『ストレンジャー・シングス』シーズン3第3話『消えたライフガード事件』感想
です。
ジョイスが疑問に思い、理由を解明しようとしていた【ホーキンス内で磁石がくっつかなくなっている現象】なんですが、調べる課であるわたしが調べない訳にはいかないですよね・・。
物理学的なことは(も)苦手なので、調べたところで理解できるかどうかは不明だったのですが、とりあえずチャレンジしてみたけど、やっぱり無理でした。
グラフとか数式とか出されてしまっては、手も足も出ない(笑)
なにが磁力を弱めてしまうのか?—減磁について|SIMOTEC - 下西技研工業 技術情報 > マグネットテクノロジー
やっぱり、物理素地ゼロ以下のわたしには、スコット先生のように子どもに教える感じで教えてもらわないと無理だ・・。
しかし、このページでは【外部減磁】、【自己減磁】、【温度減磁】という言葉を覚えましたし、おそらくホーキンス内で起きている現象は【外部減磁】であり、”磁石は外部から印加される磁界の影響を受けて減磁が発生することがあります。”が全てでしょう(笑)
小さい磁石だと現れやすい現象とも書いてあるし。
ちなみに【印加】とは、一文でいうと『電気回路に電源や別の回路から電圧や信号を与える事』らしいのですが、その内容もわたしには意味を理解するのに時間のかかる内容で、漢字二文字で表すには複雑な意味を持っていました(笑)
【印加】は【印度咖喱】の略語?ぐらいしかわたしの脳では想像できなかった・・。
日本語難しすぎる。
こうして調べた結果、【ホーキンス内に大きな電磁力のある部品が存在している】というのが、非常に有力な仮説であり、色々あったジョイスが不安に思うのも無理はないです。
ちょっと、減磁の話は(わたしにとって)難しい話だったので、磁石に関する基本的で簡単なお話をご紹介(笑)
下記リンクは上記と違う会社の、磁石のざっくりとした基本的知識やトリビアが書いてあるページです。
生活にも密着している情報あり、初めて知る情報ありとけっこう楽しかったので、お時間のある方は一読して損はないかと思われます。
【磁力が弱くなった磁石は、大きい(強力な)磁石をくっつけておくと磁力が回復する】というのは、理科の授業で習った記憶がうっすらとあるので、わたしがジョイスだったら、とりあえず冷蔵庫にくっつけるよりも、磁石同士をくっつけてみるかもしれないとは思いましたが、どうせ磁力が回復しないだろうし、回復したところで納得はしない気がするし、そもそも不思議現象が起こること自体が不安で仕方ないので、ジョイスと同じくスコット先生の所に駆け込むことになるでしょう(笑)。
第2話の感想はこちら
<広告>
~あらすじ(ネタバレあり)~
Season3 "Chapter Three: The Case of the Missing Lifeguard"
エルとマックスは、エルの家で女子会を繰り広げていた。
エルの力で、マイクやルーカスたちがどんなことをしているのか探ったりしていたが、それがエスカレートしてランダムに選ばれた人が今何をしているか観ようとし、マックスの兄、ビリーが選ばれる。
エルがビリーの様子を伺うと、ビリーが若い女性を監禁しているところを見てしまい、マックスとビリーの行方を追うことにする。
ビリーは家にいなかったが、お風呂場からプールの監視員のカバンと血まみれの笛を発見する。若い女性が”ヘザー”という名前であると突き止めた2人がヘザーの家に行くと、ビリーとヘザーはヘザーの両親と和やかに食事会をしている最中だった。
納得のいかないエルだったが、一旦帰宅することになる。
一方、ロシア語の暗号の解読に挑むダスティンとスティーブとロビン。
モール内を偵察するダスティンとスティーブだったが、なかなかいい情報が得られない。そんな中、ロビンが「暗号を解読した」と告げ、その暗号の行動を確かめることにする。
ホッパーは、ジョイスに約束をすっぽかされたことを怒っていたが、エルに女友達ができたことを喜ぶ。
翌朝、ホッパーの家にジョイスが現れホーキンスに起きている異変を告げ、また何か起こるかもしれないので研究所に行きたいと言い出す。
研究所は封鎖されていて、誰もいないというホッパーを振り切り一人で行こうとするジョイスを追うことになるホッパーだったが、誰もいないはずの研究所で何者かに襲われる。
そして、マイク、ウィル、ルーカス、ダスティン四名の友情にも変化の刻が訪れていた。
ほぼ楽しい出来事で構成されていた、1話と2話を経ての第3話。
今までの出来事を振り返るフラッシュバックを盛り込むことで、一見平和そうに見えるホーキンスの街や、それぞれの人物が内に抱える傷や闇が描かれました。
ウィルは、モンスターに憑依され異次元に放り込まれた過去に囚われていて未来を見据えることができないし、自分の中に”何か”がまだ居ることに怯えている。
ジョイスは息子を取り戻したけど、恋人であったボブを失ったこともあり、ホーキンスの街に暮らすことの不安や恐怖から逃れることができていない。
そして、ホッパーもそんなジョイスを助けてあげることができていない。
やっぱり、そうだよねー。
楽しいだけの『ストレンジャー・シングス』にはならないよねー。
ちょっと、淋しいけどこれが真骨頂だし気持ちを切り替えて『ストレンジャー・シングス』シーズン3を楽しみます!
今回は、ロビンの暗号解読で【スター・コート】にロシア人の何かの機器の搬入があったり、凶暴化したネズミをつかまえたおばさんがモンスター化したり、ビリーがいよいよヤバくなったり、エルがそのことに気づいたりと盛りだくさんでした。
個人的に一番気になるのが、人妻好きのビリーの件でビリー(とヘザー)自身は死んでいるのか生きているのか、ああなると本人はどうなるのか知りたいです。
まだ生死は判明してないよね?
風呂場に残った氷の袋の数を見て、怪物に憑依されたことはわかったけど、あのお風呂に入っていたのはビリーなのか、エルの見た通りヘザーなのか、それとも両方なのか。
ビリーは自分そっくりの怪物に遭遇した時生きていたけど、怪物側の立場に立ったら、ビリーを生かしておく意味がない。
本人が死んでしまったら、乗っ取った方も死ぬと言うなら別だけど、あの時点で別々の体だったから、もし体と存在を乗っ取りたいなら本人は邪魔なだけですよね。
そういえばウィルが憑依されて暑いのを嫌がっていたとき、中にいる正体不明なものを追い出すために、ジョイスが心を鬼にして暴れるウィルを縛り付けてストーブをがんがんつけてウィルから怪物追い出してたよな・・っていうのを思い出して、あれは母だからこそできた所業だから、今回ビリーを心から助けようとする人物は現れるのか、怪物のまま終わるのか、マックスが兄妹愛を発揮するのか非常に気になってきました。
ダスティンとスティーブとロビンの三人のトリオは非常にいいバランスです。
大人っぽい年下のダスティンと、バカなスティーブ、そこに聡明な美女。
スティーブとロビンの恋を後押ししようとしたのに、意味不明な理由でロビンを恋愛対象としてないスティーブを哀れな目で見ているダスティンがツボでした(笑)
しかし、丸腰の三名がロシアの何だか訳のわからない組織に挑むのは少し無謀なのでは!?
そして、今回のエピソードは、ウィルが女の子に夢中になる他の三人との関係を昔に戻そうとしているさまが非常に切なかったですね。
【あの小屋】も破壊してしまって。
結局、家族や友達の元に戻ってはきたけど、マイクをはじめとした仲間たちは子どもだったし、ウィルを取り戻そうと尽力はしてくれて、ウィルが帰ってきて心から喜んでくれはしたけど、異次元に一人放り込まれた辛さはウィル以外にはわからないからな・・。
順調に年相応に年齢を重ねていくマイクたちと、取り残されたウィルの対比。
それを一人わかっているのがジョイスで、だからこその引っ越し案なんだろうと思った。
もう、事件前のウィルと同じではないとわかっている。
自分にとっても息子にとっても辛い思い出のあるホーキンスを離れてイチからやり直すことができれば何か変わるかもしれない、という気持ちはすごくわかるけど、何も変わらないかもしれない、でもやってみる価値はあるという感じですよね、母として非常に難しいところです。
マイクたちの気持ちもわかるし、ウィルの気持ちもわかるし何とも言い難い。
女の子だと、この段階でさくっとグループがそれぞれに分かれたりしちゃうもんだけど、ウィルとマイクは幼馴染だしなぁ・・。
それにしても、エルとマックスの女子会は可愛かったですねぇー。
家にマイク以外の友達(しかも女の子)が来てるとわかった時のホッパーの破顔ぶりと言ったら・・。
このまま、娘溺愛パパぶりをホッパーには貫いてほしい。
というわけで、それではまたー。
<広告>
Stranger Things 3 (Original Score from the Netflix Original Series)
- アーティスト: Kyle Dixon & Michael Stein
- 出版社/メーカー: Lakeshore Records
- 発売日: 2019/06/28
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る