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ベター・コール・ソウル シーズン3 第2話『目撃者』 感想 ベター・コール・ソウルに(個人的な)救世主現る!

 今回は余談なし!!

テンション上がってるし、書きたいことたくさんあるから。

 

と思いましたが、余談を密かに楽しみにしてる読者さんがもしかしたら居るかもしれないので(あまり居ないような気はしてる)、少しだけ。

 

今回の原題は【Witness】邦題通り、文脈で【目撃者】という意味で使うこともありますが、代表的な意味は【証人】。

他には証拠、などの意味もありますが、証拠という意味で使われることは少ないようです。

字幕で海外ドラマを観ている人は頻繁に聞いている言葉に証拠という意味の【Evidence】があると思います。最近は日本でもビジネス用語としても定番化しつつある言葉だと思うのですが、証拠にはもう一つ【Proof】があり、力関係としては、

 

Proof ≧ Evidence

 

【Proof】は、絶対的な証拠で、【Evidence】は証拠というより、日本語的には根拠という意味合いが強い感じです。キムとチャックがジミーの件でやりあったエピソードでは、キムがチャックに【Evidence】という言葉を投げつけていて、字幕は証拠でしたが、実際は「事実だと言う根拠がない」的な意味だったと思われます。法律を扱った弁護士もののドラマもたーくさんありますし、『ベター・コール・ソウル』も法廷とかあんまり出てこないですが、一応弁護士が主人公のドラマなんで(笑)

【Witness】【Proof】【Evidence】も字幕派の方は、是非お見知りおきください。

 

 

※シーズン3第1話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

シーズン3第2話は、マイクが自分を追跡している人を追跡するエピソードと、引き続くメサ・ヴェルデの件でジミーにしつこく絡んでくるチャックのその後でした。

  

  ※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

せっかくシーズン3が始まったのに、1話のエピソードでテンションだだ下がりだったんです。チャックの気持ちもわからなくないんです。でも、シーズン2を通してジミーに対するいじめをずっと見せられているような気持ちになっていて、シーズン3に入ったのに、相変わらずジミーを蹴落とすことに固執するチャックを観ていて、チャックの心の病、そして家庭環境に由来する家族間の揉め事ととはいえ、

いい年のおじさんが、いい年のおじさん(しかも実弟をいじめる姿はもう観たくない!

と、このままこれがずっと続くのであれば、視聴中断もやむを得ないと言う気持ちでした。

 

しかも、今回のエピソード冒頭では、マイクが無言でひたすらアルバカーキをずーっとドライブしていて、全然追跡者も見つからないし、何をしたいのかも不明だし、(いつ見ても、アルバカーキの空は綺麗)ぐらいの感想しか抱けなく、このままではレビューに書くことがないし、『ベター・コール・ソウル挫折のお知らせ』を書くことになってしまっているかもしれないと、マイクのドライブに全然集中していなかったら、

おや? まさか、あの看板と店構えは・・?

 

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

(注・昔、某ちゃんねるで流行った(?)顔文字です。検索して初めて使用(笑))

 

思わず、「ポヨスーーーーー(涙)」と声に出しました。

 

もしや、店内にはあのお方が? もし今回はお店だけで、本人のご登場は次回以降に引っ張ってくれても構わない。この段階で、あのニワトリ兄弟のマークが見られただけでも、わたしは満足だ!!

と思うぐらい嬉しかったです。

 

わたしが勝手に思う、Mr.ヴィンス・ギリガンさんの気持ちはこうです。

 

「本当は、チャックとジミーのことをもっとダークにしつこくやりたいけど、視聴者がそろそろこのやりとりに嫌気さしてきてる頃だから、ちょっと視聴者サービスしとかないと、まずいだろ。ここで緩和させとけば、チャックとジミーのゴタゴタへの意識も薄まる。これからも引き続きチャックとジミーのことはやっていきたいし」

 

って、考えたと思いました。

ギリガン氏の手のひらで転がされる単純な視聴者のわたしは、グッとドラマに惹きつけられる結果となってしまったわけです(笑)

 

更に、ジミーとキムが事務員を面接するシーン。これもよかった。

わたしはキム派なので直感派のジミーにイライラしましたが、いざ仕事をやってもらうと、彼女は今後不正とかがなければ、仕事に対して素直で察しはいいし応用も出来るし、同僚に欲しいぐらいの仕事ぶり

ああいう、直感派で要領のいいところがチャックをイライラさせるんだろうけど、別に兄弟だろうがなんだろうが嫌なら距離を置けばいい話。

でも、ジミーとキムはジミーのそういうところがきっかけでダメになるのかなぁとも思いました。

 

そして、エルネストがチャックの罠にひっかかり、ジミーを心配してキムに自白テープのことを相談しに行った件。

エルネスト、かわいそうすぎる・・。

チャックのことを気遣ってレコーダーの電池を替えてあげたのに、テープの一部を聞かされたうえ守秘義務のことで恫喝までされた。

そのことで思い詰めてキムに相談しに行く結果になったけど、彼は本当にジミーのことを心配してたから、チャックはジミーとエルネストの関係性を知ってて利用したんでしょう。

 

チャック、ジミーを潰すためなら自分を支えてくれる人まで利用しても構わないと言うのはあんまりじゃないですか? 

チャックはハワードと組んで家に探偵を常駐させて、エルネストからジミーにテープのことが伝わり、ジミーが家に襲撃してくるのをじっと1週間以上待った。

エルネストが1週間もずっと悩んでいたのかと思うと、なんの関係もないエルネストが不憫でならない・・

 

最初はテープの件を聞いて落ち込んでいたジミーが、ぶちギレてチャックの家に怒鳴り込みに行った訳ですが、チャックは自分の病気を利用し、ジミーの心を利用し、関係のないエルネストや、費用の件でハワードまで巻き込んだ。

キムは、チャックの目的がわからないと言っていたけど、目的はひとつしかないんだよ。

ジミーを傷つけるため。

これしかなくないですか?

チャックもジミーも両方かわいそうです。

特に、チャックみたいな人生を歩みたくないとものすごく思ってしまう。

近しい感じの人が身近にいるので。

 

キムに「久々にチャックが自分を憎んでいない瞬間があった」と静かに嬉しそうに語ったジミーが、あれは演技だと気付いた瞬間のショックを思うとやりきれないです。

今回のことで、ジミーは、不法侵入と暴行と窃盗の現行犯で逮捕ですかね?

チャックは満足するし、チャックをおとなしくさせるためにハワードもそれに協力するでしょう。

もう兄弟ともどもお互い解放されて欲しいし、わたしもこの件からは本当に解放されたい。

 

ハワードといえば余談ですが、運動神経悪いキャラ面白かったです(笑)

あれが、わざとだとすると、オフの時はすごくいい人そう。

別に役柄も悪い人だとは思ってないですが、チャックのことはクビにして独り立ちしたほうがいいよ。兄弟げんかに巻き込まれて時間取られてるし、チャックがいなくてもきっと大丈夫だよ。このままだと、碌なことないよ。

 

それでは、話をポヨスに戻します!

 

マイクに頼まれて、ジミーがポヨスに潜入捜査。

ものすごく素人仕事の張り込みをするジミーを、あのお方が見逃すはずもなく・・。

そして、マイクとジミーが話していたのもしっかり見ていたはず。

 

ちょっと話がそれますが、ジミーが頼んでいた【Pollos Classic】。

その全貌を見せてくれませんでしたが、どんな感じなのか見たかった。

わたしの予想では、日本で有名なアメリカのフライドチキンチェーンK●Cのものより、皮はちょっと厚めで固く、味はケバブみたいなスパイシーな味付けのチキンなんじゃないかと思っています。

わたしは初回はソースなしで頂きたいですね!(笑)

 

遠目に、ぼんやりしたシルエットが現れて、ようやっとご尊顔を拝見できた瞬間、前回まで嫌気がさしていたチャックのジミーいじめの終止符だけを願っていたわたしの前に神さまが現れたような気持ちでした(大げさ)

ちょっと泣きそうになったほどです。

人が宗教にハマる瞬間ってこういう感じなんだろうなって(笑)

 

とにかく、ブレイキング・バッド一番の推しだったガス・フリングがシーズン3序盤で唐突に登場。

わたしの『ベター・コール・ソウル』視聴が急に華やぎました(笑)

 

 

道路の真ん中にあんな風に劇的な感じで、電話を置いておくのきっとガスですよね。

 

ガスはマイクとトゥコたちの諍いを知って、マイクを調査していたのですかねぇ。

ヘクター暗殺を阻止していたのも、ナチョじゃなくてガスの仲間だったのかな。

マイクにヘクターを簡単に殺られてしまっては、自分の復讐も果たせなくなるし。

 

第3話は、ガスとマイクが直で会うシーンが見られるといいけど、一回やったからいいと思って、ジミーとマイクのゴタゴタ中心のエピソードかなぁ。やだなぁ・・。

それはもうこの際、1/3ぐらいか、いっそお休みの回を差し込んでもらって、せっかく出てきたガス・フリングを堪能させてください。

ガスがいつ出てくるのか待ち望みながら、21話も観たんだから!

頼む!!

 

うーーーー・・・諦めかけてた『ベター・コール・ソウル』にガスが出てきてくれて、本当にわたしは嬉しい(涙)今回はこればっかりで、しつこくてすみません。

 

この嬉しい気持ちを聞いていただいて、助かります。

ありがとうございました!!

 

というわけで、また次回のレビューでお会いしましょう。

それでは、また!

 

 

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