『ウォーキング・デッド』シーズン9第7話『楽器への想い』(Stradivarius)感想です。
ここまで、前半いい感じで来てたと思ったのに、来たなぁー・・・。
『ウォーキング・デッド』定番の、ぐだぐだお休み回。
だいたい、変な挿入歌が差し込まれると危険回の序章。
とりあえず、エピソード全体がもったりしていて意識が朦朧としてしまった(かろうじて寝落ちはしなかった)ので、ミショーンが日本刀でバッサリと真っ二つにしたバイオリンのストラディバリウスのことでも書こうかな。ストラディバリウス - Wikipedia
あんな暗闇で人が持っているバイオリンの胴体の真ん中だけ刀で切るの、視力の問題もそうだけど、石川五ェ門(ルパンの)ぐらいしか出来ないと思ってた(笑)
リックの銃の腕はゴルゴ並みで、ミショーンの刀捌きは五ェ門となると、やっぱりあの世界で長生きできるっていうのは特殊能力なんだなって思いました。
お金もなく高級品の価値が崩壊しているあの世界でのストラディバリウスのバイオリン。
楽器、その楽器を弾きこなす人、そして更にはその楽器が奏でる音楽の価値がわかる人がいて、成り立つ娯楽が音楽であることは間違いないです。
わたしが格付け番組に出たら、ストラディバリウスの音色と初心者向けのバイオリンの音色多分間違う(笑)
そして、音楽は大好きだけどジャンル問わないし、ストラディバリウスのバイオリンがたとえ世界中からなくなったとしても生きていける。
今までの『ウォーキング・デッド』で、娯楽がなくなったことに触れたことはあまりなかったと思う(グレゴリーがレコード集めたりしてたような気がするけど)ので、そういった意味では新しい試みですかね。
人生、衣食住と、自分に関わる【人】以外に、なくなっては生きていく意味がないものっていうのも実際存在するもんなぁ・・。
ちなみに、ストラディバリウスというのは、ストラディバリ父子3人で作った弦楽器の総称で、特に父であるアントニオ・ストラディバリが有名です。
なので、ストラディバリの作ったバイオリンがストラディバリウス、ストラディバリの作ったチェロがストラディバリウスといった感じですが、バイオリンが現存しているものでは圧倒的に多いです。
バイオリン奏者の世界では、音大生でも500万~1千万円ほどのバイオリンを使用しているという、音楽で成功するには才能だけでは渡っていけない厳しい世界のようですが、その中でもストラディバリウスはそのバイオリンの質の良さ(音色)のみだけではなく、歴史的価値、芸術的価値も混みでかなり高価になっており、現在確認されている最も高価なバイオリンのストラディバリウスは約13億円です。
ちなみにチェロのストラディバリウスはもっと高く、ヴィオラはもっと高価です(笑)
現在の日本のバイオリン奏者でストラディバリウスを弾いている方は、自己所有の他に、どこかの団体から貸与されている人とがいるみたいでした。
ルークの言うとおり、音楽がヒトを団結させ、ネアンデルタール人を絶滅させたというのはかなり極論だと思いますが、音楽は人を癒やしたり、時には生きる力をくれたりすることは間違いないと思うので、シーズン9の最後は全員ゴスペルでも歌って締めてください(笑)
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン9第7話。
アレクサンドリアでは、ジュディスが助けたマグナのメンバーをミショーンがヒルトップに連れて行くことに決定し、マグナたちをヒルトップに導くがミショーンはマギーと会うのを拒否し、ヒルトップには入ろうとしない。
森でアーロンとジーザスが訓練と称し話し合いをしているところに、ロジータが森で負傷しているのを発見し彼女からユージーンとはぐれたことを聞き、ユージーンが行方不明になっていることを知る。
一方、キャロルはヘンリーをヒルトップに鍛冶屋見習いをさせようと連れて行く途中森で暮らしているダリルのところに寄り、ヘンリーの見守りを頼みたいので一緒にヒルトップに行ってくれるよう頼む。
人類のよきパートナーとしてその地位を不動のものとしている存在、犬。
犬、かわいい!!(超犬派)
毛は短いけど、顔はシェパード。シェパード大好き。
絶対しつけ難しいけど、飼いたいぐらい好き。
ダリルのネーミングセンスも割と好き(笑)
日本語だと『ワン公』とか『犬っころ』って感じでしょ?
昔の犬の名前の定番の『コロ』は『犬っころ』から来てると思う。
なんで、名前はこのまま『ドッグ』のままでいいと思う!
シーズン9は馬も出てきてて馬もかわいいし、さらに犬も出てくるとなっては、癒し要素が増えて、お休み回でも我慢できる(笑)
そして、ダリルは森で気軽に生きている感じもありつつ、リックを何年も探してるんだねぇ・・。
もうさすがに死んだ直後ならともかく白骨化してたら誰だかわからないと思うから、そろそろ諦めた方がいいと思ってキャロルもダリルを連れ戻しに行ったんだと思うけど。
そして、キャロル、ダリルの髪の毛切ってあげてたけど、キャロル自身も少し切った方が・・って一瞬思いましたが最初は驚いたキャロルの長髪ですが、やっぱり美人は美人だし何でも似合うからずっと観てたら慣れてきました(笑)
リックのことは、ジェイディスがヘリで連れ去っちゃったことは、観てるこちらはわかってるからダリルのことが不憫になっちゃうけど、最後にきちんと話したのがダリルだし、ちょっと喧嘩しちゃってたから、諦めきれない気持ちはわからなくもない。【探してる】っていう目的があると気も紛れるし、リックを見つけるっていうのが彼の生きる目的になってるのかも。
あと、ミショーンは、なんであんなにずっと怒ってるの?
リックの死がショックであんな風になったのかもしれないし、乙女ミショーン見るたびにげんなりしてたから、それよりはマシだけどこちらは【理由もわからず、ずっと怒っている状態】を見せられているから、いい加減イライラしてくる(笑)
マギーと何かあったような雰囲気は見せてるけど、マギーはこのまま最後の見せ場もないまま、この何年かの間に何かあって、ヒルトップはもう仕上がったから他のコミュニティを育てに行っていますよ、元気でくらしてるから安心してね降板? さすがにそれはあんまりだから、最後にちらっとは出てくるよね?
タラと一緒にオーシャンサイドに行って行方不明になった男性(名前覚えてない)は、その後一度も出てこないのに、今回行方不明になったユージーンはたぶん生きて帰ってくるのに、マギーはこのままはさすがに納得いかない。
ヒルトップとキングダムはお互い独立しながらも割と良好な関係を築いているっぽいのに、アレクサンドリアとヒルトップが仲たがいぎみなのは、ミショーンとマギーのせいって感じに見受けられる。男性陣リーダーも二人にすごい気を使っているし、アーロンとジーザス自体は仲良さそうだもんね・・って!?
もしかして、アーロンとジーザスってそういう関係になった感じ?
それともお互いちょっとは意識してるって感じかなぁ・・。
いずれにしても、アーロンもパートナーを失ってから長い時間経過してるし、ジーザスにもそろそろそういう人が出来てもおかしくないよね。
そうであったとしても、このふたりだったら、ミショーンとリックの時みたいにならなくてよさそうだし、応援できる(笑)
次でシーズン9前半終了だから今回はその一個前でお休み回の感じだったけど、次の8話で喋るゾンビの謎は解明してほしい。あとマギーとミショーンの件も引っ張らないで欲しい。めんどくさい(笑)
あと、今のところシーズン10がダリルが主役というのは無理がありそうな流れだと思います。
シーズン9の8話、いい感じで締めてもらえることを祈って。
というわけで、それでは、またー。
第6話の感想はこちら。
【ウォーキング・デッド】過去記事(だいたい愚痴)はこちらから。
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