『ベター・コール・ソウル』シーズン2スタートです!
シーズン2の第1話では、ガス・フリングを思い出させる”あのテキーラ”が登場してテンションアップ。
いくら高級ホテルのラウンジといっても、1ショット50ドルという超高級テキーラ『Zafilo Anejo』(サフィロ アネホ)。
【Zafilo】は、スペイン語で宝石のサファイア、【Anejo】は、スペイン語で色んな意味があるのですが、テキーラに使う場合は、英語でいうところの【Old vintage】(貴重な古酒)というところでしょうか。ただし、テキーラの場合のAnejoは1~3年、樽で熟成したものということで、ワインのように何十年ということではないようです。
わたしは、テキーラを万が一飲んでしまったら救急搬送されて死亡しニュースに流れてしまうかもしれないような体質なので、もちろん飲んだことはないので、味はわかりません。そして、唐突ですが、テキーラの材料は竜舌蘭という多肉植物。
サボテンが原料と勘違いされることが多いようですが、サボテンではありません。
このリュウゼツラン(英名:Agave)は、樹液がとても甘く昔から甘味料として重宝されていたそうですが、ここ最近ではGI値の低いアガベシロップとしても市場に出ているので、健康志向の方はご存知かなぁとも思います。
この甘味料としても使われる植物を使って作られるお酒なので、甘いお酒で飲みやすいので、アルコール度数が高くてもショットでガンガンやっちゃう人がいるのかなと思いました。
そして、基本的にAgave100%のテキーラが、高級テキーラとなり、ワインのようにビンテージ扱いのAnejoが生まれるようです。そして、Agave100%じゃないテキーラは、他に何が入っているんだ? と素朴な疑問を抱いたのですが、砂糖を材料の約半分近くを上限としてAgaveと一緒に発酵させてテキーラを作っても、テキーラとして名乗ることが許されているそうなので、やっぱり甘いお酒なのだろうと推測されます。
テキーラ好きな方、その味教えてください(笑)
ちなみに、【Zafilo Anejo】というテキーラは実際には存在していなく、ドラマ内でのみ使われる、架空のテキーラだそうです。あの独特な美しい瓶も小道具。
ドラマ内で、”ガスのあの時のテキーラ”という設定上、メーカーが嫌がって市販されているものを使えなかったということなのですが、わたしがテキーラメーカーの広報なら、ここぞとばかりに一番高いテキーラを提供しますね!
だってドラマ後、絶対バカ売れするでしょう?
オタクの課金欲たるや凄まじいわけだし、実際テキーラ飲めないわたしだって、インテリアとして飾りたいぐらい欲しいんですよ!
だいたいの高級テキーラ相場を調査したところボトルで、3万円ほどからでしたが、わたしの見た中で一番高かったテキーラは、なんと日本円で2500万円でした。
桁間違えてないです。小さな瓶が2500万円でした。
ガスが送ったテキーラの値段はそういったわけで知る由もないわけなのですが、ボトルの内容量が700ml程度だとして、ワンショット30mlだとすると20~25杯ぐらい提供できると計算して、50ドル×20(~25)だとすると、ホテルのラウンジということも計算すると、1本市場価格10万円前後ですかねー。
ガスがあの場の手土産に10万円のテキーラは、ちょっと庶民感が若干出ちゃうので、なんかしらのプレミアがついたものと考えるのが妥当ですよね。
なので、瓶をレプリカにして、中身もそこそこのものにして、ガス・フリングバージョンにして3万円ぐらいでロットナンバー入れて数量限定で販売すれば・・と、そんなケチくさい商売しないのかもしれないけど、してよっ!ってなった人が多数いると思います。わたしも含めて(笑)
※シーズン1第10話(最終話)の感想はこちら ↓ ↓
シーズン2第1話では、老人ホームの案件をHHMに譲り、HHMと共同で訴訟に臨むことになった大手事務所からのパートナー契約を蹴ったジミーのその後を追ったシーズン2第1話です。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
シーズン2のスタートも【シナボン】から。
今回はシーズン当初よりもシナボンに多く時間が取られていた気がしました。
前回は声を出していなかったけど、今回は一緒に働いている女性の店員さんに挨拶をしていたことで、(あー、やっぱりソウルなんだなぁ・・)って実感してしまいました。
ソウルだとは思っていたけど、心のどこかでソウルじゃない違う人なんじゃないかと思っていたかったのだと気付かされてしまいました。
オートロックのごみ置き場に閉じ込められて、警察を恐れて次に入ってくる人をただ待つことを選んだジミーが壁に掘った文字は【SG Was Here】。
シーズン1最初の頃はソウルとジミーが入り混じっていたけど、シーズン1完走した今の時点では、私の中ではソウルより【ジミー】に寄っている。でも、シーズン1の冒頭でも、ソウル・グッドマンのCMを一人見ていたり、”スリッピングジミー”時代に使っていた名前であると共に、まだ明かされていないけどジミー・マッギルからソウル・グッドマンに名前を変えて弁護士をやらなくてはいけない事件がこれからあって、それからも危険なことも大変なこともたくさんあって、今は別人となってしまったけど、彼のアイデンティティは、あくまで【ソウル・グッドマン】にあるんだなと思いました。
”ソウル・グッドマン”は忘れたい過去じゃなくて、今の別人逃亡生活でも彼にとって、生きる原動力になっているということを思うと、ソウルとしての人生はこちら側からは大変そうに見えたけど、楽しいこともたくさんあったんだな・・って思って切なくなった(涙)
シーズン1の最後で、大手事務所との契約を破断にしてマイクの料金所を速攻で抜けて、ディープ・パープル(?)を口ずさみながらどこかに行ったと思ったけど、話が前後して、大手事務所とのその経緯をやりとりしたシーンに戻っていました。相手に会いもしていないと思っていたけど、会ってはいた様子。今回のエピソードの最後につながるシーンということで、面談のシーンを入れ込んでもらえたよかったです。
自由になったうえ、ハワードから小金をもらっているジミーは高級ホテルのプールで贅沢を満喫。チャックの家には戻れないし、とりあえずホテル暮らし。
そこに大手事務所とのパートナー契約破棄を心配して登場したキムを巻き込んで、ホテルのラウンジでイキっているトレーダーをカモにして、高級なお酒をおごらせることに成功し、その勢いでキムとの関係を発展させることにも成功したジミー。
でもね、この関係には温度差がある。
キムはジミーのことけっこう好きだと思う。
でも、ジミーがキムのことを好きなほどは好きじゃない。
ジミーのことをキムは一生のパートナーには選ばない気がする。
ジミーが弁護士を辞めるとかそういう発言とは関係なく。
もし、ジミーが弁護士として成功しても、多分無理だろうなぁ・・。
キムはいざとなったらジミーを見捨てる気がするぞ、これは女の勘ですが(笑)
多分、ジミーの思いは届かなくて悲しい結末になる。
また、ホテルのプールでのんびりしてキムを誘っている間に、ジミーの心が『Switch』しました。
一度は断った大手の事務所にお世話になることを決意。
オシャレな南国風のオフィスに、仕事のできそうな同僚たちにチャックがHHMのメンバーに出迎えてもらった時のような大歓迎ぶりに加えて、立派なオフィスに有能なパラリーガル(秘書?)付き。
何故、急にこのような行動に出たかはわからないですが、
ジミー、運がないからなぁ・・。
このまま出世街道は、シナボンからして無理だし不安しかないのですが、あまりにひどい目に遭うのはかわいそうなので、Mr.ギリガン、頼む。ジミーを不幸のどん底に落とさないでほしい。
というわけで、豪華なエンディングに反比例して気持ちはもやもやしているというシーズン2のスタートになりましたが、シーズン2もジミーとマイクを見守っていきたいと思います。
そういえば、マイクといえば変な模様のハマーを買ったおバカはどうなるんだろう。
マイク巻き込まれちゃうのかな・・。
というわけで、それではまた!
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