韓国ゾンビ『新感染 ファイナル・エクスプレス』(日本公開:2017年)huluで視聴しました。
いやー、ゾンビウィルスといえばコロナパンデミックも三年目。
わたしもワクチン三回目でかなりしんどい思いをしたのでワクチンもこれで打ち止めにしてほしいと思っているのですが毎日の感染者数千人ももうみんな何とも思わなくなってきて電車も超混んでます。
でも実際、第六波は周りでもかなり感染が出たし割とひどくなっていた人もいて、後遺症の話も聞いたりするのでわたし自身はそこまで軽くは考えていないのですが、自分の置かれている環境でもそれぞれ感じ方は様々なのかなとは思いますし、この体験もサバイバルといえばサバイバルと思わないでもない感じになってきました。
というわけで『新感染』。
韓国エンタメは韓国語に耳が慣れていないので字幕だと耳が韓国語に持っていかれて気が散って話が入ってこないため吹替で視聴。
主人公の父親役を吹き替えていたのが『呪術廻戦』で五条悟を演じていた中村悠一さん。五条とはちょっと違う爽やかな感じの声音でいい感じでした。
アニメは最近かなり見ていますが、吹替作品はほぼ見ていないので声優さんには詳しくないです。
ごめんなさい。
ところで、少し調べたところ、この『新感染』はシリーズ三部作のようで、三部作としてはこのファイナ・ルエクスプレスが最初、その後に前日譚にあたる『ソウル・ステーション・パンデミック』(2017)、そして後日談の『新感染 ファイナル・ステージ』(2021)と続くようです(全て公開済み)。
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韓国ゾンビ、非常によかったですね。
なんていうんだろう。
モタモタしてない感じ(笑)
わたしのゾンビデビューは『ウォーキング・デッド』ですが、噛まれてからゾンビになるまでのタイムラグも長いし、知能もないし走らない。
色々見た上で(なぜあんな雑魚ゾンビにみんな手間取っていたのだろうか・・・。武器も持っているのに)と今では思っている。
一方、韓国は唐突にゾンビサバイバルが始まり、唐突に終わるみたいなスピード感が、話がもたつくのが嫌いなわたしには非常によかったです。
ただ、ゾンビが出てくるまでがちょっと長かったのでそこだけマイナスポイント。
あとは【走る特急列車】という車内で唐突に始まるゾンビサバイバル。
狭い、逃げ場がないなかで増え続けるゾンビ。
そしてこのゾンビは知能がある。
さらには、アメリカでも同じ状況ならそうなると思うけど、銃がない。
武器がそのへんにあるもの、っていうの結構ハードル高いよね。
ホームセンターに逃げ込めないんだよ?
連結部分にたまるゾンビをいかにして攻略するのかっていうのが非常によく考えられていて面白かったです。
あと、1人でゾンビサバイバルしても面白くないので、サバイバル下で敵味方ができたり人間性丸出しでクズが出てきたりでそこが見どころではあるのですがやっぱり、マ・ドンソクさんすごくよかったなー。
非常に魅力的な役者さんだと思う。
『エターナルズ』でも存在感あったけど、ドンソクさんの存在すごく大きかった。
そして、ここが日本の作品ではたぶん大人の事情的なもので真似できない感じするんですけど、メンバーの中で誰が生き残るのか全然わからない。
主人公だから安パイみたいな安心設定がない。
こちらも韓国の俳優事情を知らないので、誰だから大丈夫という先入観がないのでけっこう驚いたし意外なメンバーでクライマックスをお届けする感じが一番の見どころだったと思います。
あとシンプルに電車っていう舞台の使い方がうまく全部うまいぐあいに話が流れていきました。
こういうサーっと始まってずるずる引っ張らないゾンビ物も新しいと思いました。
新鮮でよかったです。
韓国エンタメに詳しくないので俳優さんについて語れないのと、ネタバレになるのであまり多くは語れなくて残念です。
日本のゾンビも『アイアムアヒーロー』という名作がありますし、まだまだ裾野が広く、アジアゾンビもなかなかいいなと思いました。
日本のゾンビもまだまだがんばれ。
日テレの例の恋愛がらみのやつはすごくつまんなくて、数話で挫折してます(笑)
まだまだ世界の新しいゾンビを追い求めていきたいと思います!
それでは、また。
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