『アンブレラ・アカデミー』シーズン1第9話『変化』感想です。
今回のエピソード、ラストの方で流れていた曲『All Die Young』っていうんですよ・・。
第9話の感じだと、それもやむを得ないかなって感じだったと思うのですが、歌詞はともかく曲としてはいい感じの曲だと思うので、是非聞いてみてください。
ところで、23,500,000(二千三百五十万)分ってどのぐらいの時間か気になりませんでした?
わたし、ものすごく気になったんですよ(笑)
しかも、何十年もの時を、日常使う時間の単位でいえば下から二番目の【分】で現すのはなんでなんだろうなぁって。
ちなみに、秒だと掛ける60で、1,410,000,000(14億1千万)秒。
なんですけど、【秒】のほうが当たり前だけど数字的に増えるし、【分】で言うなら【秒】で言いません?
喋っている間に、1~2分増えるし、50万で切り捨てているってことは、年数を現したかったんだと思うんです。
なので【分】で言う意味がわからなかったのですが、ひとまず計算しますね。
23,500,000分/60分 391,666.666時間
ちなみに(666)という数字もキリスト教的に不吉な数字として扱われているらしいので、最初に割るであろう数字の60で割った時のこの(666)を示唆したかったのかなという気もしますが、とりあえず、(666)が不吉な理由はここでは割愛(笑)。
391,666時間/24時間 16,319.41666日
また小数点以下に(666)が出てきてしまいましたが、切り捨てて次に。
16,319日/365日 44年!!
№5、57歳! 思ってたより若い。
(注:ドラマ内では自称58歳です)
プラス10歳ぐらいのイメージでした。
最初から【44年】って言ってくれれば、わたしがこんな単純だけどめんどくさい計算しなくてすんですんだのに・・。
計算はしたけど、当たり前だけど結論は出ませんよね。
№5は時空を行き来しているから、生きている単位を分刻みで捉えているってことなのかなぁ。誰かそこのところ詳しくお願いします(笑)
第8話の感想はこちら
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン1第9話。 『Changes』
№3アリソンは、遅れて到着してきたほかのきょうだいたちに無残な状況で発見される。屋敷に戻った4人はグレースにアリソンを診せ、急所は外れていたためなんとか命だけは助けることができたが、彼女は声帯を激しく損傷していた。レナードと№7ヴァーニャは、レナードの別宅に向かう。ヴァーニャは「アリソンを殺す気はなかった」と訴え家に戻りたいと伝えるが、レナードはヴァーニャに家族の今までの仕打ちを話し思いとどまらせる。その後、レナードの鞄から、ハーグリーブス卿が『アンブレラ・アカデミー』のメンバーについて書いたノートを発見したヴァーニャは、レナードに今まで自分が操られていたことを知り、怒りを爆発させる。
ヘイゼルは『アンブレラ・アカデミー』の屋敷に向かっていた。№5と会い『黙示録』を止めたいと訴えるが、目標の【ハロルド・ジェンキンス】が死亡したことを知り、警官殺しの容疑がかかっている№2のため、証拠の銃を置いていく。
一旦自宅に戻ったヴァーニャは、アリソンからの優しいボイスメッセージを聞き、屋敷に戻るが、ヴァーニャの力のことをポゴから聞かされたルーサーは、他のきょうだいの反対を押し切りヴァーニャを遮音部屋に閉じ込める。
アグネスの元に戻ったヘイゼルは、アグネスがチャチャの手によって命の危険にさらされていることを知る。ヘイゼルとチャチャは攻防になるが、そんな2人の元にハンドラーが現れる。
そして、№5は長年パートナーだったドローレスに別れを告げる。
普段、完全字幕派なんですけど、№5とドローレスの別れのシーンの字幕がしっくりこなかったんで、英語字幕と吹替えで観てみました。
ちなみに吹替えの№5の声はものすごく少年チックで、№5のおっさん感がかなり損なわれていて、これじゃイメージ変わっちゃうなってなってしまったんですけど、これはこれで一定の需要がありそうな気もしました。そんなに悪くなかったです(笑)
更に、英語でなんて言っているか知りたくて文字起こしもしたので、都合20回ぐらい同じシーンを観ることになってすごい労力だったので、読者の方を巻き添えにしますね。
以下、№5との別れのやり取り(英語)。
わたしが訳すと意訳に意訳を重ねる形になってしまうので、みなさん好きに訳してください。
字に起こすとめちゃくちゃ切ないし、№5の語りが見れば見るほど愛情深くて・・。
Hey.
I bet it feels good to be back amongst your friends.
And It's Okay, you can...
Say it.
We always were an unlikely pair.
This isn't easy forme, Delores, and I...
I want you to know that I cherish every single minute.
I ever shared with you, all 23 and a half million of them.
A life time.
Now look at us we're lucky enough.
We get a second one.
...yeah. You are light.
I do have a lot of growing up to do.
I'll never forget you, Derores.
Excuseme miss.
Yeah.
Could you givie that mannequin something new to wear?
She likes sequins.
くそっ、見た目13歳のくせにっ!!!(涙)
エモーショナルで紳士的すぎる。
ドローレスがなんて返してたのかすごく気になるし、そこ、想像させるのずるい・・。
でも、【ハロルド・ジェンキンス】が死んだからと言って安心しすぎだと思うんですよね、№5。
本部は『黙示録』実行のために必要な人物として【ハロルド・ジェンキンスを守れ】と指令していた。
死んだからといって次の一手がないわけじゃない気がするんですよ。
ケネディの時だってそうだったでしょう?
№5はやらなかったけど、他の人がやったじゃないですか。
『歴史を変えることは許されない』から、ハンドラーが出てきちゃった。
ヘイゼルとアグネスのハッピーエンドを期待していたけど、そうそううまくいくはずもなかったですね。非常に残念です。
ところで、ヴァーニャ。
あんなに、彼は【ハロルド】なんかじゃない。
「レナードのこと愛しているっ!」ってアリソンに喚いて、なんとか命は助かったものの生死の境を彷徨わす怪我までさせておきながら、あっさりレナードのこと、無残に殺してびっくりした(笑)
子どもの時も、グレースが出てくるまでナニーのこと何人もあんな風にしていたら、ハーグリーブス卿が、薬やアリソンの力を使ったのも、仕方がない気がするんだよね。
むしろ、ヴァーニャにどうやったら母を与えられるか考えて、ヴァーニャの力に対抗できる最強お母さんグレースを作成したのは、やっぱり彼の愛ではないかと思うんだよ。
グレースがヴァーニャの力に対抗できることで、安心していたポゴとハーグリーブス卿を観てますますそう思った。
そして、訓練してもコントロールできない自分の手に余るパワーは、№7を不幸にすると結論づけたんだと思うし、実際気づかないほうが幸せだったと思う。
父として、将来普通に暮らしていってほしかったんじゃないかなぁ。
結果、愛は伝わらなかったわけだけど、レナードが殺した人も含めて、ヴァーニャの力関係ですでに殺害4名、プラス1名(アリソン)が未遂となっていることを考えると。
そして、ヴァーニャの力が再燃してしまうと、世界が滅びる『黙示録』に繋がるということも知っていたのかなと。
ルーサーもアリソンのことで動揺したんだと思うんだけど、いきなり閉じ込めるんではなくて、何故話し合ってきちんとヴァーニャの話を聞いてあげなかったんだ。
だから、ヴァーニャ、アラサーであんなにひねくれちゃったんだぞ!
ルーサー、ディエゴ、ヴァーニャは30歳の割にみんな子どもっぽい。
海外ドラマのチームものってだいたい意見割れるし、最終的には個人主義だからこういうこと起こりがちなんだよなぁ。
薬で抑えられることをヴァーニャ本人も知っているわけだし、本人も力を持て余しているんだから、話し合ってまた前みたいに薬飲んでもらえばよかったんだよ。
本人だって『自分は特別』ってことがわかっただけで、満足でしょ?
それが一番のコンプレックスだったんだし。
あそこは、黙ってアリソンに任せておけばよかったんだ。
ハーグリーブス卿も持て余したから仕方なかったけど、子どもの時に無音状態のところに閉じ込められたせいで、ヴァーニャが解離性障害っぽくなっちゃっているのに気づかなかったのは失策だったなぁ・・。
ほとんど喋らない子ども時代だったからなかなか難しかったと思う。
気づくまでもなく『ウワサを聞いたの』作戦やっちゃったから。
やる前に、様子見が必要だったのでは? と思うけど、後の祭りですよね。
今までは薬で抑えられていたのが、力が戻った→トラウマ部屋に閉じ込められたことで、トラウマ部屋での友達が出てきちゃってて、彼女が【ハロルド・ジェンキンス】の代わりになるんだと思うんです。
第七のラッパは終末への序章・・。
最終話のレビューでまたお会いしましょう。
それでは、また。
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