『ペーパー・ハウス』シーズン2第1話感想です。
べら、ちゃお~、べら、ちゃお~(以下、略)
ちょっと間が空いてしまったのですが、続きが観たくてしょうがなかった『ペーパー・ハウス』シーズン2。
視聴突入記念に、まずはこちらのお写真をご覧ください。
これは、けっこう有名な【ひつじのシ●ーン】という、イギリスの粘土アニメのキャラクターのぬいぐるみです。日本でも放映されたりしている番組ですので、キャラクターをご存知の方も多いと思うのですが、本来のシ●ーンの顔は黒いんです。これは赤ちゃんのシ●ーンらしく、顔はグレーで非常に可愛いです。水色のスタイをしています。
年をとると関節が痛くなるので、海外ドラマを観たりする際に腕を置いたりするために我が家に来た働く子ひつじです。頭のボンボリのカーブが手首にフィットします。
ちなみに『教授』と呼ばれています。
似てませんか?教授の眼鏡を外した顔に。
佇まいがめちゃくちゃ似ていると思うんですけど(笑)
というわけで、うちの『教授』のご紹介をさせて頂きましたが、シーズン2第1話のエピソードのメインとなり、何度もセリフとして出てきた『ストックホルム症候群』。
人質と加害者の間に愛情が芽生えてしまう現象を、何故スウェーデンの首都で表現するのか気になりましたが、ストックホルムで起きた事件が元になっているのは、ちょっと考えれば明白ですよね(笑)
どんな事件か気になりますのでいつものように調べてみました。
1973年8月にスウェーデンで起きた銀行強盗で、強盗事件に人質が協力したり、事件後に犯人を庇う発言をしたことからこう呼ばれるようになったらしいです。
こういった心理的状況が起きるのは非常に単純で、命を加害者に預けている状態で、加害者の何気ない行動が特別親切に感じたり、そのサバイバル状況に適応するため加害者に好意を抱いた方が、自分の精神的負荷も軽くすることができるというわけらしいです。説明されるとなるほどと思いました。自分で自分を守る防衛手段だった。
反対に、加害者が人質に好意を抱く場合もあり、それは『リマ症候群』と呼ばれているらしいです。
わたしは、この『ストックホルム症候群』の話を聞いたとき、金城武主演の邦画『スペーストラベラーズ』を真っ先に思い出したのですが、下記ウィキペディアにも『ストックホルム症候群』をモチーフにした創作物一覧に入っていました。
とてもいい作品ですので、もし気になった方が居たら観てみてください。
『ペーパー・ハウス』が好きな方なら面白いと思いますし、最後は泣けます!
Amazonレビューでは賛否両論ありますが、わたしは好きです。
そして、 目から鱗だったのが、その作品群一覧の中に『美女と野獣』が入っていたことです。え?と思ってしまったのですが、ちょっと考えて(確かに言われてみればそうだわ(笑))って最終的には納得する羽目に。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン2第1話。
教授はラケルに連れられて、強盗団のアジトの捜索現場に居た。
次々と出てくる証拠に事件の解決の糸口を発見したと思い高揚していたラケルだったが、だんだんとそのアジトに不信感を抱くようになる。
教授は、ラケルの様子を見守りつつも、マドリードに帰れず現場の仲間と連絡を取れずに焦っていた。
一方、造幣局の中でも、教授と音信不通になったことで、計画に不信感を抱く人物が現れ始め、あくまで教授の計画を遂行したい派とで仲間割れを起こす。
やっぱり、面白いです。ペーパー・ハウス!
ツッコミどころは多いんですけど、それも含めて面白いというか。
何しろハラハラします。
冒頭シーンで、車の中でモジモジしている教授がアジトがバレてそわそわしているのかと思いきや、まさか作り上げたアジトだったとは!!
シーズン1の最後では、片付けていかないのありえない・・と思ったのですが、きちんとバレている人たち3人分の証拠と全く関係ない人物の証拠を置いていっていたとは思いませんでした、教授もなかなかやる。しぶとい。
でもあんな巧妙なことやっている暇いつあった?(笑)という疑問もありますし、どうせなら違う場所に偽アジト作ればよかったのに、と思ったけどさすがにそんな時間と余裕はなかったか・・。
今回の造幣局襲撃には復讐的要素も含まれているのかもしれないと示唆するようなシーンがありましたが、ラケルのモラハラDV元夫が見つけた煙突の中の証拠と、アンヘルが持って行った教授のスプーンの指紋がパトカーの指紋と一致したことが、今後どんな展開を生むのか気になります。
一方、造幣局の中では仲間割れがとうとう発生してしまいました。
元々そんなにチームワークのいいグループじゃなかったけど、
トーキョー率いる若者組と、ベルリン率いる大人組。
わたしは、失敗を繰り返しながらもなんとか成功するんじゃないかと思っている、教授を信じてるベルリン派なんですけど、みなさんはどうですか?
トーキョー派ですか? ベルリン派ですか?
わたしもそんなに若くもないんで、そんな無茶できないし、あの段階で勝手に行動することが得策と思えないんですよね。
そもそも【4回連絡がつかなかったら】という約束の3回の時点でごちゃごちゃ言っていたじゃないですか。
そのさなかに人質とやるのやらないの(笑)
結果的に4回連絡つかなかったんですけど、何故きちんと話し合ったうえで物事を決めようとしないのか、何故自分の勝手な行動で、仲間を巻き込むという単純なことが想像できないのか。
それが若さと言われれば返す言葉もないと思ったのですが、性分でしょうね(笑)
トーキョーは討ち死にしたいタイプなんでしょう。
巻き込まれる方はすごく迷惑だけど。
あ、ちなみに推しキャラがベルリンなんで、今回はベルリンの変なキザシーンが観られてよかったです(笑)
次回以降トーキョーが勝手すると思うけど、ベルリン頑張って中から教授をサポートしてください。
5か月も合宿期間があったのに、チームワークを築けなかったのは、今まで色々ミスがあったけど本当に最大のミスだなぁと思います。
みんながみんな仲間の為に死ねる、ぐらいの絆を築けていればこんなことにならなかったのかもしれない。そもそも犯罪者の寄せ集め集団だからと言ってしまえばそれまでなんだけど、わたしはすごく応援して観ている。
シーズン2第一話からヘルシンキの悲しい決断がエピソードに盛り込まれたけど、これ以上誰か死ぬのを見たくないし、派手な感じで締めてほしいとずーっと思っています。
シーズン2でとりあえず、造幣局の件はなんらかの形で終結しますよね?
ここで一つ疑問。毎日何万ユーロも刷られている大量の紙幣なんですけど、今までドラマ内では明かされていなかったと思うんですが、あれ、どうやって運ぶ計画なんですかね?
どう考えてもトラック何台も稼働させないと無理なレベルですよね?
華麗に大量に紙幣が造幣局から運び出されるのが見たいです。
シーズン前半がミスに次ぐミスになりそうなのはもう諦めています(笑)
というわけで、『ペーパー・ハウス』シーズン2もお付き合いくださいませ。
それでは、また!
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