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【Amazon】『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ネタバレなし感想 ロマンス編より断然面白かった。ダー子にロマンスはいらない。

 『コンフィデンスマンJP プリンセス編』

 

7月13日に『ブラック・ウィドウ』の記事をUPしてから、実に1か月半ぶりの映画の記事です。

Amazonプライムビデオにずっと配信を待っていた『コンフィデンスマンマン JP プリンセス編』が来たので視聴しました。

『ブラック・ウィドウ』観たの何年も前の気がするけど、先月だったんだね。

すごい不思議な感覚。


www.meganetamago.com

 

 

 『コンフィデンスマンJP』はドラマから派生して劇場版も二作作られはしましたが、ある一定の人気はあるとは思うのですが、邦画、邦ドラとしてのキラーコンテンツというほどではない(気がする)。

 

詐欺師という設定ではあるものの、基本的には勧善懲悪の水戸黄門的な話なのに。

長澤まさみが黄門さまで、東出昌大小日向文世が助さん格さんという、日本人大好き設定にもかかわらず、 色気を封印した女性ヒーローが、男性二人を従えているのがダメなのかもしれない。

 

思わず、男女比が逆だったらもっと人気があったのかなと考えてしまう。

同じ脚本家のリーガル・ハイはすごい人気だったじゃないですかー。

こっちは男性ヒーローですよね。

 

わたしはもっとこういうダー子(長澤まさみ)みたいな女性ヒーロー作品の邦画観たいんです!

 

胸の谷間も、美脚も(そんなには)見せないし、女性強気キャラにありがちな、強がってはいるけど本当は弱さを隠すための仮面でふとした時に涙を見せる系のギャップ萌えもウリにしない、そして男性性と張り合わない。

ファンタジーな設定でありながら、キャラクターに非常にナチュラルさがある。

 

あくまでそれぞれがチームの【役割】としてお互い全うしているだけっていうの、今の時代に一番合っていると思う設定だし、話もそれほどは複雑じゃないのに、なんでもっと流行らないんじゃっ!!

 

前作の劇場版がぐずぐずだったからか!?

 

↓ ↓ 前作の愚痴をさんざんぶちまけてる記事はこちら ↓ ↓

www.meganetamago.com

 

わたしも、上記の理由で楽しみにはしていましたけど観る前は多少は不安でした。

 

しかし、始まって5分で、この作品は完成度高いとわかった!!

 

そして、それは間違いじゃなかったです。

面白い映画は掴みがいいんだ。

だいたい冒頭でハマれない作品は最後まで観ても微妙なことが多い。

 

今までドラマのほうを観たことない人でもだいたいの話はわかるので、まだ未見でもこの作品からでも是非見てみてください。

 

大丈夫です。

多少内容が合わなくても長澤まさみは可愛いので後悔はしません。

 

以下は、ネタバレなしの感想です。

 

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前回のロマンス編のぐずぐず劇場版に不満だったので、今回はどうだろう・・・という訝しみと、竹内結子三浦春馬が作品に出ることがわかっていたのでドキドキしていました。

 

去年わたしのメンタル低下をどん底まで落とした要因の一旦を担ったといっても過言ではないお二人(もともと情緒不安定だったところに、こんなキラキラした人たちがこんなことになっているのになぜわたしは・・・と悶々としてしまった)だったので、今この自分でも自分のメンタルの良し悪しを把握しきれていない状態で大丈夫か? また去年と同じ目に? とすごく不安だったのですが、結果からいうと大丈夫でした。

 

お二人とも皆様が実力を認める通り、プロの仕事に徹していたしそこまで出番は多くなかったからです。

そうはいっても、やっぱり冒頭で竹内結子が出てきたときは、切なさと雑念が出てきてちょっと集中できないかもとは思いましたが一瞬でした。

 

三浦春馬くんはやっぱりかっこよかったし竹内結子さんの笑顔は素敵でした。

 

そして、今回は最後まで観ての感想として一番思ったのは『脚本にものすごく時間をかけた』です。

最後の最後まで手を抜くことのない丁寧さが感じられました。

前回のロマンス編のやっつけ感はなし。

 

ただ、前宣伝として出演者を次から次へとごちゃごちゃ全員出して「豪華キャスト!」とやるのは作品のせいではなく広報のせいで非常にかわいそうだしもったいないです。

 

最近の邦画にありがちなんですが実際観てみた感想としては思っていたのと違っていて、そこまでキャストがごちゃつくことなくきれいにビシッとまとまっていたのに(どうせ、キャストを次々出演させるために無駄なシーンが多いんでしょ・・・)と宣伝のせいで思ってしまっていたので、本当にやめたほうがいいと思う。

見ている途中に、あっ、こんな人も出てる!というサプライズ感も楽しいのに。

 

今回の物語の柱は、過去を持つ(ドラマでちらっと描かれている)ダー子の複雑な生育環境から生まれる母性が描かれた話となっていますが、いわゆる母娘愛みたいなものがテーマとなっており、娘役を関水渚ちゃんという若い子が演じていたのですが、この子がまた瑞々しい。

 最初、広瀬すずちゃんにずいぶん似てるとも思ったんですけど、ちょっと違う。

すずちゃんのお姉ちゃんの広瀬アリスちゃんと足して二で割ったような本当に品のある上品な子でした。

 

ホリプロが大事に大事に育てているんだろうなぁ・・・。

 

www.horipro.co.jp

 

しかし! ダー子もまだまだ若い子には負けない美しさで圧倒してくれていてすごいよかったー。

 

ダー子の衣装も見ごたえがあったし、なんかのレカペか!と思って何度か見ほれました。

 

物語の舞台もシンガポールとどっかの島で、海も綺麗だし非現実感があってよかったです。

 

あっ!!

 

一つ、めちゃくちゃお勧めポイントがあったんだった。

 

この作品にすごい潔癖な執事が出てくるんですよぅ~。

仕えているお家が守られるためならば、なんでもするタイプの。

豪胆な主人に長年仕えてきたであろう、超潔癖執事。

武将でいうと、石田三成が好きなわたしはそういう、主人に忠実に仕えるタイプのキャラクター、すごい好きで。

だからもちろん執事も好きなんで、すっごいよかったんですよね。

その執事を演じていたのが、柴田恭兵(70歳)・・・って、え? わたしの父親より年上?(驚)

というわけで、イケオジ執事好きにもお勧めしたいんです。

 

あまり言うとネタバレになってしまいますが、エンドロールも色々な思いを感じられましたし、最後の最後までぜひ見てみてほしいと思います。

 

小気味よく話が展開して、気持ちよく終わってくれて余韻もいいのでお休みの日に観るのにお勧めします。

 

ところで、新作もやるんですね?

 

confidenceman-movie.com

 

なにこれ、かわいすぎる(笑)

 

エンタメ業界はコロナウイルスの影響で色々大変だとは思いますが、ロマンス編の轍は二度と踏まないように、最低でも今回ぐらいのクオリティーは維持してくれると嬉しいです。

 

映画は単発でやれて、スケジュールなんかも取りやすいのかもしれないけど、また連ドラでやってくれても全然いいんだけどなぁー。

 

というわけで、それではまた。

 

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※このポスターの衣装、着てなかった気がするんだけど・・・。