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ブレイキング・バッド シーズン5 第16話(最終回)『フェリーナ』 感想・総評  ブレイキング・バッド、とうとう完走です。ありがとうございました。

ブレイキング・バッド シーズン5 第16話(最終話)感想です。

 

全62エピソード、ついに完走しました!

 

観始めたのが今年の7月、それから約3か月、ずっと生活の一部だった『ブレイキング・バッド』。

途中、観るのが辛くなったりした時もありましたが、これで最後だと思うと緊張してしまい、あの軽くて頼りない旧型のFire TV Stickのリモコンを持つ手が若干震えました。

ちなみに、全然関係ないですが、Fire TV Stickの電池が切れたり調子が悪かったり、小さくて見失った場合は、テレビのリモコンの方向キーや決定ボタンなども問題なく使えます(我が家の場合)ので、何かの時にお役立てください。

 

話をブレイキング・バッドに戻しますが、観終わった直後、すっきりとまではいきませんでしたし、色々言いたいこともありましたが(あー・・これで、終わったなぁ・・)という感じでした。一言で言うと、肩の荷が下りた感じですかね(笑)

興味のない人からしたら、たかがドラマですが、それだけ作中のキャストたちに感情移入し、ドラマに没頭させてもらいました。有意義な三か月だったと思います。

 

 

 

シーズン5第15話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

  第16話、『ブレイキング・バッド』最終回。

今までのウォルター・ホワイト集大成です。

 

 

※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

前回のブログで、ニューハンプシャーの州のモットーで、ニューハンプシャー州の車のナンバープレートにも書いてあるという、『Live Free or Die』の件を少し紹介させてもらって、この言葉がドラマに繋がっているんじゃないか・・という予想を立てていましたが、やっぱり潜伏先がニューハンプシャーだったのは、偶然じゃなかったようです。

この『Live Free or Die』という言葉と、ブレイキング・バッド』のラストを飾るテーマを重ねていたんだなと思いました。

車のナンバープレートにどういう風にこの言葉が書かれているのか興味があったので、見られて嬉しかったでのすが、意外と地味で、よく見ないとわからないように書かれていました(笑)

 

最終話は、ウォルターの今まで起こした騒動の後始末を、彼の52歳の誕生日である当日に決行したストーリーでしたが、彼は何も変わってない【ウォルター・ホワイト】そのものでした。

 

前回、例の元カノ夫妻を突如出していたのは、彼らにお金の後始末をつけさせる伏線だったのですね、最終回の一個前に突然出てきたからびっくりしたけど、そういうことかと納得しました。

あの夫婦からお金を貰う時になって、息子は子どもだから気づかないにしても、あの夫妻にお金を寄付することを提案された段階で、スカイラーがウォルターの手配だということに気づいて、ジュニアを言いくるめてお金を受け取って欲しいです。

 

想像とは違う夫婦生活の終焉を迎えることになってしまったウォルターとスカイラーですが、ウォルターもわかっていないウォルター自身のことをわかっているのは、やっぱりスカイラーしか世界中にいないと思います。

ウォルターが【家族のため】と口では言いながら【自分のため】にやっていることもわかっていたのではないかと思うんです。

家族のためなら、もっと早い段階でとっくに辞めてたはずなので。

スカイラーはスカイラーで、【ウォルターのため】に彼のしたいことに付き合ってしまったのでしょう。

個人的感想ですが、なんとなくスカイラーは色々受け入れている節があるように見えてました。

ウォルターに対する怒りとか、協力してしまった後悔も感じることは感じましたが、結局最終回のスカイラーから感じたのは、ウォルターに対する愛情でした。

これはわたしの希望かもしれませんが、スカイラーはあんなことになってもウォルターのことをやっぱり愛していたんだと思いました。

 警察からの電話や、ニュースでウォルターの死を知ったら死ぬほど後悔したことでしょう。だからこそ、ウォルターはスカイラーに会いに来たし家にも招き入れたんだと、夫婦には夫婦にしかわからないことがある・・と改めて感じるシーンでした。

なので、ウォルターの口から本音を聞けたスカイラーは、あんな別れになっても最後に2人で会えてよかったです。

 

 子どもたちが、凶悪犯罪者の子どもとなってしまったことは法律的にも世間的にも間違いはないと思うのですが、世間で尾ひれがいっぱいついたハイゼンベルクの人物像ではなくて、父親としての【ウォルター・ホワイト】がどういう人だったのか、子どもをどれだけ愛していたのか伝えられるのはもうスカイラーしかいません。

これから先、いばらの道である子どもたちの人生をさらに闇にするのか、生きる力をつけさせていくのか、スカイラーの肩にかかっています。

一人でやるにはかなり骨が折れる仕事だと思いますが、彼女なら、きっとやり通し、人生もやり直せると信じています。

スカイラー、すごいよく頑張ったと思う。お疲れ様でした。

でも、ウォルターと結婚したこと、そんなには後悔してないんじゃないかと思っています。

 

そして、スカイラーとの再会を果たし、リディアの飲み物にリシンを入れて、ハンクを殺したトッドとその親戚一同を最終的に殲滅させに行ったウォルター。

途中、元カノ夫妻の計画に協力してくれたジェシーの友人二人から、ジェシーが生きていることを知って、ウォルターは果たして嬉しかったのかどうか。

 

それは定かではないですが、ジェシーからもらった時計を公衆電話の上に置いていったシーンを見て、蟄居生活を強いられている間も、あの時計を見るたびにジェシーに対して弔いの気持ちと後悔の念を持っていたのではないか・・と感じました。

あの山奥暮らしの段階では、ジェシーは生きていないとウォルターは思っていたと思います。

その肌身離さずつけていたであろうことが想像に難くないベルトが老朽化した腕時計がウォルターの遺品となれば、ジェシーとの繋がりのある証拠として押収される可能性もあるし、これから死にゆく自分と一緒に連れて行きたくないとあそこに置いていったのかなと思いました。

 

トッドの根城でのウォルターの作戦は見事で、一人で一斉に攻撃するにはよくできた装置でした。ウォルターが何か作って作戦に使うのを観るのが好きだったので、最後の最後に観られて嬉しかった気持ちもありました。

結局ウォルターはジェシーを守り、当の守られたジェシーはトッドを絞め殺して復讐を遂げ、ウォルターを撃てずに逃走したわけですが、この部分はちょっと残念に思いました。

 

もうちょっと、ジェシーとウォルターどうにかならなかったのかなー・・・。

 

ジェシーがウォルターを恨むのは色々あって仕方ないにしても、この部分だけはもやもやが残りますね。

ジェシー逃げてどうするんだ?っていう問題もあるし。

『結局、ジェシーはウォルターを撃てなかった』っていうことで、ジェシーの葛藤を表現したかったのかもしれないけど、わかりにくかったです。

ジェシーはウォルターの思いを少しはわかったとしても憎しみは晴れないかもしれないけど、愛してたのに愛が伝わらないのも、愛されてたのに愛されてないと思うのも、誤解したままは双方に辛いです。

 

 そして、ジェシーを守って、自分の作った装置で撃たれたうえ、瀕死の状態でラボで思い出を振り返り、微笑みをたたえて息絶えるというラストは、ウォルターにとって、そしてドラマとしてベストなラストだとは思いました。

 

観てる側も、こういう風に終わるしかないよね・・っていう終わり方だったなと。

 

ジェシーや、ホワイト家の今後とか色々気になる点はありますが、シーズン5は、辛い展開が多かったのもあり、観てたこちらもなんとなく終わってホッとしました。

 

ウォルター・ホワイトの物語がこれで終わりました

 

ここからは、軽く総評ですが、シーズン通して前半は軽いタッチで笑えるエピソードも多く楽しめたのですが、後半になっていくに従って重くなってきて、けっこう色々と考えさせられることも多かったです。

個人的にはウォルターがラボのハエと戦う『Fly(原題)』の回が大好きでしたし、エピソード監督は圧倒的にミシェル・マクラーレン監督担当のエピソードが好きでした。

 

ブレイキング・バッド』というドラマとしては、わたしは推しキャラがガスだったため、これは自分でも不思議で、ガスをなきものにしたウォルターに対してどうとかは全然思わなかったのですが、彼が居なくなった時点で、ドラマに対してのモチベーションはかなりさがりました。

もうわたしの中では、今後見なくてもいいかな、ぐらいのモチベーションの下がりようでした(笑)

 

主人公はあくまで、ウォルター・ホワイトなので、ドラマとして仕方ない展開だったとは思いますが、必ずしも観てる側も主人公が絶対というわけではないのでこれも仕方ないと思います。

全体的には中だるみもなく、色々なエピソードはありましたがシーズン5最後まで非常に面白く観られました。このあと、スピンオフの『ベター・コール・ソウル』もあるので、 楽しみです。

 

そして、なにしろ【海外ドラマ好きなのに、『ブレイキング・バッドを観たことがないわたし』を卒業できたこと】が嬉しい(笑)

 

個人的な話となりますが、海外ドラマのレビューサイトを開設してからシーズン1の第1話から最終回まで、全部の記事を書いたのは『ブレイキング・バッド』が初めての作品となりました。

 

途中、感想をうまく言葉に出来ずに書くのにものすごく時間がかかってしまった記事も1つや2つではありませんでした。

そんな中、62エピソードすべての感想記事をその時の感情や勢いで書ききったこと、色々な疑問や言語を自ら調べてすごく勉強になったこと、振り返るとすごく楽しく、意味のあった3か月でした。

 

そして、最後にわたしの『ブレイキング・バッド』のレビューにお付き合い頂いた皆様、本当にありがとうございました。

 

読んでいただいた全員の方に心から感謝しています。

 

それでは、また。

 

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