『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第2話『姉妹』感想です。
ウェントワース第二話、お家芸であるバイオレンス色が色濃くなってきましたねー。
一話目はバタバタしてる感じだったけど、二話目はけっこうストーリー的にはしっかりしてて、自分的にも落ち着いて観られたし、面白かったです。
そのバイオレンスを引っ張る新キャラ、ルビーですが、そのルビーと姉のリタをメインにしたストーリーでシーズン6は進んでいきそうです。
2人ともキャラが立っているため、早くも馴染んできました。
わたしは、ウェントワースは少年院ではないので少なくとも成人は過ぎてるはずだし、色々と事情もあるのでしょうが【若い子が傷ついた心を隠すために、イキっているのは甘え】と思う母性本能少な目タイプの嫌な大人なので、今のところ断然リタ派です。
今回のエピソードタイトルは『姉妹』。
今後、ルビー派、リタ派、中立派がシーズンが進むごとにどんどん分かれていくと思いますし、多分泣きのエピソードも途中差し込まれると思うので楽しみです。
そろそろ、感動して泣きたい。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
リズに毒を盛られ殺されかけたソーニャが、ウェントワースに帰還。
ブーマーが独房に入っていることを知ったソーニャは、ブーマーに毒の件を問いただすが犯人がリズだったと気付く。
一方、新人のルビーはボクサーであることでその強さをかわれ、女子刑務所の闇動画で稼ぐ方法としてのファイトクラブに誘われる。
リタは、アリーにルビーの秘密を話し、彼女の様子を見守ってくれるようにお願いする。フランキーはイマーンのカウンセラー、ゾーイにコンタクトを取る。
今回のエピソードは(普通にいつも観てるけど、この人たち犯罪者の集団なんだよなぁ・・)と思わせてくれるエピソードでした。
今までも、薬の闇取引や何かといえば暴力に走る姿など、『刑務所の話』という自覚はあったつもりだったのですがわたし自身、【ウェントワース】という世界観に慣れきっていたのと、小者たちをはるかに凌ぐ最強サイコパス、ファーガソンが居たので、凶悪犯罪者がけっこう居るのにも関わらず存在感が薄まっていたけど、居なくなってしまうと今まで小者だと思ってたけどそうでもないし、やっぱりこの人たち怖い・・と、殴り合う動画で稼ぐ様子を見ていて少し思ってしまいました。
サイコパスは楽しく視聴できるんですが、殴り合いはちょっと苦手なんです。
わたしは、あんな風に盛り上がれない。
ところで、サイコパスといえばソーニャ、めちゃくちゃ元気に帰還(笑)
毒盛られる前よりも、若返っている気すらしました。
ブーマーがソーニャに毒を盛った疑いで独房に入れられているということで、ブーマーにそのことを確認したソーニャでしたが、最初は本当にブーマーが作業場の件でソーニャに毒を盛ったと思ってたっぽくて、そんな浅い考えマジで思ってたの? ってちょっとソーニャにがっかりだったし、もしリズのことを100%疑ってないってことはないにしても、ブーマーが犯人っていうことを信じてあの場に来たんだったら、それだけリズのこと馬鹿にして下に見てるんだなぁと思いました。
ソーニャのことはキャラ的には割と好きだけど、自分がリズの立場だったと考えると、さすがに許すことは無理だな。うん、無理。
ソーニャに仇を打ったところで、なくすものもそんなにないからなんとかして復讐したいと思うのも無理はない。馬鹿にしすぎ。
スパイクの彼女が今までのウェントワースのカップリングからしてなんとなく釣り合ってない相手だなぁ・・刑務所だからそういうこともありえるか・・と違和感は感じていたんですが、まさか伏線だとは思ってなかったのですごく驚きました。
第一話でもリズと同じ髪色なのもすごく強調されてて、印象深かったんです。
しかし、本人かどうか確認もせず、あのシャワーカーテンの上から28回も刺すって相当です。
シャワーカーテンの上から刺したのも、返り血対策でしょう? 怖い怖い。
体力や腕力もさることながら、リズを刺すことが楽しくてしょうがなくて、飽きるまでやったら28回になったんだと思います。かなり晴れ晴れとしていたもんな。
お互い殺意を抱いていて、お互いを殺そうとしたことがわかっている2人の接近戦。
ソーニャはリズのこと馬鹿にしてるから、全然口車に乗せられるって思っていると思うけど、ヴェラとリズが話していた「シャワー室と医務室を間違えた」っていう話がものすごく気になる。
ヴェラもそれどころじゃないかもしれないし、だいたいヴェラはリズの話はいつもちゃんと聞いてないというか、誰の話もそんなにちゃんと聞いてないけど、そんなわけないじゃん! リズ、何年ウェントワースにいると思ってんの!? もし、あの年で本当に間違えたとしたら、医務室どころか病院だよ!! っていうレベルだと思う。
リズが、ソーニャの作戦の裏をかいたのかなぁと思うと、ワクワクしてくる(笑)
リズも今まで色々あったけど、基本的に海外ドラマでメンバーが増えるのはいいけど、減るのはすごーく嫌なんですよ。
それはどの作品でもそうで、減ったのがショックで観なくなった作品もあるぐらい嫌で(例外:ドリーン)。
なので、初期メンバーをわたしはすごく大事に思ってるんです。
今回、カズとアリーのやり取りで、アリーに向かってカズが「ビーのことは忘れて、あなたには幸せになってほしいと思っている」と優しい言葉をかけていましたが、(いやいや、刑務所内ではダメだよ。幸せになれないし、出てからにして)って突っ込むと共に、何故かわたしも、その時、ビーとマキシンのことはもう諦めて新ウェントワースに集中しろって言われた気がしたんですよ。で、すごく泣きそうになったんです(ファーガソンのことは現時点では諦めていない)。
もうブログにも、ビーとマキシンのことは書くのはやめよう・・って思ったことを今、書いてしまっているんですけど。
そういったわけで、話は逸れましたが、わたしにとってリズは大切な初期メンバー。
これ以上、ビーの友達に居なくなってもらうのは勘弁してもらわないといけないので、リズには起死回生の一発をお願いしたいんです!
このまま馬鹿にされたまま、負けてしまってはダメ。
ブーマーはソーニャに心酔してるし味方になってくれないと思うけど、それでもひとりでもがんばってほしい。
ところで、ヴェラたんつわり大変そうだね・・。
ヴェラたんの吐き気で、画面からこっちにもあっとした匂いまで伝わってくる気がして観ていて辛い。
ブリジットに相談しに行っていて「まだ考える時間はある」って言われていたけど、考えた結果多分産むし、産むとしたら脱獄だの殺人だのは胎教に悪すぎるから、ブリジットには優柔不断なヴェラに「産むことに決めて、体に障るから仕事はすぐさま辞めなさい」って言って欲しかったわ・・。
もし、ファーガソンが帰ってきて、ヴェラに子どもが生まれていることがわかったら格好のターゲットになっちゃうじゃん。
そのためにも、やっぱり辞めなきゃいけないんだよ!
もう、ジェイクともよりを戻せばいいじゃん!
ヴェラがつわりに苦しんで、色々な事件に対処しようとしたところで、解決できないよ・・。
今回のことが解決できるんだったら、ウェントワースこんなことになってないから。
カズじゃないけど、わたしもヴェラの幸せを心から願ってるひとりなんです。
体を大切にして元気な赤ちゃんを産んでほしい。
最後に、フランキーです。
今回のことでウェントワースに戻ってくるのかな。
イマーンの、カウンセラーと対峙して色々まくしたてていたけど、彼女が証言してくれることになったら、そもそもの収監が冤罪だからという理由で無罪放免になるの?
イマーンの件をあのカウンセラーが証言してないとしたら、なんかしらの共謀があったのかもねぇ・・。
それとも、フランキーが真犯人と報道されて証拠も出ているし、自分は罪悪感持ちたくないっていう心理から、そういうことで納得させていたか。
後者のほうが自然かな。フランキーが登場して動揺しているように見えたし。
だって、普通に考えて、なんの罪もない(?)人が殺人罪で一生刑務所から出られないように自分のせいでなっているって知っているとしたら、その人が自分の知らない人だったとしても良心の呵責に耐えられないよね?
「警察が来るから逃げて!」とカウンセラーに促されて逃げて撃たれたわけですけど、イマーンの件を証言するつもりなら逃がさなかったと思うし、フランキーも警察にその場で訴えればよかったのに何で逃げたの?とは思ったんですけど・・。
次回、手負いのフランキー、ブリジットに発見される!
乞うご期待!
って感じかなぁ。
ブリジットの家は監視がついているかもしれないし、ブリジットが警察を巻いて必死にフランキーを捜索し、どこかに潜伏しているフランキーを見つける。冤罪を晴らすのは諦めて2人で国外逃亡し、名前を変えて新生活・・と思ったけど、アメリカならメキシコに逃げるところだけど、ウェントワースはオーストラリアだからなー。
でも、どこかに潜伏して暮らせる田舎があると思うんだよ!
あんだけ広いんだからさっ。
なんで、今度は逃避行劇に移行と踏んでるんですがどうですか?(笑)
あ、追記なんですが、ファーガソンのことを諦めてない理由として、ウィルがカズにしつこく「ファーガソンは戻ってこない」と言っていたのが、フリに思えたからです。「押すなよ、押すなよ」的な。
戻ってくるんだなって逆に安心してしまった(笑)
というわけで、二話の感想はここまでです。
それでは、またー!!
第1話の感想はこちらから。
【ウェントワース女子刑務所】過去記事一覧はこちらから
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