たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

【韓国ドラマ】 誘拐の日 感想 天才子役を演技のうまい大人が囲むミステリー。子供に対する対応はかくあるべし。

先日観た韓国ドラマ『ムービング』が面白かったのですが、あっという間に観終わってしまいX(twitter)で「韓国ドラマで、恋愛系じゃないお勧め」を募集したところ一番最初に紹介してもらった『誘拐の日』を早速観ることにしました。

 

www.meganetamago.com

 

『ムービング』も面白かったけど、全然違うジャンルでありながら面白さでいえば『誘拐の日』も「両方すごく面白かった」と言わざるを得ない結果となりました。

 

2か月限定でディズニー入ろうと思って9-1-1観ようと思ったのに、そっちをほったらかして韓ドラばっかり観てるー。

 

ヤバいー(笑)

 

時間どんどん溶けてる。

 

※サムネはどう控えめに言っても天才子役すぎるユナちゃん。

誘拐の日

誘拐の日

  • ユン・ゲサン
Amazon

 

原作は小説らしく話が割と込み入っており、ドラマを全て見終えたミステリー好きの家人に「原作を読みたい」と言わしめた内容でした。

 

原作、ちなみに読めます!!

 

韓国作家の日本語翻訳版が出てました。

誘拐の日 (ハーパーBOOKS)

誘拐の日 (ハーパーBOOKS)

Amazon

 

 

あと、我が家でのドラマ視聴時にドラマを観ながらわたしが先の展開を読んで当ててしまう現象を【ネタバレ】と言っていやがっており(わたし的にはあくまでも予想であり、ネタバレではないので不本意だしせっかくだから会話しながら観たいでしょ)そのわたしが先を全く予想できなかったことも含めて「非常に面白かった」と満足していました。

 

内容は、ミステリー、クリミナル、家族もの、バディもの、SFチックと『ムービング』と一緒でいろいろな内容が盛りだくさんで突っ込んであるのですが、力業で全部強引に繋げていき、広げられた伏線や疑問も90%ぐらいは回収していくスタイルです。

 

一個だけずっと気になってた伏線が回収されないところがあったの(笑)

 

ネタバレ編で書くんですけど、本当にずっと気になってて。

でも最後までそれは明かされなくていまだに気になってるんだけどその1個は除いてだいたいの疑問は明かされたから、あれだけ伏線を広げまくってすごいと思う。

 

あらすじを書きたいところですが、全部ネタバレになってしまうのでどうしようかと思ったのですが、ストーリーには触れずに観ながらずっと家人と話し合っていた【日本でリメイクするとしたら誰に演じてもらうか】という話をするので、雰囲気を感じとってもらえればなと思います。

 

本当に余談なので、読まなくてもいいです(笑)

 

まず、主人公(?)の誘拐犯

 

家人は、

 

「北海道の俳優なんじゃないのー? 日本でやるとしたらー」と言っていました。

 

家人のいうところの【北海道の俳優とは】大泉洋のことなのですが、わたしが道産子で世代的にリアタイで『水曜どうでしょう』を観ていたことが地方民マウントだと言い張っており「内輪受けバラエティー」と番組を批判していて、まぁ、はっきり言うと番組がどうのというよりシンプルに嫉妬によるひがみです(笑)

疎外感を感じるからと、わたしが再放送などを観ていると嫌がっております。

でもわたしは家人が大泉を好きなことを知ってるんだ。

『探偵はBARにいる』の実写とか好きで原作買ったりしてた。

好きなことの裏返しらしいし、わたしは主人公に思いつきもしなかったもん(笑)

水曜どうでしょう』のイメージが強いため、この主人公の役は大泉ではカジュアルになりすぎる感じもするし、【北海道の俳優】でいえばキャラクター的にも安田顕のほうが合う気がする。

 

うん、ヤスケンがいい。

ぜひ、ヤスケンでリメイクをお願いします!!

 

そして、誘拐犯に誘拐される女児(10才ぐらい)は芦田愛菜さんが成長しちゃったからねぇ。

残念ではあるけれども、仕方ない。

でも、日本の子役はポテンシャルが高いから大丈夫だと思う。

いい子がいると思う。

 

そして、誘拐犯の元(?)妻役は見た目とキャラクターで「戸田恵梨香がいい~」と戸田恵梨香を終始推しをしていたんですが、最終的には小池栄子で着地しました。

今となってはMEGUMIもいい気がするんだけど。

 

あともう一人、変なサイコパスが出てくるんですよ。

30代ぐらいの男性なんですけど。

けっこうガチめのサイコパスで印象深いのですが、こないだ観たばっかなのに最後彼どうなったんだっけ?(笑)

最後どうなったか忘れちゃったけど、まぁまぁ出てくるキャラなことは間違いないんです。

で、彼については話し合ってないのでわたしが勝手に決めちゃいますね。

サイコパスではあるけれどちょっとおバカなところがあるのが玉に瑕な感じのキャラクターなのでできればチャーミングに演じてほしいので、顔がいい人がいいです(笑)

いい人を演じることが多い岡田将生サイコパス演技とか興味ありますね!

 

ちなみにモ博士(病院の院長の女性)は、吉瀬美智子って決めててこれは意見が一致してる(笑)

 

と、こんな感じの登場人物が出てくる面白いドラマです!!

 

最近、日本のドラマあまり観てないので役者がアップデートされておらず配役が古いのはご了承ください。

 

『誘拐の日』は全話Amazonプライムビデオで配信されており(2023.11.29現在)Amazonプライムは買い物でも加入している人が多いサブスクだと思うので、ぜひたくさんの人に観てほしいと思います。

 

全部観たうえで、リメイクする際の役者さんを話し合いましょう!!(笑)

 

※リンクはこちらです。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0CH1JTKVJ/ref=atv_dp_share_cu_r

 

 

後半はネタバレ感想ですー。

 

<広告>

 

 

いやー、よかったですよ。

面白かった。

 

展開がコロコロ変わるのと強引さが好きでした。

 

原作が小説でおそらく結論とかもう決まっているからなのか、展開も割とスムーズで。

ヘウンのHIVが娘と元夫に感染していない理由がずっと気になっていたのですが、まさかの謎医療で数年間は陰性だったという持っていきかたにはさすがに驚きましたが伏線が回収されないよりはマシなのでそこは理解しました。

 

虐待児を救う大人の話は過去に日本の宝、芦田愛菜さんが幼少期に出演した『Mother』

がありましたが、今回は父性を爆発させたお父さんというのもよかったです。

 

 

 

誘拐犯のミョンジュンは父子家庭で娘を育てていたという実績があるので、見ているこちらも安心感があり子供らしい子供生活をさせてもらえなかったロヒに対する態度がちょっと頼りないけど愛情深い父そのものというのがよかった。

 

ロヒがミョンジュンと一緒にいることで大人に守られる安心感、大事にされる喜びを覚えて彼に愛情を抱いていく過程、そしてクライマックスあたりでロヒが彼の【娘】でいることを手放したくないと泣き叫ぶシーンは涙なしには観られなかったですね。

 

ミョンジュンとロヒがこの作品の肝でしたが、ロヒを演じた子役の子の演技が上手すぎて、

 

(人間は演技でこれほどまでに人に与える印象を変えることができるのか、しかも子どもですら・・・。もうわたしは誰のことも信用しない)

 

と思った程でした。

 

ミョンジュンには実子がいるため、ロヒがミョンジュンを独占というわけにはいかなかったのが切なかったですが、最終的には天才児の富豪ならではの【ミョンジュンも娘もまるごとロヒの新しい家族として大団円】というオチには強引さも含めて「こういうのでいいんだよ!」が出ちゃう感じ。

 

誰がいい人で誰が裏切るかわからないなかチェ弁護士もいい人で心底ホッとした(笑)

 

そしてこの作品は、ドラマ冒頭に【子役に配慮して撮影しました】とテロップが出るのですが、なんていうか子供に対する大人としての感情の正しい抱き方みたいなもののマニュアルみたいだったと思ってました。

 

例えば、有名な『レオン』も被虐待児の女の子と血の繋がらない大人の男性の交流が描かれており、マチルダ側がレオンに恋愛感情のようなものを抱く作品で物議を醸しだす作品ではありましたが、こちらの作品ではとにかく「子供の安全と子供の権利を守らねばならない」というスタンスで終始しており、グルーミング問題もあるご時世であくまで子どもに対する大人の態度ってこうあるべきだよなって改めて思ったし、ロヒを作り出したクズとの対比も含めてそこが強調したい箇所だったのかなぁとも思った。

 

だからこその独特のほっこり感も生まれた部分もあると思うので。

 

警備員のチョロンさんがけっこうかわいそうだったからヘウンがいい子であればよかったけど、罪悪感もなくなるだろうし復讐も果たせたので最終的にはよかったかなと思う。

 

こうしてよくよく考えてみると、虐待された子供を救う他人の大人の話ってけっこうありますね。

虐待される子どもが映画やドラマの定番として描かれる世界は悲しいので、理想論ではあるけれど虐待なんか世界からなくなりますように。

 

そして大人がきちんとした態度でしっかり助けられる世界でありますように。

 

ヘウンのことがあったからロヒを助けてあげなきゃいけないっていう思いもあったかもしれないけれど、たぶんヘウンのことがなくてもロヒのことを知ったらミョンジュンだったら「こんなことは許されない。子どもらしい生活をさせてあげなきゃいけない」って思ったと思うんだ。

 

そういうキャラクター設定も含めてよくできた作品でした。

 

ロヒちゃんも初めて見たときから最終話までにすっかり大人っぽくなっており、撮影大変だったろうなと思いました。

 

感無量です。

 

そして、俳優やスタッフのみなさんお疲れ様でした!!

 

最後になりますが、警察のスパイって一体誰だったの?(笑)

 

有能刑事っぽい扱いなのにミョンジュンを取り逃がしまくってたちょっと抜けてるウンソンっていう人がさー、だれがスパイかわからないのにいろんな人に電話しまくって色々やらせてるからハラハラしたんだけど、結局スパイが誰かわかんないまま終わった・・・。

 

「チーム長か? いや、ジャンパーのモジャモジャでは? やっぱり若手なの? それとも署長?」

 

とかずっと言っていた時間返してくれ(笑)

 

『誘拐の日』が終わったので、今はお勧めの多かった『怪物』を見ており、ep4まで終わったところです。

まだ序盤ってところかなー。

 

それも観終わったらまた報告に来ます~。

 

それでは、また。

 

 

※わたしも『怪物』のこの人に卵投げつけたい。

 

<広告>