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金曜ドラマ『俺の家の話』第一話を観て、クドカンのガチファン、胸が熱くなる。

 先週の金曜1/22に、今期ドラマの第1話スタート陣から一歩遅れて、TBS金曜ドラマ『俺の家の話』がスタートしました。

 

www.tbs.co.jp

 

まず、今回のドラマの話をする前にあらかじめ断っておきたいのですが、わたしはクドカンドラマを15年ほど真剣に追い続けているガチファンであり、今さら客観的にレビューするつもりはありません。

 

というか、出来ないです。

無理だと思います。

 

Wikipediaの時系列を見ていたら、おそらくハマったのは2005年~2006年頃であろうと推測できました。

木更津キャッツアイを借りてきて、その後同じ脚本家の作品が観たくなり、マンハッタンラブストーリーで、沼落ちしたような気がする。

その後は、東野圭吾原作の流星の絆以外のだいたいのゴールデン帯のドラマはそのドラマの放映時期に録画およびリアタイで観ているように思います。

流星の絆』は原作とだいぶ雰囲気が違っていたことで、観ていなかったような記憶がうっすらあります。

もう今となっては、原作がどんな話だったかも覚えていないのですが。

 

というわけで、ネットに感想を垂れ流す以上、いつ宮藤官九郎さんご本人の目に触れることが万が一あるかもしれませんので、批判は絶対に書きません。

本人はエゴサしなくても、余計なお世話する人がいるかもしれないじゃないですか!

 

今回の作品も、テーマがセンシティブなので、いろんな方向から批判の声が飛んでくるかとは思いますが、それは他の方にお任せします。

 

わたしはファンとして、ファンらしい感想を書くので、ファンがマウントを取っていると感じる文章になってしまうこともあるかもしれませんが、それは許してください。

(過去作を持ち出してそれと照らし合わせる等、今回の作品とは無関係な話になったりすると思う)

今回の作品1つの評価として感想を持つことはもはや不可能で、すでに今までの作品を踏襲した感想を持ちながら観てしまっているので、それを踏まえた内容にどうしてもなります。

 

ファンによる一方的なお気持ち垂れ流し構文だと思っていただければと思います。

客観的な感想をお読みになりたい方は、他にドラマの評価を書いている感想がたくさんあると思いますので、そちらをお探しください。

 

それでは、第1話の感想です。

 

 

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書きたいことはたくさんあるのですが、一個ずつ思いついた順番に書いて行きます。
 
 『俺の家の話』は、
 
能楽師の家の長男に生まれ、家の後継ぎになるかと思いきや、反抗期に家を飛び出しプロレスラーの道を歩み、父親の危篤を知らされて20年以上不義理をしていた家に戻る42歳の主人公の語りから始まります。
死ぬかと思った父親は息を吹き返し、プロレスを辞める決意をした主人公は家で父親の介護をし、能楽師の家を継ぐ決意をすることに・・・
 
という内容で、
 
あらすじだけを見ると、ずいぶんファンタジーな感じです。
 
 わたし自身は、割とワイルドな生育環境で育っており、仲違いをしている親子の溝は頑張っても埋まらないことや、不義理をしている兄弟姉妹のご都合主義を許せないリアルを知ってはいます。
勝手極まりない理由で家を飛び出した自分が帰ることを待ち望んでいてくれるなんていうことは、ないことはないと思いますが、実際にはそんなに簡単にいくものではありません。
 
宮藤官九郎氏は、シリアスで不条理な人生を、軽いタッチで仕上げるのが得意な脚本家であり、社会的にはキラキラしていない人たちにも、満遍なく光を当てたりしてくれるのが好きなところです。
 
年齢をある程度重ね、客観的に自分の人生と現状を振り返ったうえで、ドロドロした重い作品を受け付けなくなったタイミングと、軽さの中にシリアスさを兼ね備えているちょうどよさにハマったのかもしれません。
不毛な社会や家庭のゴタゴタは、リアルで充分です。
 
自分が不毛な家庭で育ってるからこそ、リアリティーのあまりない、ファンタジーホームドラマが好き。
 
今までも彼のドラマは、恋愛モノや社会派ドラマというより、ベースがホームドラマや友情ものなどの作品が多かったように思いますが、今回の『俺の家の話』を観て、わざとそういう生々しい家庭の事情を見せないようにしていたのだなと、なんとなく勝手に思いました。
 
ドラマが3分の2ぐらい経過するまでは、正直ドラマを楽しむというより、今までの経緯からクドカン、今回もまた全方向から叩かれそうなテーマを選んだな・・・)と思いつつ、ハラハラして観ていました。
 
社会問題であり、今後ますます対応に苦慮しそうな介護問題や、それにまつわる家族問題。
そして、ここ最近表面に上がってきている発達障害の子どもの子育ての難しさなど、当事者から「現実はそんなに甘くない!」と、怒りの声が湧き上がるのが必至の内容。
 しかし、ハラハラしたまま1話を観終わったあとは、色々と感極まって涙が出てきてしまい、演者さんも含めた作り手の気合や、思いみたいなものがこもってる真剣な作品だし、わたしはこれでいいと思いました。
 
ドラマを観た人の「現実はそんなに甘くない」という怒りも含めた多数の色々なケースの声が上がることで、今までそういうことを知らなかった人が知ることになるきっかけになるんじゃないか、考えていなかった人が考えるきっかけになるんじゃないかと、むしろどんどん炎上しろと思ってるんじゃないかとすら考えました。
 
考えすぎかもしれませんが、 朝ドラでは【朝ドラっぽくない】、大河では【大河っぽくない】と言われ、さらには2020年のオリンピックに向けて日本のオリンピックとの関わりの大河ドラマ『いだてん』が放送された翌年。
コロナ禍で、ドラマと同じく誘致したオリンピックが延期になるという事態に、映画の公開時に映画の内容と同じような事故があったりと、タイミングの悪さが何度もあってファンとしてはやきもきすることが多く、作品への評価も真っ二つに二分されるというスタイルが確立されていましたが、今回は1話目から、思い切りの良さのようなものを感じていました。
 
それは、主演の長瀬くんの今まで見たことないような落ち着いた演技も相まっていて。
クドカン脚本の作品に長瀬くんが出演するのを見るのは、今作で5本目かな。
 
ドラマでは、『タイガー&ドラゴン』うぬぼれ刑事、映画の『真夜中の弥二さん、喜多さん』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』そして今回のドラマ。
 
正直、長瀬くん、演技が上手いと思ったことなかったです、ごめんね。
キャラクターで引っ張って行ってるのと、脇役が支えている感じで観ていました。
『TOO YOUNG~』の頃からでしょうか、役がハマってきたなと思ったの。
そして、観た後に知ったのですが、長瀬くんは今回のドラマが俳優人生最後の作品になるかもしれないとのことで、有終の美を飾れるんじゃないかと思います。
非常に良かった。
 
『タイガー&ドラゴン』でも、今回の父親役の西田敏行さんとは父子さながらの師匠と弟子を演じており、そのこともあって、観ているこちらに親子の違和感がなかったし、人間国宝と介護される側としての体当たり演技がさすがでした。
実際はもっと頑固ジジイが多いとは思います。
 
キャストでは、桐谷健太くんが割と可愛いキャラで落ち着いたキャラクターで、ギラギラした役の彼が苦手なのでドラマの邪魔をしてなくてよかったのと、クドカン作品ではニューカマーですかね、NHKのコント番組LIFEの新メンバーであり、元から好きな女優さんであった、江口のりこさんがかなりいい味出してました。
男社会で女として生まれ、母も早くになくし苦労も多かったからなのか、変なラッパー実業家と結婚して幸せそうでしたね。今後のブチ切れ演技を期待しています。
戸田恵梨香さんと永山絢斗くんの二人も楽しみです。
 
1話を観た感想としては、今まではNHK作品だったり、制作側の要望だったり色々制約がある中でも【自分らしさ】を大事にしてきた作風だったと思いますが、今回は今まで色々あった中で、視聴層を今までクドカン作品をずっと観てきたファンを主なターゲットとして作ってるのかなと思いました。
 
たくさんの人に観てもらえるにこしたことはないでしょうけど、今はテレビは娯楽としては廃れてきているし、そんな中で若い世代は特にテレビ番組は選んで観る時代にもかかわらず視聴率が悪いだの脚本が悪いだのの記事になって、作品に文句言われるの目にするのわたしも嫌だし、クドカンだって嫌だろうと思う。
わたしですらアンチを警戒しているぐらいなんだから、今まで色々言われてきたことは想像に難くないです。
 
伝統芸能のお家のお話は既視感があるし、キャストもそうなので、作品を追ってきた身としては、家族としてㇲッと入ってくる感じがあった。
今まで観たことあるような設定な中での新しさというか。
なので、もちろん初見の人も見られる内容ではあると思うのですが、今までのファンは余計刺さる部分が多い内容です。
 
 
おそらくクドカンのファン層は、30代から50代直前あたりの層が圧倒的に多いんじゃないかなと思うのですが、これから介護が始まる年齢だと思うんです。
うっすらとわかってはいるけれど、なんとなくピンとこないわたしたちに心の準備を突きつけてきた、とわたしは感じました。
コロナ禍で、国は国民のために何もしてくれないとわかった今、自分たちが何ができるのか。
 
なので、今真っ最中の人ではなくて、まだこれからの人向けだと思うのです。
【現実はもっと過酷】かもしれないけれど、現実を受け止めるための心の準備をしろと言われているような気がして、わたしは身が引き締まる思いだったし、嫌だけど色々考えなくてはという気になりました。
 
親きょうだいとの関係性がこじれていても、否応なく始まる介護。
人生の次の段階に進むときが来たんだなとゾワゾワしました。
 
 
 
今回の第一話終わりでは、今までにないぐらいドラマの感想がTwitterのタイムラインに溢れて賛否両論あるにしろ、わたしは嬉しかったです。
なんかしら思うところがあったからこその呟きだと思うので。
 
『俺の家の話』がこの先どうなるのか、しっかり見届けていきたいと思っています。
ファンの方、最後まで一緒についていきましょう。
 
それでは、また。

 

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TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

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