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【映画】シークレット・アイズ 感想 『見どころは、地味なジュリア・ロバーツ!』なスリラー映画。

ハンニバルが面白いので、スリラー映画が観たくなってチョイスしました。

2015年の映画です。

 

主演は、『ドクター・ストレンジ』で、モルド役だったキウェテル・イジョフォーという非常にタイピングしにくい名前の人で、主要キャストにジュリア・ロバーツニコール・キッドマンという二大有名女優が脇をがっちり固める形の映画でした。

 

 

 

 

スリラー映画にありがちで、最初はなんとなく流れがよくわからなかったので、予告を検索して観たんです。 

 

↓ ↓ 公式サイト(予告動画あります)

 

www.secret-eyes.jp

 

 

はい、出たー(笑)

 

『ラスト20分の衝撃』

『あなたは騙されるか、見破れるか』

 

これ、つまんないフラグですよね?(笑)

個人的にはこれを予告でやられると観ない人多くなるのでやめたほうがいいと思うんですが、わたしはとりあえず最後まで観ましたので、レビューしていきますね。

そして、このフリがどうだったか答えていきます。

 

ストーリーは、9.11事件があった年のFBIのテロ組織対策班。そのテロ対策班の同僚で親友でもある、レイ(キウェテル・イジョフォー)と、ジェス(ジュリア・ロバーツ)がテロ情報を追っているモスクの付近で若い女性の強姦殺人遺体が発見される。その遺体は、ジェスの娘だった・・というところから話はスタートします。

9.11事件があった直後なため、最重要課題がテロ対策とされるFBIや署轄には、犯人を組織ぐるみで守らなければならない事情があり、それと真っ向から対抗しようとするレイという形で話は進んでいきます。

そして、紆余曲折の末13年後、レイとジェスが再会することになり事件を再び掘り返すことになります。

 

まず、最初にびっくりしたのがジェス役のジュリア・ロバーツが地味すぎて、最初誰だかわからなかったことです。

(あれ?もしかして、ジュリア・ロバーツ?)というほどの地味さ加減。

対してレイが恋する駆け出し検事役のクレア役のニコール・キッドマンの美しさといったら輝くばかり。整形だとしてもあんだけ美しければ御の字だと思います(笑)

対照的な二代女優でしたが、ジュリア・ロバーツは普段あまりやらない地味な役を演じきったと思います。

女優としてはジュリア・ロバーツのほうがやりがいのある役だったと思いますが、逆の役要請だったら、ニコール・キッドマンは断っていたと思う(笑)

 

こちらの作品は評価を見ると賛否両論あるようですが、確かにストーリーには甘いところがあり、振り返ってみると突っ込みどころは多い感じもします。

レイの事件後の人生や、犯人を追う執念はともかく、そもそも、ストーリー的にニコール・キッドマンの役は必要だったのか?という疑問もあり、そういう脚本の甘さに意見が割れたんだと思うのですが、この作品の監督は、予告でやっていた『ラスト20分』に全てを掛けたと思いました。前段は全て前フリでしかないというか。

 

予告でやっていた、大々的な煽りについては、衝撃とまではいかなかったけど、びっくりしました。そして、直後に納得しました。

そしてもう一つの煽りのほうは、騙されるとまではいかなかったけど、見破れもしませんでした。という結果です。映画の総評としては、

『すごく面白かったので人に勧めたい』というほどではないですが、そんなにつまんなくもなかったというのが正直なところでしょうか(笑)

 

なので、スリラー映画としては、もっとつまんないのもたくさんあるので、よくできているほうなのではないかと思いますし、そのラスト20分でかなり心を揺さぶられたので、観て後悔はしていないのですが、ネタバレになるのでこれ以上は書けません。

 

と思ったのですが、

 

 

最後の20分についてどうしても書きたかったので、以下に書きますね。

 未見の人は、一度観て、戻ってきてください(笑)

見解を話し合いたいです。

 

 

 

注意:ここから重大ネタバレあり!!

観てない人は読むの禁止!!

 

 

 

 

 ↓ ↓ ↓ ↓ ※最重要ネタバレ ↓ ↓ ↓ ↓

 

※念のため文字を薄く、小さくしますよー。 

 

ジュリア・ロバーツの最後の告白とその後の流れ。

ここの流れに賛否両論あるのかなーとは思いますが、母として最大級の復讐を犯人に遂げたのではないかと思います。

本人も苦しい13年だったけど、それ以上に娘をただただ冒涜し、未来を奪った犯人へ、苦しみを味あわせたいというある意味自分の命や人生を掛けた恨みの念。

子どもを理不尽に奪われた母の行動として、わたしは個人的にすごく納得しました。

でも、それを終わらせてあげたかったレイの気持ちもわかります。

刑務所で罪を償ってほしい、後悔してほしい、娘のために祈ってほしいなんていう欺瞞を描かなかったところが個人的にはこの作品のよかった点であり、最終的には母の狂気をはらんだ愛を描きたかったんだと思います。

 

  ↑ ↑ ↑ ネタバレ終了  ↑ ↑ ↑

 

 

 

 というわけで、どんな作品でも映画自体見る人によって評価が変わるものですが、ことにスリラー映画や、サイコスリラーやミステリーは、脚本命なのですごく面白いというのは難しいですね。これは観るべき!という作品があったらぜひ教えてほしいです。

 

それでは、また。 

 

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