唐突ですが、わたしは黄色が好きなんで、ジミーの乗っている車が可愛いと思っています。
『ブレイキング・バッド』の時も、キャストの乗っている車の調査をしていたわたしですが、ジミーの乗っている車も当然調査。
『ベター・コール・ソウル』の調査では、『ブレイキング・バッド』よりも明らかに情報量が少なく、調査に難航するという事態に第3話目にして陥っていますが、英語が堪能であればすぐわかるであろうことなんですが(英語だったら多分ページがたくさんあるし、訳す手間が省ける)、日本語しかできないとしても時間さえかければ大丈夫です(笑)
そして、ファンの方はもうご存知かもしれませんが、ジミーの乗っている黄色の車は、日本車、スズキの車で、【カルタス】という車の名前でした。
トヨタ車が海外ドラマや洋画に出てくるのはけっこうあると思うのですが、スズキの車が使われることって珍しい(ような気がする)。
しかも、スズキって軽のイメージがあると思うのですが、軽じゃない小型車も作っていたのだなーという気持ちとともに、ウィキペディアを見るとわたしより上の世代の方たちが詳しそうです。初代は1983年に発売。父親は車好きだったので知ってるかも。
俳優の舘ひろしさんがCMに起用され、【オレ・タチ、カルタス】というキャッチコピーが有名になったとも書いてありました。
ジミーの乗っているのはカルタスでも『Esteem(エスティーム)』という種類のようなので、写真を見るとカルタスの三代目の車のようです。
スズキの小型車は、スズキは軽というイメージの強い日本よりも海外で人気を博したようですね。
Suzuki Esteem - Wikipedia(英語のページです)
『ブレイキング・バッド』でスカイラーの乗っていた車のクライスラーのジープ・グランドワゴニアにも赤はないようですし、ジミーの車もあえて、あの黄色と、黄土色(?)のツートンカラーに塗り替えられているんだと思います。
ベター・コール・ソウルのポスターでも、黄色が使われているものもあったし、今は地味な普通のスーツを着ているジミーが、派手なシャツにネクタイを締めだして【ソウル】を名乗り出すまでの過程を現すテーマカラーが黄色なのかなー。
って、黄色に文字色を変更しているところ、きちんと見えてますか?
わたしはよく見えないんですけど(笑)
※第2話の感想はこちら ↓ ↓
第3話では、トゥコの手下のギャングのナチョから、成功したら分け前を渡すという条件で、横領夫婦が隠し持っているお金を奪うための協力を持ちかけられたジミーが、良心との狭間で葛藤するエピソードです。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
若き日のジミー、髪の毛ふさふさだったなぁ・・。
チャックに言っている内容の言葉も、なんとなくジェシーを思い出す感じ。
ジミー役のボブ・オデンカーク、演じ分け上手いです。
前回、チャックとの関係性について妄想していましたが、なんとなく予想通り。
っていうか、今までの感じからすると他にないから、やっぱりそうだよなっていう感じです。
優秀な兄は大事に育てられて、出来の悪い弟には愛情が手薄になりやんちゃな方向に走ってしまったっていう、あるあるファミリーっぽいけど、髪の毛に関しては、今ぐらいの量のほうが好きです(笑)
弁護士としてバリバリ働いていた時代の、トランプ大統領みたいな髪型をしたチャックが、留置場(?)に拘留され手錠をかけられている弟、ジミーの元へ登場。
やっと、このふたりがはっきり兄弟だっていう明確なシーン(笑)
第3話まで、引っ張るような話でもなかったとは思うけど、それでもわかってよかった。曖昧だとなんかもやもやするし。
そして、全然関係ないんですが、James(ジェームス)がJimmy(ジミー)なのも、なんとなく個人的に納得してなかったんだけど、Carles(チャールズ)がChuck(チャック)なの!?
わからない、アメリカの名前の変遷、全然わからない(笑)
とにかく、この冒頭のシーンで、【兄のおかけで今のジミーがある】っていう伏線の回収にはなったと思うのでよかったですが、ビシッと決めたチャックは別人でしたね。
わたしは、弁護士を頼むことになって、ジミーとトランプの髪型のチャックが2人現れて、どっちか選べと言われたら秒でチャックを選びますね。
ジミーはいい人だけど、同じお金出すなら勝ちたいもん(笑)
なんとか、ナチョの魔の手から、横領夫婦(とその子ども)を守ろうと奮闘するジミーが切ない回ではありましたが、今回、タイトルは『ナチョ』でしたけど、『マイク』が印象に残るエピソードでした。
やっぱり、マイクはなんの仕事していても公平で、冷静で私情をあまり挟まないところが好きです。ブレイキング・バッドの時も、だからこその人を見る目があるところが好きだった。
人の好き嫌いが人間関係に反映するのが普通だけど、マイクにはあまりそういうところがない。
ソウルとのシールのやり取りでも、融通は絶対きかせないし、ああいう時に『めんどくさいから見逃す』とか、『いつもの人だから通っていい』とかは簡単にできるんだけど、それをしないところがいいです。
余談になりますが、わたし自身、外食とかで気に入ったところがあると、そこにしか行かなくなって、「お前、また来たのか!」レベルで、頻繁に同じところに通ってしまうクセがあるんですけど、[常連さんがお店の人と慣れあっているお店がそもそも苦手で、過剰なサービスはいらないので、ずっと通っていても適度な距離感を保って欲しいと思うタイプなので、マイクみたいな人によって態度を変えない接客業の人すっごくいいですよね!(笑)
正直、何度も何度も何度も来るお客を、お店側はどう思っているのか・・。
ちなみに、飲まないので飲んで騒いだり、普通に食事だとしても食べたあともずるずる長居したりはせずに、混んでいたら食べたらサーッと出るし、大声でおしゃべりしたりもしないタイプです。通いたいので、極力お店には迷惑を掛けない方向で食事してます。イベント時には大き目にお金も落とすようにしていますが、こういう客をどう思っているのか、飲食接客業の人が居たら、教えて欲しいです(笑)
話をドラマに戻しますが、今回は駐車料金をきっちり払わないうえ逃げようとしたジミーに対し、駐車料金徴収員としての職務を全うしたばかりか、FBIの話を聞き、ジミーの味方をしたうえ、アドバイスまでした。
マイク、かっこいい~。痺れた。
やっぱり、好き。そして、何が言いたいかっていうと、早くガスと出会うところが観たい(笑)
あと、マイクのアドバイスを受けて、横領ファミリーをギャングから守ったジミーですが、弁護人としての立場としてなのかどうかわからないけど、ナチョの言うことをきちんと信じて疑わなかったという、一面も見せてくれました。
これ、立場の弱いお金のない犯罪者にとっては、素晴らしい弁護士としての素質だと思う。
横領夫婦の子どもたちの両親は公金横領という犯罪を犯したけど、やっぱりそれは罪なので、罪は償うべきだし、返せるお金は返したほうがいいと思う。
だけど、ギャングにお金を横取りされ、関係ない子どもが巻き込まれて命まで奪われるのはやっぱりあっちゃいけないことだと思うので、今回、ジミーは、「I'm not Hero」って言ってたけど、充分ヒーローだと思います。
ナチョに命を狙われるという、身の危険をわかっていなかったわけはないと思うので。
弁護士としての責任感から、どんどん悪の道に入っていくと思うと切なさが沸いてきてしまうのですが、なんかもうすごい好きです。ジミー(笑)
『ブレイキング・バッド』の時は、主人公に入れ込むというより、けっこう俯瞰で観てた感じだったのですが、『ベター・コール・ソウル』ではかなり主人公に感情移入をしてしまっている、ヤバい状態(笑)
3話目にしてこれで、果たして今後大丈夫なのか自分自身不安しかないんですけども・・。
というわけで、それでは、また。
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