1話が25分前後と短い
ちょっとした空き時間に観られます。
わたしは、タブレットにダウンロード保存して通勤中などにオフラインで主に観ていました。(もちろんスマホにもダウンロードできる)
話の内容自体も割と軽いので、短いうえに10分だけ見て途中でやめる、再開なども自由自在でした。
家で落ち着いてテレビの前でドラマを観るという概念をいい意味で取っ払ってくれました。
犯罪者やFBIが出ない。人が病気や寿命以外で死なない
いやー、意外とないんですよ(笑)海外ドラマでいい意味で緊張感のない現代劇。
重すぎず、コメディすぎずっていう。
だいたい面白いものは、警察か、弁護士か、刑務所か、病院、人を殺すか殺されるか、殺し合いをするか、人を殺して食べるか、ゾンビや、地球外生命体や、特殊能力者らが街を破壊するかで。恋愛ものをあまり見ないので、こういう自分の知らない『お仕事ドラマ』的なものは貴重でした。
キャストの平均年齢がかなり高い
若くて元気いっぱいで、はしゃいでてキャーキャー言ってるのは、若いときから苦手です(笑)
オーケストラが舞台でベテラン奏者が多いので、初老を通り越した人も団員に多く、平均年齢がかなり高めなところがよかったです。
その世界では成功した人たちの集まりなので、プライドが高く個性的な人ばかりでそれぞれにキャラが立っていて見ていて飽きないし、おじいさん同士のくだらないけんかとか、やんちゃな感じ最高に大好きなんですよね(笑)
それにわたし、老け専なんです。青年と初老が並んでいたら、食い気味に初老を選ぶんで、楽器を弾く初老の方たちを観ているのも個人的に幸福でした(笑)
そして、平均年齢が高いのでいい意味で大人っぽい人間関係です。
楽団員が、よく「この楽団は自分の家族だ、故郷だ」というのですが、家族ってつかず離れずの距離感が一番いいと思うので、そういう雰囲気が出ていたと思います。
ついでに、主人公とメインキャストを紹介
大好きすぎる『マエストロ・ロドリゴ』の紹介は暑苦しくなりそうなので後にして、まずは主人公と脇を固めるメインキャストの紹介をさせてください。
記事紹介の順番を間違えたような気もしますが、このままいきますね(笑)
まずは夢を追う26歳の女性若手オーボエ奏者ヘイリー。一流奏者になりたくてもがく、アメリカドラマあるあるな感じの設定です。
主人公のいいところは、美人で可愛いけど女優なのにちょっとがっちりしていて、話がすすむごとにどんどんちょっとぽっちゃりしていって親近感が湧く(笑)
笑顔が素敵ないい子です。笑い方がすごく可愛い。
ヘイリーに親切にしてくれる、恋多き女美人チェロ奏者シンシア。
夫が残した楽団の経営に、日々頭を悩ます楽団の理事のグロリア。
そして、マエストロ・ロドリゴの前任者のマエストロのトーマス。
このトーマスが大好き(笑)やんちゃで豪傑な憎めないおじいさん。
別にいい人ってわけじゃないけど、悪い人ってわけでもない。
すごい面白いおじさんです。成功した天才音楽家って感じの人です。
シーズンが進むごとに味が出てよくなってきます。
このあたりが、主要メンバーでしょうか。ほかにもいい脇役はたくさん出てきますがダメな人は出てくるけど、根っからのクズとか性悪とかのキャラが出てこない。
悪役的な人は出てきますが心底悪役ってほどでもない。
いい人しか出てこないフィクション作品、意外だと思いますが大好きなんですよ(笑)
そういった意味でもすごい好きな作品でした。
クラシック音楽演奏家の話なので、音楽に癒される
クラシックは全然わかりません。
クラシック知識に関しては、ほとんどないと言って等しい。
オーケストラの楽器の名前と作曲家の大まかな名前がだいたいわかるぐらいですかねー(笑)
一時期ショパンが好きで、よく聞いていたことがあったけど、曲名はほとんど知らないし(交響曲第〇番とかで覚えられない)、生でオーケストラを本格的に聞いたこともないのですが、劇場の雰囲気とかやっぱり好きです。劇場ラブ。
わたしは移動中に観ることが多かったのでイヤホンで観ていましたが、すごく臨場感があってよかったし、クラシック音楽、素直に気持ちが落ち着く。
シーズン3の主な舞台はイタリアで、女性オペラ歌手のエピソード中心なので、オペラがとにかく素晴らしかったです。
耳にダイレクトに入り込むオペラの調べ。
生きているうちに一度ぐらいは生で聴いてみたくなりました。
あと、短い時間のドラマながら、毎回エンディング曲を変えていました。
全部が全部違うかはちょっと定かではないのですが、わたしが聞いた限りでは毎回違うような気がしました(笑)
ドラマが短いのにエンディングの曲にかける時間が多めで、その時のエピソードによってドラマ内で使われている曲がフルでかかっていたりしていたようです。
さすが音楽ドラマ。音楽好きの方はそれを楽しみにされてもいいと思います。
マエストロ・ロドリゴが魅力的すぎる
最後に、彼への熱い思いをぶちまけたいと思います(笑)
音楽に身を捧げ、家族と故郷をこよなく愛する、まさに愛に生きるラテンなメキシコ男、マエストロ・ロドリゴ。
魅力的な性格もさることながら、ここからはかなり個人的な意見で申し訳ないのですが、ルックスが好きすぎた。
わたし、ちょっと変わった好みを持っていて、小柄な男性にすごく魅力を感じてしまう癖がありまして。
小柄だったら誰でもいいってわけではもちろんないのですが、がっちりしていて長身よりは断然好きなのです。
そんな周りの長身の女優さんより小柄で華奢なスタイルに、丁度いい年齢と、好みすぎる顔面。
ロドリゴの中の人のこの顔面をもってすれば、美人女優ナタリー・ポートマンとも付き合える(Wikipedeliaより)わけですよ。
この写真も充分かっこいいですが、動くロドリゴを見てほしい!
笑うロドリゴ、喋るロドリゴ、指揮するロドリゴ、演奏するロドリゴ、愛を語るロドリゴ、ぜーんぶ素敵。
ロドリゴを演じる俳優さんが何か国語もできる(らしい)ので、土地や相手によって話す言葉を変えるのもいいし、ちょっと変人ですが、そこも含めて魅力。犬好きのわたしは、犬のようだと思って見ていました(笑)
個人的にすごく好きだったのは、シーズン2の第6話で、ロドリゴが主人公の女性を伴って実家に帰るエピソードです。
メキシコの景色もロドリゴもすっごく素敵で、3回観ちゃいました(笑)
あとはシーズン4。
恋に浮かれ、そして悩むラテン男を見てくれ!
シーズン4までずっと観てきたからこそ、この200%の愛情表現がぐっとくる(笑)
シーズン4では日本も舞台になっていて、メインキャストが来日していたんですよー。
くそーっ、ひとめ生で見たかったっっ!
わたしの大好きな『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』のメンバーが日本で息してるーっっ!
ロドリゴも、トーマスも、グロリアもいるーっ!!
メイン日本人は、マシ・オカさんなんですが、日本で活躍している俳優さんや女優さんもけっこう出演していまして、名前を存じ上げている方では、原田美枝子さんと加瀬亮くん、寺田農さんや、長谷川初範さんは確認。
中でも原田美枝子さんは本当にお綺麗でしたし、今までの海外ドラマに出てくる『変な日本』よりは、日本でロケしていることもあり、変なところがなかったとは言いませんがはるかに日本らしく、日本に対するリスペクトや愛を感じて、日本人として素直に嬉しい気持ちでした。
調べたところによると、ロケ地は、東京、札幌などだったようです。
海外ドラマのロケ地が身近にあるなんてことはめったにあることでもないので、聖地巡礼に行きたいぐらいです。
日本が舞台のストーリーはちょっと、もったりしていましたが、そこは日本が舞台とのことで忖度です(笑)
ここまで、モーツァルト・イン・ザ・ジャングルについて色々書きましたが、この記事で少しでも、このドラマに興味を持ってくれた方にお知らせなのですが、Amazonが作った日本人向けの予告版はあまりよくないし、このドラマを表現していない感じがしたので、見ないほうがいいと思います。
正直(そんな感じじゃなかったけど・・)って思いました。
シーズン4ラストは、ロドリゴの愛にちょっとうるっとして終わりましたが、(え?これで終わり)という感じだったので、今のところシーズン4までしか配信されていませんが、かなり中途半端な気もしたので、amazonさん、ぜひ続編の制作をお願いします!
ロドリゴをまた観たいーーー(笑)
最後に、音楽に身も心も人生も捧げた人たちの様々な群像劇。
すごく楽しい時間でした。
クラシックに興味がない方でも楽しめると思います!
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