ジミーのお兄さんが訴えている電磁波による身体の不調。
最近話題になっている【化学物質過敏症】のように、実際あるのかなぁと思って調べてみたらありました。【電磁(波)過敏症】。
※今から書くことは、下記サイトを中心に何個かサイトを見て書いたものです。
公害レベルの化学物質や、強力な電磁波を長期に浴びる場合は別として、この上記サイトのページによるとWHOの見解では、『日常生活レベルの電磁(波)と、本人の体調不良は起因しない』。
実験下において、体調に影響の出る電磁波を浴びている状態か、浴びていない状態かどうか、電磁(波)による症状を訴える本人は判別できていないという研究結果が出たことで、心因性によるところのものが大きいような感じで書かれていました。
しかし、こういった実験方法や調査に対し意義を唱える人も必ずいるもので、WHOの見解はまるっと信用することはできないと書かれていたサイトもありました。
人間の体には個人差があり様々な研究や実験ではたまたま結果は出なかったにしても、例外はないとも言い切れないと思うので、【本人がそう思っている】のであれば本人が納得のいくまで、不安因子を取り除くしかないのかなぁ・・と上記サイトを見ていて思いました。
健康界隈でよく問題になっている『電子レンジ』などのことも上記サイトには、科学的な理由を元に安全であることを書いていますが、【人間は本人が信じたい情報しか信じない生き物】なので、色々と難しい問題であるとは思います。
多分、ジミーのお兄さんみたいにこじらせてしまったら、どんなエビデンスも効果がない気がします。
色々な健康ブームや情報が毎年訪れては消えていく昨今だし、何か辛い出来事から逃避したいがために、本人が意図するとしないとに関わらず体調不良の原因を心が作り出してしまっている可能性も否定できません。
もし、それで心の平穏が保てるのなら、わたしは必ずしも悪いことではないと思ってしまう派です。
よく、芸能人が病気になってしまった時に手を出してしまう様々な民間療法も、ある意味、大金を払うことで死の恐怖を払しょくし、心の平穏を買っているのかなぁといつも思っていました。
もしわたしに大金があって、口のうまい人に言いくるめられてそれで心が安定したらお金を出してしまうかもしれない、縋ってしまうかもしれないので、気持ちはわかります。でも、わたしはそもそもお金がないので手は出せないし、カモにもされません(笑)
今後、自分の家族がジミーのお兄さん、チャックのような状態になってしまったら、明日すぐ何かのきっかけで全快というわけにはいかないと思うので、心の不安を取り除くお薬というのもこの世の中には存在しているし、彼にも多分こうなってしまった原因があるはずなので、そういうお薬の力を借りながら、じっくり本人と向き合うしか方法はないのかもしれません。
とにかく、ジミー、頑張れ。
※第3話の感想はこちら ↓ ↓
第4話では、ジミーが小悪党をしていた過去の手口をチラッと紹介しながら、【ジミー・マッギル】という名前を守るべく奮闘するジミーの様子が描かれました。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
冒頭、仲間と組んで小金を稼ぐジミーの様子が描かれましたが、その時に思いついたように名乗った【ソウル・グッドマン】という名前。
ジミーにとっては、【ソウル・グッドマン】という名前は、”そういう過去の自分”なんだなーとこの時思いました。
なので、大手事務所のハムリンに圧力を掛けられても、本名で弁護士の仕事をすることに固執するのは、偽名を使って小銭を稼いでいた過去の自分と決裂したいというジミーのこだわりであり、信念なんだと思いました。
自分勝手な正当性で『横領したお金は自分たちがもらって当然のお金なんだ』と信じて疑わない横領夫婦から、お金が欲しいのももちろんあったと思うけど、断りきれずに口止め料をもらってしまったジミー。
ナチョに色々言ってましたが、横領夫婦に身の危険を知らせたのはジミーだとナチョに疑われたまま(実際そうなんだけど)なので、今後もなんかしらのトラブルに遭うことは必至だと思います。
しかし、そのもらった口止め料を意外なことに使ったので驚きました!
前述しましたが、【ジミー・マッギル】としての弁護士活動を守るためです。
看板のロゴのフォントとか、敵の事務所の代表のハムリンをそっくりそのまま真似たファッションとか、さすがにふざけてて笑いましたが、ジミーならではの面白い宣戦布告だと思いました。
ハムリンはさすがに激怒して、判事(?)的な人に申し立てをしてジミーは看板の撤去を言い渡されますが、さすが【昔取った杵柄】は健在(笑)
テレビを使い、看板の撤去に抗議するていで、看板の撤去業者を命の危険から救うという筋書きで、一躍地元のヒーローに。
弁護士としての名前を売りつつ、テレビという媒体で顔を広め、更にはアメリカ人の好きなヒーローを演じたことで人柄の良さもアピールするというナイス作戦でした。
小さな町で、色物だとしても名前が売れたというのはかなり大きいと思います。
これで、ジミーには一過性かもしれませんが、仕事がじゃんじゃん入ってくるでしょう。
ただし、心配なのは、お兄ちゃんのチャックですね。
一躍時の人となったジミーが新聞に載り(しかも一面)、それをチャックに隠そうとしたジミーが『アルバカーキジャーナル』という地元新聞をチャックに渡さなかったことで、何かを察したチャックが、アルミシートを被りながら電磁波で溢れている外に出るという危険を犯しながら隣家から新聞を盗むという、一般の人から見たら奇行でしかない一部始終を住人から見られていたという事実が今後、どう影響するのか。
せっかく軌道に乗りそうなジミーの仕事の邪魔になると悲しい。
チャックは、電磁波に怯えたり電磁波を体に感じると体調が悪くなるだけで、弁護士としての能力や経験は充分にあると思うし、犯罪者に対する耐性や経験値もあると思うので、今後忙しくなるジミーの助けになるというのは予想していたことなのですが難しいのかな・・。
あと、ジミーのしてる金の時計は、【ソウル・グッドマン】時代に使っていたあの時計と同じものでしょうか。
郵便ポストに入れている時計が同じ色に見えました。
今後、ここまでして守ろうとした本名の【ジミー・マッギル】という名前を捨てて、【ソウル・グッドマン】として活動するに至るにはそれ相当の切ない理由があったのだろうという想像がつくわけなのですが、そのきっかけはなんだったんだろうなー・・。
とにかく、ここにきてアルバカーキという小さな街で名前を売ることに成功したジミーの今後がどうなるのか非常に楽しみでもあり、なにしろ、シナボンの前日譚を追っているわけなので、不安でもあります。
でも、絶対いい時もあったはずだから、それもちょこちょこ挟んで、お休み回をつくって欲しいと思います。
それでは、またー。
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