。

でも、ジミーとも色々あって、HHMとも色々あって、新しい一歩を踏み出したことは素直に応援したいと思う。わたしは、キム好きです。頑張って欲しいと思う。

 

そして、一応主役のことにも少し触れておこうかな(笑)

ジミー、念願のD&Mクビ、おめでとう!!

 

ボロ度は増していたけど、黄色のスズキのカルタスが帰ってきて嬉しかった。

あの、色とりどりの派手なシャツでブレイキング・バッドで、ソウルのシャツの色が日々変わるの観るの好きだったなって思い出した。

『ベター・コール・ソウル』でジミー寄りになってたけど、ソウルも大好きだった。

チャックが語っていた、ジミーが1万4千ドル、店から盗んで小さな雑貨屋を潰した話は確かにレジからお金を盗ってはいたけど、お父さんを傷つけないようにするためだったし、もっと大人のときの話だと思っていたけど少年だったんですけど?

子どものときのあの経験が元で、『騙される方が悪い』っていう意識が根付いたんだなぁと思って不憫だと思いました。

でも、ジミー、パパの遺伝子しっかり引き継いでるよね。(人がいいのもたいがいにしないと・・)って思うことあるもん。

あと、確認ですがジミーのパパ役を演じていたのは、ボブですか?

そっくりだったし、声も同じに感じました。

 

シーズン2もあと3話で、あっという間ですねー。

どんどん『ベター・コール・ソウル』も残り話数なくなっていって、次、何観るのか、まだ決めてない!! って焦ってきました。

途中にしてある作品が何作かあるので、そこから選ぶか・・。

終わるまでに考えておかないとですね。

 

というわけで、それでは、またー。 

 

<スポンサーリンク>