それまで、特に特撮やヒーローものに興味がなかったわたしが突如マーベルにドはまりしてから5年・・・。
え、5年!? 5年も経ってるの!?
時の流れ早すぎない!?
というのはともかくとして、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)と呼ばれている映画の第1作目『アイアンマン』が公開されたのが2008年なのでそこからのファンの方は14年追っているわけです。
もう、ライフワークですね。
わたし自身はマーベルの好きな作品は何度か観たりもしたけど、何周も同じ作品観ているわけでもないし考察とかできるほどの知識も持ち合わせてないライト勢だし、カメオ出演とかオマージュとか全然わからないし『アベンジャーズ:エンドゲーム』以降はドラマも絡んできてわけわからなくなってるうえ、全部の作品を観てない。
特にドラマは「LOKI」の世界観についていけず途中挫折してるし、『ムーンナイト』も『ミズ・マーベル』も全部観てません。
映画も配信待ちして劇場に観に行かなった作品もあるしでっていう状況で、最近ようやっとAmazonに『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』が来たので観たっていう感じで、全然ファンと名乗るのもおこがましい感じなんですけど。
それでも「マーベルってどれから観ればいいの?」という質問をたまに頂くことがあるんです。
いつもは、こんな感じで答えてます。
「どれから観ればっていうのは非常に難しいところではあるんだけど、入門としてはどことも繋がってない単体のやつ、あ、わたし自身はガーディアンズ(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)から入ったんで、なのでガーディアンズとかはすごくお勧めで、あとはアントマンはどこともかぶってないし作品としても面白いのでそのあたりとか。あ、でも、意表をついてデッドプールとかもいいかも。 あー、やっぱり時系列がわかりやすいのか? うーん、時系列といっても時間軸なのか公開順なのかってところもあるし、やっぱりマーベルの映画自体アイアンマンからアイアンマンまでの物語で一回終わってるので、やっぱりアイアンマン(アイアンマン1)からなのかなぁ・・・でもわたしは好きだけどアイアンマンがハマらないともったいないしー」
っていう初心者には難しい、混乱を生み出す話をする流れになってしまうため、マーベル沼への誘いを逃している可能性があります。
わたしに布教のスキルがあれば…と何度思ったことか(涙)
でもMARVEL観たことない人が思っているほど、マーベルは複雑じゃないんです!
本当です!!
ファンとしてはだらしないライト勢のわたしでもついていけるぐらいなんですっ!
突然質問を振られると動揺して上記のような話の2割ぐらいしか耳に入らないことしか言えない感じになってしまうので、マーベル観たことない人にしたら(やっぱりマーベルってめんどくさいんだな・・・やめとこ)ってなるじゃないですか。
今までわたしがいけなかった。
なので、今後この質問をされたときに明確に答えられるように自分自身の中にあるマーベル作品とも向き合って「マーベルってどれから観ればいいの?」に対する自分なりの答えを出していきたいと思いますのでお付き合いください。
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というわけで、すごい考えていて。
古い作品ももちろんいいのですが初めてということであれば作品として
・なんの知識もなくてもそれなりに楽しめる
・マーベル感を味わってほしい
・他の作品も観たくなる
ということを重点に作品を選別していました。
『アベンジャーズ』系はたくさんの作品を観ないとわからないキャラクターがたくさん出ているためそれ系は除外。
単体で他と繋がっていない作品でも上記にあげた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』(2017)は最高です。
他にも公開された段階では他と繋がっていなかった『アントマン』(2015)、『ドクター・ストレンジ』(2016)、未だに繋がっていない『デッドプール』(2016&2018)や『ヴェノム』(2018&2021)などがあるにはある(ヴェノムは今後わからない)のですが、ガーディアンズやアントマンは他のアベンジャーズ系の作品とは若干毛色が違うし、デップーやヴェノムも全然違うし、初心者であればマーベルのシンプルなヒーロー映画感を味わってほしいということで色々考えぬいた結果、たどり着いた結論が『ブラックパンサー』です。
マーベルファンそれぞれに思い入れもあるかと思うので異論はあるかと思うのですが、以下の理由で『ブラックパンサー』かなーと。
というわけで、ここからは『ブラックパンサー』を全力リコメンドさせて頂きたいと思います!
アカデミー賞の【作品賞】にノミネートされている
いまだにいろいろなしがらみを毎年感じずにはいられないアカデミー賞の作品賞にアメリカでは若干地位の低いヒーロー映画として初めてノミネートされた作品です。
受賞は今までの傾向からさすがに無理だとは思いましたが、ノミネートにも納得の出来ですし、すごく価値のあることだと思います。
ちなみに作品賞は逃しましたが、作曲賞と、美術賞と衣装デザイン賞は受賞しており、ほんとうに観て頂ければこの三部門の受賞も納得していただけるはず。
特に衣装は秀逸です。
『ブラックパンサー』はアフリカの架空の国ワカンダという国が舞台の映画ですが、ワカンダの風景の美しさとワカンダ国民の纏う衣装や女性兵士の着ている鎧などとにかく美で見応えがすごいです。
本音をいえば観る前は全く食指が動いていなかった『ブラックパンサー』だったのですが、劇場にリピート鑑賞に行くぐらい大感動でした。
マーベルらしさも存分に味わえ、作品としての完成度も素晴らしい。
キャストは海外ドラマファンにはおなじみ『ウォーキング・デッド』のミショーン演じる、ダナイ・グリラがワカンダの兵士オコエとして『9-1-1:LA救命最前線』のアシーナを演じるアンジェラ・バセットがワカンダの女王として出演しています。
正直、ワカンダの中でのオコエはすごく生き生きとしていて、わたしの中ではもうミショーンではなくオコエになりました(笑)
他の作品を観たくなったときに非常に重要な作品
まぁ、ほかの作品への繋がりが少ないといっても、マーベル民としてはほかの作品も観てほしいじゃないですか(笑)
『ブラックパンサー』にはうっすら「この人は誰? なんでこんなことに?」っていう知らなくても全然楽しめるけど、知ってたらよくわかる話があって、さらにいうとこのあとのアベンジャーズの山場『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』を観るのには絶対に必要な作品なんです。
インフィニティー・ウォーは『ブラックパンサー』の後の作品なので、インフィニティー・ウォーは観てなくても『ブラックパンサー』は楽しめますが、『ブラックパンサー』を観ずして、MCUのフェーズ1(アベンジャーズエンドゲームまで)は終われないんです!!
ちなみにこの作品に出てる繋がり人物は、ウィンター・ソルジャーというキャラクターでイケメンと呼び声の高いセバスチャン・スタンが演じています。
キャプテン・アメリカと深く関係する人物となりますが、知らなくてもこの段階では大丈夫です。
※呪術の魔女ちゃんが推してる
次作が今年控えている
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』2022年11月公開!
ワカンダの陛下を演じたチャドウィック・ボーズマンは2年前に43才の若さで他界。
病気を最後まで隠して撮影していたとのことで、彼の死後が報道されたあと彼の遺した数々の言葉がわたしをはじめ、たくさんの人の心を打ったと思います。
温厚で物静かな感じで、わたしの中では永遠のワカンダの陛下。
ワカンダの陛下を失ったなか、次作がどうなるのか? というのは気になるところではありましたが、続編の監督も元々『ブラックパンサー』の監督であり、チャドへの感謝とリスペクトがふんだんに盛り込まれているであろうことは難なく想像できますし、元々ワカンダは国軍のメンバーが女性だったりと強い女性が描かれている作品ではありましたが、予告を見る限りでは陛下の母であり、女王のアンジェラ・バセットが頑張ってます(笑)
女性中心の作品となりそうなところも同じ女としては期待大。
陛下のその後を見るためにも絶対に観に行くつもりではありますし、これから観る人にも次作がすぐ控えているというのは楽しみもありいいと思いした。
MCUマラソンを決行したいと思ったとしても、頑張れば1か月半ぐらいあるので(2022.9現在)なんとか今までの概要をつかむことはできるとは思いますし、ワカンダのことだけ知りたいというのであれば『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』だけ観ればなんとかなるような気はする(?)
長々とお送りさせて頂きましたが、
「マーベルどれから観ればいいの?」の問いには、
「とりあえず、ブラックパンサーがいいと思う! 気に入ったら他のも観ればいいし、何か聞きたいことあったら聞いて!」
という答えでまとめることになりました!!
最適解ではないでしょうか?
どうでしょうか。マーベルファンの皆様。
MARVEL初心者の方も、そうはいっても映画やドラマだし、娯楽作品ではあります。
気負わずにぜひ気軽に観てくださいー。
追えなかったとしても大した問題じゃないです。
わたしはDCもMARVELも海外ドラマもなんでもかんでも観散らかしてますよ!(笑)
ということで、それではまたー。
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※アベンジャーズシリーズで一番好きなのはウルトロン