『ストレンジャー・シングス』シーズン3第7話『傷跡』感想です。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、数あるスティーヴン・スピルバーグ製作・総指揮作品の中でも大ヒット作品のひとつであり、世界的にも有名です。
・・・ってよくよく考えたら、地上波で何度か放送されていたのを見かけたりはしたことがあるけど、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を最初から最後まできちん観たことがないかもしれない。
今回のエピソードでロビンが「なんかよくわからないけど、母親が息子とヤろうとしていた(笑)」とハイになった状態で言っていて、(それは2のストーリーでは・・?)と思って調べて見たら、違った・・(笑)
マイケル・J・フォックスも、デロリアンも、ドクもだいたいのストーリーも知ってるつもりだったんだけど、日本の公開が1985年ではうろ覚えのキャラクターの絵を描くようなもんだった。
ホーキンスの子どもたちは夏休みに入っており、(アメリカの夏休みは大ざっぱにいって、2か月から3か月ぐらいあり、夏休みの期間は州によってバラつきがある。9月から夏休み期間分を逆算したところから夏休みはスタート)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の1作目のアメリカ公開日は、1985年7月3日と独立記念日のお祭りがホーキンスで行われている7月4日の前日なんで、まさに封切されたばかりの新作中の新作ですが、客席は満席でしたね!
これから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ブームが起こる直前だと思うと粋な演出だと思うし、まだ映画を未見の子どもたち、特にルーカスを初めとした男の子たちは科学的なことが大好きなので、タイムマシーン制作に夢中になり、マキシンに白い目で見られたりすると思うとワクワクします。
エリカが映画に夢中になってスティーブとロビンの見張りを怠っていたので、意外とエリカのほうが夢中になったりするのかも。
それも面白いと思います。いずれにしてもみんなの将来が楽しみ。
最終話、みんな揃って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を楽しく観に行けますように。
第6話の感想はこちら
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~あらすじ(ネタバレあり)~
Season3 "Chapter Seven: The Bite"
1985年7月4日、独立記念日の夜。
ホーキンスの街では、町長主催の大規模な移動遊園地が設置されたパーティーが開かれていた。盛大な花火が上がるなか、マイクとエルたちは、マインド・フレイヤーの狙いはゲートを閉じる能力を持っているエルだと予測し、危機感を高める。
マインド・フレイヤーがエルのところに現れ、エルを攻撃するが全員で対抗する。
なんとかマインド・フレイヤーを撤退させることが出来たが、エルは足を負傷してしまう。エルの足の治療をしようと侵入したホームセンターで、マイクたちはダスティンからの『コード・レッド』の無線を受信するがよく聞き取れない。
ダスティンとエリカは自白剤でハイになっているスティーブとロビンを連れてスターコートを出ようとするが、出口付近でロシア人の団体に狙われて作戦を変更。スターコート内の裏道を通り上映中の映画館の客席にスティーブとロビンを座らせ、エリカに見張りを頼む。見張りを頼んだはずがスティーブとロビンは映画館から姿を消してしまう。
吐き気に襲われたスティーブとロビンはトイレに駆け込み、薬を吐く。
スティーブとロビンはトイレでお互い、自分の気持ちを打ち明け合うがロビンはスティーブに意外な事実を打ち明ける。
ホッパー、ジョイス、マレーは、アレクセイを連れて急ぎホーキンスに戻ることにする。移動遊園地内でホッパーを見つけた町長のラリーは、ロシア人の殺し屋にホッパーを発見したことを伝え、アレクセイが見つかってしまい撃たれてしまう。
なんとか殺し屋から逃げ切ったホッパーとジョイスとマレーはスターコートに向かう。
ダスティンの無線を受け取ったマイクとエルたちはスターコートに到着し、ダスティンたちの危機を救うが、エルの足はマインド・フレイヤーの攻撃によってかなりのダメージを負っていた。
あー、もう、だから死人は出さないでくれって言ったのにー・・・。
言葉も通じないロシア人だったしそもそも敵だったかもしれないけど、マレーと友情を築いていて、マレーもアレクセイもお祭りも楽しそうだったし、なにしろマレーがかわいそうで観てられなかったよ・・。
マレー、別についてくる義理はないのに、通訳としてホーキンスについてきてくれたし、自分は一人身なのに相変わらずの観察眼で、じれったくなっている男女の関係を鋭く指摘し、2人の関係を前に進めさせるという手腕は相変わらずだったのに・・。
アレクセイは味方に殺されちゃったからさー、なんとも言えないけど守りきれなかったのなんとなく悔しいです。
我が家では『ターミネーター』と呼んでる殺し屋。
ロシアの刺客だし、腕が立ちそうなのに、ホッパーが一人で互角に対応してるから意外とすごいよなーといつも思っている。
さすが警察署長。
あと、今回のエピソードは久々にナンシーの射撃が観られてよかったです。
字幕に『ナンシー撃て』と出た時、わたしもほぼ同じあたりに「ナンシー、撃て!!」と声に出していた(笑)
エルの手当をするのにホームセンター的なところに侵入したとき、マックスの指示でウィルとルーカスが、手当て用のボウルを探し当てられずに、花火に心奪われていたときは(これだから男子は・・)と思ったけど、あのことに関しては、わたしはルーカス派。
エル一人だけじゃ、色々無理だしそこまでエルにプレッシャーを与えないでやって欲しいの。
エルだって、全能じゃない。援護は必要です。
そして、ロビンの第二の告白。
スティーブの好感度、爆上がりだったよねー(笑)
34年前だよ?
言う方も勇気がいったと思うし、言われたほうのスティーブの対応もナチュラルですごーくよかったと思う。
何とでも言って断れるところを、真実を話したロビンもスティーブに対して誠実に対応したし、ロビンの誠実さを受け止めたスティーブも、2人とも人間力が高いと思った。
見習いたいと思ったし、印象深く感動的でした。
ロビンが恋してたのはスティーブじゃなかったというのは、2人の恋の成就をずっとエピソード1から願ってた身としては非常に残念なんですが、致し方ない。
片思いがデフォルトの学生時代は、好きな人の視線の先を見てしまい、好きな人の好きな人に気づいてしまうこともあるあるだよね。
好きな人の好きな人を見ているうちに、好きな人が気づいていないようなその人の良さに気付くこともあるだろうし、チャラチャラしてるだけじゃない部分にロビンは気づいていて、「スティーブだったら仕方ない、この気持ちは死ぬまで誰にも言わないでおこう」みたいなあきらめの気持ちと憧れの気持ちが混在してる複雑な感情だったんだろうなー・・。
誰かに話せて、ちょっと心の荷物を下ろせただろうな。
このふたりには友達としてずっと仲良くやってほしいよ。
すっかりロビンがスティーブに恋してると前話まで思ってたから、(スティーブ、とうとうやったな!)って思って嬉しかったんだけど、いずれにしてもこんな切なすぎる思春期の恋を語られては仕方ない。
ダスティンに慰めてもらってくれ(笑)
独立記念日のお祭りにも参加できず、ロシア人に命を狙われ変な怪物と戦う羽目になっている夏休みのこどもたちが、ルーカスの花火爆弾で、お祭りの花火を取り戻せると嬉しいし、あの移動遊園地が稼働した時、真っ先にみんなを遊ばせてあげたかったって思ったから、最終話はみんなが楽しく遊園地で遊ぶシーンで締めてほしいなーと思います。
そして、遊園地ではスティーブに運命の一目ぼれの出会いください(笑)
というわけで、最終話の感想でお会いしましょう!
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