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ストレンジャー・シングス シーズン2 第3話『未知なる生物』感想 クラーク先生の授業で『フィネアス・ゲージ』が紹介された意味とは。

ストレンジャー・シングス シーズン2 第3話 感想です。

 

【The Pollywog】とは今回の原題です。

【Pollywog】の意味は『カエル、ヒキガエルの幼態動物』のことらしいのですが、(それっておたまじゃくしのことでは?)と思ったので調べてみたら、おたまじゃくしは、【Pollywog】とは別に【tadpole】という言葉があり、そちらの方がポピュラーみたい。でもおたまじゃくしを現す時にも【pollywog】は用いられるため、ほぼ同義語。

アレははっきりと【tadpole】ではなかったので、【Pollywog】が使用されたのかもしれません。

 

わたし、地味にクラーク先生が好きです。

子どもを教育するっていうより、基本的には勉強を教える姿勢なところが好き。

クラーク先生が中学の理科の先生だったら、理科を好きになってたかも・・ってストレンジャー・シングス』のレビューで二回目ぐらいに同じこと書いている気がするけど、来世に期待するんだった・・。

わたし、理数(特に数学)系の学問が、自分的には努力したつもりではあるんだけど、学生時代、頑張っても本当に本当に理解できなかったので、問答無用に『理数系の人はかっこいい』って思ってしまう傾向にあるんです。

だって、自分の出来ないことをできる人ってすごい!って普通に思っちゃうじゃないですか。 理数系の人には理解できないかもしれないですけど、脳の構造が明らかに違うんですよ!

そういう事情もあって地味にっていうより、かなり好きなクラーク先生なんですけど、日本語版ウィキペディアに登場人物として紹介されてないんですよ!  カレン(ナンシーとウィルの母)は紹介されているっていうのに!

今、(あー、あの人カレンっていうんだ・・)ってこれを読んで思った人、10人中8人ぐらいはいるぐらいの知名度(個人的見解です)であるナンシーとウィルの母、カレンが紹介されているっていうのに!!

 

という怒りは一旦置いておいて、今回のクラーク先生の授業『フィネアス・ゲージ』ってなんなのか気になりませんか?

フィネアス・ゲージ - Wikipedia

フィネアス・ゲージ自体は人の名前す。

そして、ウィキペディアに書いていたことはクラーク先生がざっくりと話していた内容がほぼ全てなんですけど、補足すると鉄道建築の親方であったゲージは、1848年、現場の発破作業のため、直径3㎝長さ110㎝の鉄棒で火薬とかをグイグイ突いていたら事故で火薬が爆発、その勢いで手に持っていた鉄棒が顔を斜めに突っ切って、6㎏という重量もあり、25mほど飛んでいっちゃったらしいのですが、鉄棒の先を何故か鋭利に細くしていた(持ちやすくするためか、保管しやすくするためか、本来細いほうで突かなきゃいけないのを逆に持っていたか、本人の趣味)のと、急所をことごとく外し命をとりとめたらしいのですが、この事故の直後は気を失うこともなく自力で歩き、普通に話していたらしいです。

ただし、脳の一部を体外に出してしまったうえ、怪我の回復でこん睡状態に陥って後に意識を取り戻したら、性格が別人になっていた・・。

と言われ、脳の研究者の臨床対象として格好の餌食になっていたようですが、現在ではかなり事実が捻じ曲げられていたり誇張されているという説もあり、事故前と後では性格が粗暴になったという説も定かではありません。

個人的にはそれだけの体験をしたのだから、体の痛みや事故の後遺症も含めて少なからず理性を失うのは仕方ないと思われるからです。ただし、彼が損傷した前頭葉は、思考、やる気、感情、理性などを司るので、ここを事故などで損傷すると幼稚になったりはするそうなので、ある程度の変化はあったと思われます。

 

だけど、問題なのはなぜこのタイミングで、この『フィネアス・ゲージ』ドラマ内で取り上げたかってことですよね。

理科の授業でしたが、この時代にはまだ科学で解明されていないこともたくさんあったと思われるし、彼の件は【大事故で一命を取り留めたが、性格が別人になった】という怪奇現象に近い扱いだったのかもしれないと思いましたし、今回の事件によってそれぞれの人生がジョナサンが言っていたように、『誰も元には戻れない』っていうことを現したかったのかもしれません。

 

シーズン2 第3話の感想はこちら ↓ ↓

 

www.meganetamago.com

 

 

ストレンジャー・シングス』シーズン2第3話は、エルとホッパーの前日譚の続きに加え、ホッパーは農作物が次々に被害に遭っているホーキンスの町を調べる。ウィルは相変わらず幻覚に悩まされるなか、ジョイスはある発見をする。ダスティンが変な生き物を飼いだして騒動になる。エルは、マイクに会うためホッパーがエルを匿っている小屋を抜け出す。

 

※以下、ネタバレありの感想です。

 

ワッフルを置いてあったのが誰なのか確かめたエル。

エルは少女ですが相手の命を簡単に奪えるほど強いので、例えばああいう危険な目に遭いそうな時、相手が味方でなく敵だったとしても、相手に立ち向かえるのがすごくいいと思ったし、観ているこちらも安心感がある。

あとこれは正直な感想なのですが、長い間女として生きてきた身としてエルが羨ましくもありました。

辛い境遇を生きてきたエルに対して、不謹慎に思うんだけどそれでもやっぱり女であるだけでの身の危険というのはやはり確実に存在するので、立ち向かえる力が備わっているということだけで、例え何も起きなかったとしてもリスクを考えないでやれたことがたくさんあったんじゃないかとどうしても思ってしまうわけです。

あと、女性全員にいざという時はエルと同じ力が備わっていると世界中の全員が知っていたら世界も随分違ったものになっていたのかなぁと思わず考えてしまったりするのです。

エルはホッパーと出会えて保護してもらい、荒れた山小屋を掃除して家具を整えて新しい生活を始めるシーンは、ハッピーですごくよかったです。

もう年齢的に大きなエルを寝かしつけるホッパーには思わずじんわり。

あと、自分のことを保護者じゃなくて、『友達』って言っているのもよかったですね。あくまで、エルと自分は対等な関係であるということをホッパーはエルに伝えたかったのでしょう。

浮世離れしているエルを教育したり、しつけるのは大変だったと思いますが亡き娘との失った時間を取り戻しているようで、ホッパーも幸せだったと思うし、ホッパーが太ったのも、エルの為にまともなご飯(ワッフル含む)を食べるようになったからだなと思ってました(笑)

 

一方、ダスティンが飼い始めた変な異次元動物は、ダスティンは喜んでいたけどわたしはウィルのことが心配で。

案の定、あの変な生き物のせいで幻覚というかが悪化し、「えっ。ここで終わり!?」というエピソードのラストになったわけですが、ジョイスが久々に野生の勘を発動したので、多分大丈夫でしょう(笑)

色々謎なんですが、ウィルが吐いた生き物をダスティンが飼っているということ? それとも異次元とこちら側がつながったせいでたくさんああいうのが入り込んでるということですか?

ところで、自分たちのグループに突如変な女の子が入ってきたことが気に入らないマイクですが、シーズン1で自分はエルを勝手にチームに入れたくせに勝手すぎる(笑)

だから、せっかくエルが会いに来たのに、大事なところで女の子とイチャついていると思われるんじゃん!!

マイクは自業自得にしても、エルがかわいそうでしょっ!!

 

話は変わりますが、ボブはエピソードを重ねるごとによくなってきますねー。

大人、やっぱり安心。

ウィルのことも適度な距離感で付き合っていて、なかなかできるようでできないことなんだよああいうことって。

偏見とか先入観って誰にでも存在するから、痛み味わってきた人か、本当に能天気な人しかできないワザだと思う。

もちろんボブは前者だと思って話してます(笑)

 

大人に安心感を感じるのも、高校生がくそガキすぎる(言葉汚くて失礼します)ためもあると思うんですよね。

『思春期だからこういうこともある』で片付けられないイライラを与えてくる(笑)

ナンシー、飲み過ぎで記憶なしからのスティーブとの痴話げんか。

それと、なんかしらないけど、白熱しすぎのバスケの対決?

子どもの可愛さと大人の良さが確実に高校生で引き立てられてる(笑)

ナンシー、学校をさぼってジョナサン巻き込んでバーバラの家に行くんではなく、わざわざ電話を変えてまでバーバラのお母さんを呼び出したのは、盗聴されていると踏んでの罠の行動なのか、ただ呼び出しただけなのか・・。

ただ呼び出しただけだったんだったら、ただじゃおかない(笑)

 

というわけで、またマイクとエルが会えなかった第3話。

シーズン2は全エピソード9話なんで、そろそろ次ぐらいで会わせてあげてくださいね。 エルとマックスの恋の対決とかいらないんで。

マックスは、ダスティンとお似合いだと思います。

 

というわけで、それではまた。

 

 

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