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『水曜どうでしょう』とわたし。(水曜どうでしょう2019感想に入る前の余談)

Netflix水曜どうでしょう 2019 北海道で家、建てます』が配信されていたので、つい観始めてしまい、あっという間に完走目前です。

 

2013年の久々のどうでしょう『アフリカ編』があまりにもつまらなく、ショックで悲しさまで襲ってしまい(※個人の感想です) 途中で挫折した身としては、正直全然期待していなかったのですが、今回は面白かった!

 

水曜どうでしょう2019』の感想に入る前に、水曜どうでしょうという番組を、

 

(名前は知ってるし、車に貼ってある独特のロゴの謎のステッカーぐらいは見たことあるけど・・・)

 

という方も弊サイトに訪れるリピーターさんの中にはいらっしゃるかと思います。

 

そこで、独断と偏見まみれの水曜どうでしょうとわたし』というコラムを、道産子がリアルタイムでHTBで深夜に観ていたという、”どうでしょうファンへのマウント”を取りつつ、北海道のテレビ事情をまじえながら、どうでしょうを知らなくてもなんとなく楽しんでいただけるような大泉(および、チームナックス)サクセスストーリー記事を、まずはお届けしたいと思います。

尚、大泉洋氏は年上ではありますが、わたしにとっては『大泉』であるので、都合上、彼の呼び方は『大泉』で統一させて頂きます。

 

本当であれば、すぐさま2019の感想に入る予定だったのですが、書き始めたら一人で色々思い出して勝手に盛り上がってしまい、余談がえらく長くなってしまったので、記事を分けることにしました。

というわけで、ひとまず序章からお付き合いよろしくお願い致します。

 

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水曜どうでしょうは、わたしがはるか昔、試される大地、北海道に住んでいた思春期の頃に友人に勧められて観始めた深夜番組でした。 

 

HTB(北海道テレビ)という、テレ朝系のローカル局が作成するど深夜地元向け番組で、前進の『モザイクな夜』という、タイトルにバブル臭がほんのり香る番組のワンコーナーから派生した番組です。

ちなみにわたしは『モザイクな夜』は観ていませんでした。

いや、見かけたことがあるぐらい? でした。

 

北海道はその土地の巨大さと娯楽の少なさ、冬の厳しさから、道民以外は憧れる美しくも荘厳な大自然がすぐ身近にありながらも、身近だからこそ自然の厳しさを痛感する機会も多く、意外にもインドア派が多いためか、ローカル局がNHK以外に5局もあるというテレビ帝国です。

 

HTB以外にも日テレ系のSTV、TBS系のHBC、フジテレビ系のUHB、テレビ東京系のTvhが揃っています。

関東首都圏の方はキー局の放送しかほとんどないため、ご存じないかもしれませんが、これがどのぐらいすごいことなのかというのは、チャンネル数の少ない地域にお住まいの方はわかって頂けるかと思います。

 

未だにテレ東がリアルタイムで放映されないと嘆く地方民が多いなか、テレ東の北海道への参入はかなり早く、普通に全国放送と同じタイミングでテレ東を観られていた(ような気がする)

我が家では、鑑定団も普通に火曜日にかかっていた。

地方の割に、番組を観られる選択肢がはるかに多かったため、関東に来て地方に旅行に行った際などには、ザッピングクイーンのわたしはチャンネルが少ないことに愕然としたことがあります。

そんなわたしも、今では地上波はほとんど観なくなったため、時代の流れというのは確実に存在しているなーとセンチメンタルな気分に(笑)。

 

民放各局の夕方の情報番組は、ローカル局何局かが大体平日の4時ぐらいから7時ぐらいまでの長時間、情報番組でしのぎを削り、その合間に全国放送のキー局のニュースが流れるという具合です。

 

我が家は、母が生粋のテレビっ子な割にワイドショーは見ないタイプだったため、わたしが子どもの頃は午後はUHB(赤い霊柩車か浅見光彦)、HTB(はぐれ刑事か、京都地検の女)、STVで火サスなど、ドラマの再放送を流し、その後の隙間時間に教育テレビ(現:Eテレ)で忍たま乱太郎や、おじゃる丸ハッチポッチステーションピタゴラスイッチなどを流したあと、ニュースチェックで日テレ系の『どさんこワイド』に移行するという流れでした。

 

全国放送で何をやっていたのかはわたしは知らずにこちらに越してきたため、夕方情報番組がやっていないことと、六時きっかりにキー局のニュースが流れたときは正直驚きました(笑)

 

北海道の詳しいテレビ事情に関しては、HTBがモデルとして登場し『水曜どうでしょう』で有名な藤村Dがモデルのキャラも出ている北海道が生み出した天才漫画家・佐々木倫子(代表作:『動物のお医者さん』『おたんこナース』『Heaven?』など)『チャンネルはそのまま』をお読み頂くのが一番かと思います。芳根京子ちゃん主演で、実写化もされていて、Netflixで観られます。

 

 

そういったわけで、ここらへんで話を『水曜どうでしょう』に戻します。

 

北海道のタレント事務所の社長である鈴木貴之(通称:ミスター)と、そこの若手無名タレントの大泉洋という地味な出演者、番組制作スタッフである藤村ディレクターの声だけで、進行する賞味20分ほどの、しかも水曜という週のど真ん中の深夜、という中途半端な時間帯の番組をわたしが何故、わざわざリアタイ、もしくは録画までして観るようになったかというと、当時若手芸人の青田買いが好きなオタクの友人が居たためです。若手芸人の市場である深夜番組が戦地だった彼女から、”面白いので観るべし”という指令が下ったからです。

正直面白い回も面白くない回もありましたが、深夜番組なのでそこはまぁ許容範囲というか・・・というわたしも若かったので謎の上から目線だったのですが、みるみるうちに道内で番組が有名になっており、気付いたら北海道の若い世代はみんな観るようになっていた(ような感じ)。

車にステッカーを貼っている人も大量に居たし、今もいるかも。

 

HTBだけではない他局にも地方局アナウンサーと大泉が道内を色々な企画で回る『1×8行こうよ』おにぎりあたためますか(注:北海道のコンビニではおにぎりあたためますかと聞かれる)などの番組に次々出るようになり、大泉の所属するチームナックスのメンバーもローカル番組に次々出るように。

 

わたしはナックス内では推しがリーダーの森崎(注:メンバー内で彼だけ全国放送にはあまり出ないがたまにHTBも制作に関わっている全国放送ドラマにチョイ役で出たりする)だったため、土曜日の六時半ごろにやっていた森崎が主に動物と戯れる番組が好きだったし、その後、ナックス自体の冠番組ハナタレナックスも出来た。

 

そして、老化によりこの辺りの時系列の記憶はだいぶ曖昧なのですが、おそらく『水曜どうでしょう』に転機が訪れたのは、水色のTシャツとゆるゆるのジーンズとスニーカーで女性のファッションをカジュアル方面に切り換えるきっかけとなった(と思う)当時一世を風靡した、可愛い女性二人組のアーティストのHTB系列のキー局であるテレビ朝日冠番組に、大泉が呼ばれたことだと思う。

 

今よくよく考えると、水色Tシャツのうちの一人の女性はその後、北海道出身として有名なバンドマンと結婚しており、バンドマンの地元でその女性の目撃情報も多数あったことから、そのころその二人がどういう関係だったかは知る由もないのですが、そのことと、どうでしょうを知ることに多少関係があったのじゃないかという、下世話な話もしておきます(笑)

 

その番組に大泉が呼ばれたことは、かなり話題になり「まさか、全国放送に大泉が!?」と大騒ぎになるほど田舎(わたしの周り)を賑わわせました。

 

リアタイで観ていた道民なので、地方局でどのようなタイムスケジュールで、水曜どうでしょうが放送されるようになったのかは正直知らないのですが、『水曜どうでしょう』が全国に知れ渡るようになり、全国放送のバラエティー番組やドラマでちょいちょい大泉を観るようになりましたが、未だに全国放送に出ている大泉に馴染めていない。

まったくわたしには無関係な他人ですが、ずっと若いときから見ていたせいか、親戚のいとこのお兄ちゃんが、なんか張り切ってテレビとか出ちゃってる! みたいなちょっと恥ずかしい意識がずっとあり、直視できません。

バラエティーでは特に緊張しすぎて声が大きくなり、喋りすぎになっている大泉、滑ったりしているといたたまれないし、ビジネス北海道弁も変だと思う。

 

ドラマや映画に出ているのには、わたしも北海道を離れて久しいのでさすがにだいぶ馴染めたものの『水曜どうでしょう』のイメージは根深く、それを彼が払しょくした作品はアイアムアヒーローというゾンビ邦画だけです。真田丸もダメだったねー(笑)ちなみにアイアムアヒーロー』は長澤まさみもすごくいい!ので、お勧め邦画です。

すごく面白かった。

 

アイアムアヒーロー [レンタル落ち]

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  • 発売日: 2016/11/02
  • メディア: DVD
 

 

ちなみに、他のナックスのメンバーは、普通に俳優として見ています。

onちゃんの着ぐるみを着たり、かぶったりしていたヤスケンも演技派俳優だと思っている。

 

っと、また話が逸れてしまいましたが、『水曜どうでしょう』で好きだった企画はサイコロよりもカブよりもお遍路よりも対決列島です。

しかし、地味企画のカントリーサイン(北海道を車で走る回るだけ)『試験に出るどうでしょう』(高校の地理や歴史の教員免許を持っている大泉が雑に勉強を教えてくれる)も面白かったと思っていたわたしは、どんどん知名度が上がり、人気が上がっていくとともに、ミスターと大泉、藤村Dと嬉野Dの男性四人が高速バスに乗っていてもだれにも騒がれない時代が去ることを少し寂しく思っていました。

 

SNSも発達し、ネタバレのリスクが高まり国内ではロケが出来なくなり、アジア、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、しまいには北極圏まで行くようになってしまい、一個前のわたしを失意のどん底に陥れたアフリカ編までと”世界をまたにかけるどうでしょう”になってしまったわけですが、こっちとしては、どうでしょうで世界の景色を観たいわけじゃないんだよね!!

旅番組なら、山ほどあるし絶景は『世界遺産』とかで観ればいいわけだから。

 

北海道テレビ”の番組なんだから、北海道でいいじゃんっ!!

 

ということです。

 

北海道感を観たいんだよ、わたしはっ!!ってずっと思ってました。

 

この、北海道で生まれた内輪ウケ的な要素満載の『水曜どうでしょう』に対し「故郷とかないし、郷土愛とかないから疎外感がある」と言って、わたしの連れ合いはこの番組に否定的な思いを抱いているようなんですが、わたしがこの番組を観ていることに対しては、道産子だから当然だ、と謎の持論を展開しています(笑)

 

そして、Netflixで配信されていた2019版は、その初期ファンの思いをくみ取ってくれたのか、真冬の北海道からロケがスタートしていた(涙)

 

嬉しい、わたしは素直に嬉しかった。

 

色々考えて、この企画になったんだなっていうのが伝わった。

海外ドラマ民としては、シーズン4ぐらいでぐだぐだになった海外ドラマをシーズン5でテコ入れが成功して、人気復活みたいな復活劇だと思った。

 

『どうでしょう』バブルで大金を手にした感が満載のミスターと大泉のことは多少気にはなったけど、精神年齢もリアタイで観ていた頃に引き戻されました・・・。

 

というわけで、長い余談はここまでです(笑)

 

各シリーズのこと語り始めると、本当に朝になっちゃうから、このあたりでやめとかないといけない。

 

あ、最後にこれは余談の余談という、本当にどうでもいい話ですが、うちの母が若いときにまだ東京に進出していない大泉を生で見たときに、ものすごくスタイルがよくて、スラッとしていてかっこよかったと言っていました。

 

水曜どうでしょう 2019 北海道で家、建てます』編の感想でまたお会いしましょう~。

 

それでは、また。

 

※続編記事

 

www.meganetamago.com

 

 

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 ※ねんどろいどってonちゃんまであるの・・・(笑)