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【Netflix】『アンブレラ・アカデミー』シーズン2 第4話【マジェスティック12】『サソリとカエル』はベトナム寓話です。

Netflix『アンブレラ・アカデミー』シーズン2 エピソード4 感想です。

 

 クラウスのうろ覚え適当話、非常に面白いのですが、クラウスがアリソンに語った『サソリとカエル』のお話は、ベトナム戦争時代に流行った戦争の不条理を語ったベトナム寓話だそうで、子どもたちによく話されていたらしいです。

クラウスがデイヴと出会った頃に聞いたのかもしれないと思うと、いろんな意味で切なさが倍増します。

ベトナムの軍隊よりも、アメリカの軍隊の方がはるかに待遇がよかったらしいけど、命を書けている時点では同じだもんなぁ。

戦争の話はいつも気持ちがふさぐ。

 

というわけで『サソリとカエル』の件。

クラウスの話し方のせいで適当な話な感じがしますが、話の内容は大体合っていて、アリソンに伝えたかったことも言わんとしていることもわかる(ような気がする)。

 

あの話の全貌はこうです。

 

川岸に、向こう岸に渡りたいサソリ君が居て、そこにカエル君がやってきた。

 

サソリ「ねぇ、君、僕を背中に乗せて向こう岸まで渡ってくれないか」

カエル「断るよ。だって、君、その毒針で僕を刺すつもりだろ」

サソリ「それはないよ、渡っている途中で、君を刺したら僕も一緒に溺れて死んでしまうじゃないか、僕は向こう岸に渡りたいんだ」

カエル「それは最もだ、いいよ。君を乗せていくから背中に乗りなよ」

 

カエル君は、サソリ君を乗せて川を渡り、半分ほど来たところで、体に激しい痛みを感じた。

サソリ君は、カエル君を刺したのだった。

 

カエル「なんで、君、こうなることがわかっていながら僕を刺したの・・・?」

サソリ「わからない、自分でもよくわからないんだ、これがサソリの本能だからかもしれない・・」

 

そうして、カエル君とサソリ君は二人とも川に溺れてしまったのだった。

 

戦時において、敵のことは信用してはいけないということと、敵もこちらに恨みがあってああしているわけではないという悲しみや耐え忍ぶ意味を、戦時で苦しむ子どもたちにうやむやに話したのでこういう内容なのかもしれません。

答えがない話なので、クラウスのあのオチも致し方ないのです。

最初の値引き交渉のくだりはクラウスの蛇足で、意図がわからなくなってしまい、アリソンには響かなかったけど・・。

背景を知ると切ない。

 

ところでマジェスティック12】ありましたよー。

MJ-12 - Wikipedia

都市伝説のようなものですが、どうやらケネディ暗殺の首謀者説”もあるようで・・・。

あくまで、ケネディ暗殺に絡めて来るな、今回のアンブレラ・アカデミーは。

もちろん、メンバーにレジナルド・ハーグリーブスの名前はないです(笑)

ヒレンケッターは実在の人物っぽいですが、WikiによるとCIAの長官だったとか。

しかし、MJ-12の組織自体が実際あったのかどうかもあやふやであり、メンバーもだれが構成したものなのかわからないので、時代的なものもあり、ラノベが事実として広まってしまった的な話かもしれません。

 

信じるか信じないかは、あなた次第。

  

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アンブレラ・アカデミー シーズン2 エピソード4 『マジェスティック12』

The Umbrella Academy season2 episode 4 "The Majestic 12"

 

あらすじ(ネタバレ有)

 

フラッシュバック。

若い男女の夫婦がヘイゼルに殺された現場に、ハンドラーが現れる。

人の気配を感じ取ったハンドラーは、部屋の中で幼い少女を発見する。

連れ帰り、委員会でエージェントとしてその少女を育てあげる。

 

その少女はライラだった。

ライラとハンドラーは再会し、№5について話し合う。

ハンドラーはスウェーデン人を派遣したのは自分であり、№5を必ず守るようにライラに告げるが、ライラは不審がる。

 

ディエゴと№5の元に戻ったライラは№5がレジナルドの会社から持ってきた招待状に基づき、ディエゴと№5と共にパーティーに潜入することになる。

そのパーティーは、エリオットによるとMJ-12という謎の組織の集まりだった。

ディエゴはパーティーでライラと踊っているとその会場で、思わぬ人物を発見してしまう。

 

ヴァーニャは、ケガをしたルーサーの元に赴き、自分が世界滅亡の原因となったことを知り、№5の制止を振り切り、シシーの元に戻ることにする。

シシーは、ヴァーニャにそばに居てほしいといい、二人で家を出ようと伝える。

その様子を見ていたシシーの息子のハーランは家を飛び出し、二人は捜索する。

ヴァーニャは覚醒し、湖の底に溺れているハーランを発見し、ハーランを命を吹き返す。

 

クラウスはデイヴを尾行し、軍に志願しないように説得していると、デイヴの叔父が現れ追い払われてしまう。

自宅に戻ると信者が集まっており、アリソンの元に逃げるクラウス。

アリソンは依然レイを探し続けていたが、やっと発見したレイはアリソンを拒絶した。

 

わざと賭け試合に負けたルーサーの元にアリソンが現れ、少し話ができるがジャック・ルビーと決裂し家を追い出される。

行くところがなくなったルーサーはエリオットの元を訪ねる。

快く迎えてくれたエリオットとルーサーは、笑気ガスでハイになる。

 


 

だんだん、面白くなってきたー!!

 

ルーサーは超めんどくさいとは思うけど、レイモンドに言わせれば捨て犬みたいだし、アリソンが大事すぎる。

人生の全てがアリソンだ(笑)

見てると、めんどくさくてイライラするんだけどどうしても嫌いになれない。

やけ食いしてたら、最愛の人が登場し、やけ食いをみっともないと判断して、食べていたものを吐き出し、急にハグされて驚いて洋服に油を付けないようにしている姿、あざとかった・・・。

アリソンもそのことはわかっているからこそ、大人っぽい対応にしてるしな。

二人の微妙な距離感の会話、むずむずするわー。

 

長女アリソン、姉が欲しかったわたしには理想の姉。

なのに、みんなアリソンを困らせるのやめてあげてください、むしろ助けてあげてほしいよー。

ルーサーは、強固に意思を貫いたチィ兄ちゃんになれるのか、それともあんちゃんスタイルで終わってしまうのか・・(注:若い人にはわからない往年の日本のドラマ『ひとつ屋根の下』の話をしています。)

『ひとつ屋根の下』は大人になってから観たんですけど、あんちゃんは(たぶん)小雪のこと好きじゃなかったからちょっと話は違うけど、やっぱりあんちゃんと結ばれるほうがまとまりはよかったと思うから、ルーサーもハッピーエンドを迎えてほしい。

アリソンももみんなのところに帰ってくるんだ。

 

ディエゴ君は、今回シーズン2でマザコンだけじゃなくファザコンもこじらせていることが判明しましたが、あんな遠目で大好きなお母さんを発見するなんてさすがですね。

レジナルドの妻がシーズン1で登場したシーンでは、もう余命いくばくもない姿であったため、若い時の姿がグレースだと思わなかったなー。

 

あと、ライラは委員会が両親のこと殺したことたぶん知らないんだろうな。

なんかラプンツェルみたいですよね、ライラの状態。

 

アンブレラ・アカデミーのみんな!

レジナルドは、最愛の人を君たちの母にしたんだぞ。

彼が粗末に扱っていたわけないじゃないか。 

 

クラウスなんとか踏ん張ってますね・・。

切ないけど、頑張ってほしい。

禁酒3年も頑張ってたんだって思いました。

滅亡が先に来てしまったらいずれにしてもアウトなんだけど、今のところクラウスはみんな集まってきてること知らないのかな。

 

最後にヴァーニャの件なのですが、ヴァーニャってあんなこともできるの?(笑)

本気になれば死人を生き返らせたりすることもできるんだったら、やっぱり、ヴァーニャが滅亡の原因なのかなと思ってしまった。

アリソンが死ななかったのも、声が戻ったのも、黙らせたかっただけなんだと思ってしまった。

せっかく№5がうやむやにしたのに、ルーサーがあっさり滅亡の原因をあっさり話したのには驚いたけど、そういう7人の繊細と鈍感のバランスが好きだわ(笑)

 

 

次でちょうどエピソード真ん中なので、そろそろ全員が集まっているところが見たいところです。

 

アンブレラ・アカデミーのレビュー、いつもよりちょっと長いよ!(笑)

 

とご指摘を受けたので、まだまだ書きたいこともありますが、今回はこの辺で・・。

 

あと、ストレスMAXなので、わたしにも笑気ガス的なものください。

 

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