よかった、すごいよかった!(涙)
コタキ兄弟の第4話、樋口可南子がゲストの回。
ストーリーも実際少しは先が読めてたんだけど、それでもスパイスが効いていて、最後は泣いた。
メインキャスト二人と樋口可南子の掛け合いも見応えがあり、今までの第三話までの流れも含めての結果だったかもしれないけれど、非常に神回だったんです。
このエピソードを観られただけでもコタキ兄弟を追っかけていた甲斐があった。
ブログを書くとしても最終話を観てから書こうと思っていたのですが、第4話がすごく感動したので、急遽、筆をとることに。
今日(2/7)の深夜12時までなら、その樋口可南子がゲストの第4話がTverで観られるので急ぎお勧めしに来た次第です。
※そのほかはParavi(有料:30日無料お試しあり)でも、過去の分全て配信されているようです。
尚、テレビ東京とほかの数局は1/10日から放送が始まっていますが、東北方面などはこれから第1話が放送始まるところもあるようなので、間に合う方は是非第1話からご覧いただければと思います。
上記公式ホームページに、見どころや良さ、大体のあらすじは集約されているのですが、未視聴の方にドラマの紹介をしながら、実際4話まで視聴した率個人的感想をお送りしたいと思います。
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キャストのバランスがいい
これは、もう大前提なのですがわたしは滝藤賢一が好きだ!
今まで誰にも同意を得られたことはないが、いつか誰かが同意してくれるかもしれないという一縷の望みで定期的にTwitterで呟いています。
わたしは声フェチなのですが、声が一番好きです。
個性的な役柄が多い彼ですが、今回は個性的な人物ではあるにしろ、比較的ナチュラルに芝居をしている。素晴らしい。
W主演の名バイプレイヤーである、古舘さんと併さることでさらに魅力が増している。
役柄としては、
・神経質で理屈っぽく、真面目ではあるが運のない兄、一路(古舘)
・適当に生きてる風に見せかけておきながら、繊細でもろい弟、二路(滝藤)
終始喧嘩をしながらも支え合って生きているコタキ兄弟。
そこに、一路行きつけのレトロ喫茶店の店員さっちゃん(芳根京子)が”世間の目”として登場し、いい味を出しています。
さらに脚本家、宮藤官九郎が超ちょい役で役者さんとしてご出演。
メインキャストはこの4名で、毎回ゲストが登場するオムニバス形式です。
少ないメンバーでのストレートプレイのお芝居のような雰囲気で、見ていてとても心地いいです。
冒頭に紹介した、樋口可南子ゲストの回は、実にCM以外のお芝居は5年ぶりという女優・樋口可南子の圧倒的美しさと存在感により、ドラマが非常に締まっており、二人の演技もグッと胸に迫ってきて夢中になって見ていました。
役者と役者が作り上げる世界観っていうの、あるなーと思って感動した。
民放ドラマ、深夜枠でいい仕事するなー。
音楽もいい
オープニングテーマのCreepy Nuts『オトナ』。
めちゃくちゃいい。
【期間限定】Creepy Nuts 「オトナ」(ドラマ24「コタキ兄弟と四苦八苦」タイトルバック映像)
そして、エンディングテーマは、スターダスト☆レビューの『ちょうどいい幸せ』。
ドラマの余韻にピッタリと合う癒し楽曲。
オープニングとエンディングで全然雰囲気を変えていて、制作陣のこだわりを感じる楽曲の組み合わせだと思います。
ドラマのテーマがじわじわ来る
ドラマタイトルは『コタキ兄弟が四苦八苦』ではなくて『コタキ兄弟と四苦八苦』なんです。
毎回、それぞれの【苦】がテーマなので、全8話ですよね、たぶん。
四苦八苦とは仏教用語で、根本的な苦しみ、生、死、老、病、の四つに加え、愛する人と離れること、恨み憎んでいるものに会うこと、求めるものが得られないこと、色ごとなどの心身に執着することの4つで四苦八苦です。
それをテーマに今まで四話繰り広げてきたのですが、あんまり言うとストーリーのネタバレになってしまうのでここでは、どの苦がどの話のテーマになっているかは言及を避けますが、改めて知るとうん、なかなか奥深い。
仏教的には、生まれてくること自体が既に苦しみの始まりなんだなーと思ったのと同時に、求めるものが得られない苦しみ【求不得苦】(ぐふとっく)というのがこの8つの中に入っているのが非常に興味深いと思いました。
他のものは割とわかりやすいのですが、これはどんな人であろうとも何かしら満たされない苦しみを感じているという苦しみらしい。
わたしが羨ましいと思っている、あの人やあの人は果たしてどんなことが満たされないのだろう・・と思わず考えてしまいました。
今からでも全然間に合うぞ!
話が繋がっていないこともないけど基本的には、1話完結のドラマだし、まだテレ東本局では今日の深夜から第5話がスタートするので、打ち切りにならなければ、たぶんあと4話ある。
ここまで読んで頂いてる方は、公式HPとわたしの御託でだいたいの雰囲気と概要はつかめたと思うので、全然ついていけます。
最終的にはコタキ兄弟はこのまま変わらずに、コタキ兄弟のままであってほしいな。
観てる人が『四苦八苦』の中に『ちょうどいい幸せ』を見つけられる、どんな人にも寄り添えるドラマだと思います。
よかったら是非、ご視聴ください。
それでは、取り急ぎドラマのご紹介でした。
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