今回のエピソードで老人ホームの訴訟を進めるために、チャックに敵から仕掛けられるかもしれないので阻止せねばならない、とジミーが言われていた【シビル・ハラスメント】 。
マーベル映画ファンのわたしからすると、【シビル】という言葉から連想するのは、もちろんMCUシリーズの中でも人気の高い『シビル・ウォー』という映画なのですが、この【Civil War】は【内戦】という意味です。アメリカの内戦で有名な南北戦争は【American Civil War】といいます。マーベルのアベンジャーズの映画の内容も、ざっくり言うと世界を守るヒーロー同士が内輪揉めする映画です(笑)
【Civil】という単語は、内政的な意味合いを含んだ意味として広く使われる単語のようなのですが、(国家の、市民活動の、公民的な、内政の、市民の)とかそんな感じです。それで、【シビル・ハラスメント】は調べてもぜんっぜんわからなくて。
市民の嫌がらせってことで【市民活動】のようなものかなぁとも思ったんです。
でも、日本語の検索には普通にひっかかりませんでした。
なので、英語検索したところ、【シビル・ハラスメント】は正式名称じゃなく、正しくは【Civil Harassment Restraining Order】であることがなんとなく判明。
グーグル翻訳で直訳したところ【市民虐待拘束命令】だったのですが、これではなんだかわからなく、更に追跡調査したところ、日本で言えばDVやストーカーなど、一般市民に対して(この部分がCivilなのかなと) 、なんらかの危害を加えると裁判所が判断した場合、接近禁止令を出すことができるという決まりがあると思うのですが、今回のドラマの内容から照らし合わせると、そのような決まりに基づいて、訴訟において訴えられる側の弁護士が、訴える側の弁護士の行動を制御するのに、「自分の顧客が相手側の弁護士から嫌がらせを受けて被害を訴えている」と裁判所に申請して裁判所が妥当と判断した場合、例えば敷地内の半径何メートル以内に入ってはいけないとか、そういうお触れをだし、業務妨害を受ける可能性があるので、その前に対策を打てとチャックは言っていたのだと思います。
はい、ここまでが、【シビル・ハラスメント】についてのわたしの個人的な解説でした。合っているかどうかは不明です(笑)
海外ドラマ、非常に難しいですね。
言葉は翻訳はしてくれていますが、注釈は入れてくれませんので(笑)
どうせなら、【シビル・ハラスメント】とは言わずに、【接近禁止令】とか意訳でもしてくれれば、疑問に思わずにすんだのに・・と少しは思わずにいられませんが、訳すのも大変だし、訳してもらってる身で文句は言えないです(言ってるけど)。
※第8話の感想はこちら ↓ ↓
第9話では、引き続きチャックとジミーが、老人ホームの大型案件訴訟に臨みますが、2人でやるには行き詰まり、対策をチャックが提案するのですが、それが意外な方向に話が進んでしまったエピソードです。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
冒頭、前回のラストでチャックが外にいることを心配したけど、吉方向に進んでいてほっとしました。
お天気のいい日の外のベンチで2人で並んで座って穏やかな時間を過ごしている光景を観ることができるなんて・・。
そして、ジミー、本当に優しい。
一日の最後に、色々と頑張った自分をジミーの優しさが癒してくれる。
情緒不安定なお年頃なので、その優しさで泣きそうになる(笑)
そして、その優しさが後半の展開の切なさに拍車をかける。
一方、マイクは獣医から請け負った仕事をするのに、駐車場で男二名の真ん中に立っている。あれ?向って左の人なんか観たことある・・
『ウォーキング・デッド』のサイモンだわ(笑)
(ウォーキング・デッド、観てない人すみません)
シーズン9で盛り上がっている『ウォーキング・デッド』を観ずに『ベター・コール・ソウル』を観ていたので、相変わらずの、サイモン的な役柄だったにも関わらず、サイモンの俳優さんを観て、ウォーキング・デッドを思いだし、ニーガンを思い出し、サイモンを思い出すのに必死になり、マイクとサイモン(という名前ではなかったけど)のやり取りに全然集中できていなくて、細かいところは入ってこなかったけど、サイモンが調子に乗ってマイクにこてんぱんにやられているのだけはわかった。
しかもあの場所は、ウォルターがガスを狙っていたビルの屋上が向かい側にある例の駐車場だった(と思う)。
マイクは、一人でなんなく用心棒の仕事をこなしお金も受け取って、今は小遣い稼ぎ程度の仕事ですが最終的にはあんなことになるという、マイクの最後を思うと切ない感じですが、最大のネタバレを知っているという状況なので、あそこまでは何があっても大丈夫だという安心感が逆にある。
マイクが活躍する姿をずっと『ベター・コール・ソウル』では観られる(笑)
そして、話をジミーの案件に戻しますが、話が大きくなりすぎて2人では到底無理なので、HHMに助けを求めようというチャックからの提案を受け入れて、当然ジミーは自分の持ってきた案件だし弁護団に入るつもりでいたけど、お金と引き換えに弁護士としては手を引いて欲しいとまたもやハワードに断られてしまった。キムは当然、ハワードの判断は不当だと、訴えに行くけど、『君には関係ない』と一括されるも、ハワードも、良心の呵責に耐えられなかったんだろうなぁ・・。
キムに事情を説明してしまったし、キムもハワードにぶちぎれるジミーに会いに行ったけど本当のことを言えずに、帰ってしまった。
わたしはさすがに、今回のハワードの態度で何か裏があると思ったけど、誰かに言われるんじゃなくて、ジミー本人が黒幕に気づいたというのが一番切なかった。
しかも、そのことに気づいてショックを受けているジミーに対してのダメ押し。
チャック、理由がひどすぎるよ・・。
例えば、体育会系のパワハラ問題とか、最近話題ですが『自分の時代はそういう時代だったから』とか、自分は苦労したから楽な道を歩む人を許せないという気持ちで悪習を変えなかったり。
ジミーの歩んできた道が楽とは到底わたしには思えないのですが、時代が変わって、色々と方法が変わるじゃないですか。それこそ弁護士になるにしてもなんにしても、大変だったことが文明の進化で効率化されたりしてることで、自分の努力を否定された気になっちゃう人がいるんですよね。
車の免許取得にしても、昔はオートマがなかったから、それをやるしかなかったのにオートマ限定をバカにしたりする。そういう低レベルの話だったなんてショックすぎる。
それはそれ、これはこれじゃないですかっ。
うちの会社にもいるんですよ、昔大変だったことを何度もアピールする人。
パソコンがない時代は全部手書きで大変だっただの(かといって、パソコンを特に今以上に習得しようともしない)、景気のいい時代の話の忙しかった話をさも、自分がどれほどすごかったかの自慢に使う人。こっちは、パソコンの導入で人が減らされてその分大変だし、その景気のいい時代を知らなくて給料も安い中日々頑張ってるのに、それは認めない。
嫁姑問題もそんな感じだし、わたしの時は大変だったのに嫁が楽するのは許せないとか、要するに、時代と若さへの嫉妬。
そういう人が多く存在しているのは知っているけど、まさかチャックもそうだったなんて。ジミーのためにそういう人であってほしくなかった。
今回のタイトル『Pimento』は、スパイスの赤トウガラシの意味でつかわれる場合もありますが、日本でいうところのパプリカやピーマンを現す言葉でもあります。
ピメントのサンドイッチは果たして美味しいのかどうかは置いておいて、ピーマンやパプリカは、外側は鮮やかで綺麗な色だけど中身がない野菜(わたしはピーマン大好きですが)なので、そういう意味合いもあったのかなぁと思っています。
ジミーをpimentoと思っていたチャック。
本物じゃないなんてひどすぎる。
今までのジミーの献身や頑張りを思うとあんまりな結果に、言葉が出なかった。
ジミーは、中身がなくなんかないよ!!(涙)
前回、司法試験合格の報告をした際にあまり褒めてくれなかったのも、そういう事情だったんだね。本当は嫌だったってこと。
自分は、素晴らしい弁護士でみんなやジミーにあがめられ、ジミーには一生下働きの自分の下の存在【スリッピングジミー】であってほしいという心の現れだった。
この結果を考えると、司法試験を受けていることをチャックに言わなかったのは正解だった。そこから阻止されてたかもしれない。
寝る前に観たので、ジミーがあまりにもかわいそうでしばらく寝付けませんでした。
わたしは悔しい。
このことがきっかけで、荒れちゃうのかなぁ、ジミー。
それが、シナボンに繋がっちゃうのかなぁ・・。
そしたらチャックがすごく許せないです。
あまりに悲しく切ない結果に、今回乱文になってしまってすみませんでした。
というわけで、不安な気持ちのまま、最終話です。
それでは、また。
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