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ベター・コール・ソウル シーズン5 第8話『運び屋』 感想 ヨ ソイ アボガド。

 ベター・コール・ソウル シーズン5 第8話 『運び屋』

 

もうね、最近新型コロナウイルスの影響で、社内の人間関係でストレス食いがひどいんですよ。

なんの解決にもならないのはわかっているんですけど、会社でおやつ食べちゃうんです。

元々寝てる間の噛みしめ癖(ストレスを解放しているらしい)がすごくて、もうたぶん3年以上悩まされてるんです。

全然治らないし、治し方もわからないまま歯茎と歯に影響してるから歯医者さんに怒られているんですけど、寝てる間のことなんで自分ではどうしようもないから怒られてもなすすべがないんですよね。

そういったわけで噛むことでストレスを発散させているわたしは、ここ最近平日の昼間はガムの消費量が半端なくて、おやつとガムが財布を圧迫。

 

そんな精神状態でほかのドラマを観るのを一切やめてしまったわたしが、ベター・コール・ソールだけは集中して観ているからBCSシーズン5はすごい。

 わたしのギリギリな精神状態を、通常のテンションに週一で引っ張り戻してくれている。

 

ありがてぇ・・。

 

期待もけっして裏切らない。

むしろ毎回(今回は神回だ)と思うんだけど、もうすでに8回思ってる。

 

第8話でも小一時間のエピソードの間にたぶん五回は泣いた。

 

そして、この事態が収束したらメキシカン料理を食べたいと思わせてくれたエピソード8にはとても感謝していますね。

 生きる希望。

 

マッギル&ウェクスラー家のお料理担当ジミーが仕込んでいた、ファヒータ(ス)が美味しそうだよー(涙)

ファヒータ - Wikipedia

 

基本は、牛みたいなんだけどわたしはチキンファヒータが食べたいです。

 

lourand.com

 

 ジミーは、エル・パソ(テキサスの都市)の伝統料理と言っていました。

ファイナルまで近づいてきたけど、せっかくなんで和食を作っているところも見たいですね。

ジミーの乗っている(た)車もスズキだし、可能性なくはないかも。 

 

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『ベター・コール・ソウル』Season5 ep8 "Bagman"

 

ジミーはラロと接見する。

ラロは、ロス・ポヨス・エルマノスの炎上事件が掲載された新聞を読み、ほくそ笑んでいた。

ラロは、ジミーに保釈金700万ドルを受け取りに行くように頼むが、ジミーは断る。

しかし、思いとどまったジミーは高額ギャラである10万ドルを提示し、お互いの了承が得られラロの保釈金をうけとることにする。

帰宅したジミーはキムに事情を話すがキムは断固反対するも、ジミーは意に介さない。

 

サラマンカの双子は、ラロの保釈金を組織に受け取りに行きジミーに渡す。

ジミーはお金をトランクに積み、岐路の途中、何者かに襲われお金を奪われそうになるが、応戦するものがあり、なんとか命拾いをした。

ジミーの命を救ったのはマイクだった。

 

ジミーとマイクは車を失い、アルバカーキを目指して二人で荒野を歩くことになる。

 

キムは、予定時刻に帰らないジミーを心配し、ラロに会いに行くが情報は得られなかった。

 

 

※第7話のおさらいはこちら  

www.meganetamago.com

 


 

わたしは字幕で視聴しています。 

 

ジミーが、双子からお金を受け取るシーンで、字幕では「ヨ ソイ アボガド」と出ていました。

このシーンが非常に不可解だったので、英語字幕と吹替も確認してみたんです。

 

吹替のジミーも「ヨ ソイ アボガド」と繰り返し言っていて、英語字幕に関しては【SPANISH】と表記されているだけという・・。

 

 日本人で日本語しかまともに理解できないわたしは、

 

Yo soy Avocado .

(私はアボカドです)

 

だと思っていました。

 

Yo soy~は、英語のI amと一緒のスペイン語

 

しかし、字幕も吹替もアボカドとは言っていない。

そして、Avocadoは英語。

 

確実にジミーは、吹替も本人も「アボガド」と発音している。

 

Yo soy Abogado.

(私は弁護士です)

 

合言葉でもなんでもなく「わたしは弁護士です」って、スペイン語で双子に繰り返しているだけでした。なんか解せない。

 

どうせ日本人は、スペイン語も英語もわかんないだろ~

アボカドのこと、アボガドって言ってるやつもいるし~

 

って感じだったのか、違う意図があったのか・・。

わたしはちなみにアボカドって言う派ですが(笑)

 

だって、吹替だったら普通に「わたしは弁護士です、わたしは弁護士です」って訳して言えばすむ話だったのに、しなかったし、英語字幕も、スパニッシュコーナーですってお知らせがあっただけだし、英語ネイティヴだったら、アボカドとアボガドの違いは一目瞭然だと思うんですよね。

日本人だって、同音異義語ですら聞き分けられるじゃないですか。

方言などの違いはあれどだいたいわかるのに、違う言葉を発してるのに英語ネイティブがわからないはずがない。

 

長くなってしまいましたが、このアボガドの件が今後に繋がっているかはどうかは別として、今回のエピソードは、

 

・シンメトリーでシンクロする双子

・BrBaらしきハードボイルド、アウトロー

・世界一かっこいいじーさんであるマイク

・乾ききった荒野でサバイバルするジミー 

・キムの孤独な一夜

・チャックの銀のシャラシャラ

 

・・と、1時間弱の間によくこんなに話を盛り込めるなという一瞬も気を抜けないエピソードだったわけでして、今、ドラマはBCSしか観ていないし、熱がすごいので全部書くと1万字ぐらいになってしまうので、さらっと行きたいと思いますよ。

 

まず、双子のアート感すら彷彿とさせるシンクロした登場にテンション上げて、ファンの心を掴むうまい手法。

思いついたことを全部やりたいし、あれもこれも見せたいのはもうわかった・・しかしこっちはついていくのに必死だよ・・って思うけど、ギリガン氏の思うツボだし、もう一生この船に乗っていたい気にすらなる。

ハラハラはするけど、心地よい緊張感。

 

そして、ソウルでは見ることのできなかったBrBaらしい荒野での銃撃戦。

乾いた大地に響く、乾いた銃声。

そして、わたし的ランキング、世界一かっこいいじーさん№1のマイクの登場の仕方に痺れなかった人が果たしていただろうか、否、いない。(反語)

 

えっと、マイクは、本当に単なる元警察官なんですか?

CIAの特殊工作員とかではないのですか?

なんで、サバイバルできるの?

あのサイズの銃使いこなせるの?

もう、スナイパーじゃんっ!

マイクで1本、映画が作れるぐらいのキャラなんですけど? っていうテンションの高さでした(笑)

 

マイクは何故あのような万全の重装備であそこに居て、ジミーを救ってくれたのだろうかっていうのが、観てからずっと疑問なんですが、わたしの貧困な想像力では、ガスの指示は「ラロを必ず釈放させる」だった、ってことしか思いつかなくて、ジミーを張ってたのかなと。

愛するお店を自ら燃やしたガスが、ラロを許すはずがないしな。

警察に押し込んどくのは、彼を安全な場所にいさせるってことだから、一刻も早く出したいよね。

 

たまたま、ジミーは生きていたからマイクと行動を共にすることになったけど、お金が守られていれば、実際はそれでよかったのかもしれない。

そもそも、ラロを釈放させるための証拠を用意したのもマイクだったわけだし、もしBagmanがジミーじゃなかったら、その人を助けたのかもしれない。 

ただ、マイクが無駄に命を奪うことは、ドイツの建築士の件で心に傷を負っているし、ガスとマイクの目的はあくまで”復讐”なので、それに関連しないことはもちろん嫌なんだろうなとは思う。

 

家族を思うマイクの気持ち、グッときました。

ジミーは、夜の段階ではそこまでマイクの”重み”に注力していなかった。

しかし、一晩明けてマイクは心が折れるジミーをなんとなく励ましつつ、危ない行動を避けて、お金の入った袋が破けるとわかっていながら、ジミーの行動を放置し、まだ回収のできる段階で注意し、ナンバープレートでこっそりリカバリー。

そして、無謀な行動に出るジミーの命を救った。

 

チャックのシャラシャラを身にまとい、生きるか死ぬかの賭けに出たジミーに神様は生きろと言った。

ジミーは、シャラシャラをメキシコの荒野に放り投げて、マイクは踏みつけた。

これで、やっとジミーはチャックの亡霊から解放されたという喜びと、破滅に向かう切なさに涙が出ました。

 

サバイバル中は、暑そうな空ではないのに、全身が乾く感じがしていました。

わたしも思い切って飲んだボトルの中身でジミーと一緒で体に水分を得て、力を得たような気になりました。

まぁ、自分の中から出たものだから、戻しただけだから(笑)

でも、どうだろう、わたしは飲まないで諦めるかもしれない。

 

あと、わからないことがあって。

マイクは、最後追ってきた人が息があるのたぶん知っててとどめ刺さなかったよね。

なんでだろう。

車を奪おうとしていて、失敗はしたけどすごいかっこよさだった。

 

そして、もう一つ、ジミーとキムの絆について。

ジミーは、あんな状態になっても、キムからもらったタンブラーを救おうとした。

 

でも、キムの愛のほうが断然力強い。

ジミーは途中、キムの元に帰るのを諦めようとした。

でも、キムは全然諦めてなくて、ラロのところに直で向かった。

ジミーが思いつきで危ない橋を渡ると告白するのを全力で「I don't like this!」と止めたのにヘラヘラして行ってしまったジミーの帰りを一晩寝ないで待っていたキムを思うと、喪失感と孤独感でいっぱいでした。

焦りというよりも、むしろ肝がだんだんすわってきて、ラロに会いに行くという行動に出たのかもしれない。

なんか、すごい気持ちがわかった。

日和っていたら、できない行動だから余計なことは考えないようにしたと思う。

 

多分、8割ぐらいの確率で、家に戻ってもいないことを予想していたとは思うけど、ちょっとは無事なジミーが出迎えてくれると思っていたと思うんですよ。

キムの中で。

ドアを開けたら、生き物のいる気配がしなくて、静寂な薄暗い部屋が目に飛び込んできたときのキムの絶望感を思うと心がしんとした。

もしかしたら、シャワーも入らずにごはんも食べずに誰にも連絡せずに帰ってきて着替えもしないまま、物音がするたびにビクッとしながら、一晩中電気もつけずに座っているキムが思い浮かんだ。

顔バレ覚悟でラロとの接見に臨んだキムの覚悟。

ジミーの無事をただただ祈るキム(涙)

 

辛い、つらいよ・・・!

 

え、あと、本当にシーズン5が二話しかないの?

無理だと思う、この状況どうにもならないと思うっっ!!

 

キムがジミーの妻だとラロにバレてしまった今、キムを守るためにジミーはどんな行動に出るのか。

それとも、サラマンカの手がキムに及ぶ前にガスの一撃がくるのか。

 

せめて、キムとジミーはきちんと会えますように。

 

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