『ペーパー・ハウス』シーズン2第4話感想です。
今まで観た『ペーパー・ハウス』の中で一番面白かったエピソードかもしれない!
めちゃくちゃ後半ドキドキしました。
血圧確実に、上がってたと思う。
家の血圧計だと、いつも夜は最高85とかそのあたりをうろちょろしているんですが、三ケタはおそらく超えてたと思います。
薬に頼らず、海外ドラマで血圧を上げる海外ドラマ療法、効果絶大ですね!
ただし、その分観終わったあとにちょっと寝付くまでに時間を要してしまいましたが(笑)
しかし、それもこれも今まで彼らのミスをずっと見てきたからこそ。
前半は男の嫉妬、弱音、そして男子のぐずりに若干食傷気味だったのですが、前回リーダーの座をナイロビに奪われた、推しキャラベルリンが後半魅せてくれたーっ!(嬉)そして、ナイロビのリーダーぶりも好きでした。
詳しくは、下記で!
※第3話の感想はこちら
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン2第4話。
ナイロビがリーダーになることになった造幣局。
ナイロビはやっと連絡がついた教授に造幣局の苦境を知らせるとともに、ベルリンから『チェルノブイリ作戦』を聞き出す。
造幣局のピンチを知った教授は、ピンチを脱出する計画を実行することにする一方、造幣局長のアントゥーロは、強盗団から銃を奪って脱出をはかる計画を立てる。
ピンチをひとまず脱したかに思えた教授のところに【ある情報】が入ってくるが、ベルリンは警察の罠だと主張する。
教授は計画成功のために【ある情報】が罠かどうかどうしても確かめる必要があった。
まず、教授と連絡のついたナイロビが、造幣局内で教授と連絡が取れなかったときに起こった出来事を、明瞭簡潔にキビキビ報告していたことに関心しました。
【トーキョーが、ベルリンにロシアンルーレット】
っていう言い方は、殺しかけたでよかったのでは・・? ってちょっと思って面白かったけど、
すごく、デキる女じゃん!!
トーキョーにはロシアンルーレットされても話さなかった『チェルノブイリ作戦』もナイロビにはあっさり話すベルリンも、人をしっかり選んでて面白かった(笑)
今までも、みんなが余計なことばっかりやっているなか、一人で紙幣の印刷を指示したり(あの中で本気度高いのナイロビだけだな・・)って思ってはいたけど、きちんと真剣に強盗に取り組む人ちゃんと居るなって、すごい安心感だったよ、ナイロビ・・今まで色々我慢してたんだね(涙)って思わずなりました(笑)
教授、ナイロビをスカウトしていたおかげでリオの命も助かったし、計画もとん挫しないですんで本当にセーフでした。
教授の今までのグッジョブベスト10(そんなにないかもしれない)の中に確実に入る案件だった。
という感じで始まったエピソードでしたが、途中はアントゥーロが愛人モニカの浮気(?)でモニカのことをみんなの前でさらし者にしたうえ、印刷係のおじいさんを、ものすごく底意地悪く脅し、クズだと思ってたけど本当にクズの上塗りで(うわ・・マジでこれはないわ・・)ってなったり、更にはリオが人質に味方してアドバイスしたり、会議でもぐずったりしていて(だから、一緒に仕事するのに子どもは嫌なんだよ、勘弁して)って最初で上がったテンションがみるみる下がってきていたうえ、教授の弱音がだらだら続き、言い出しっぺが警察にハニートラップ仕掛けるのはともかく、女に本気になっちゃって計画が予想通りにいかなくて泣いてるし、このくだりは長くて飽きてきたからいい加減にしてくれ、しかも、教授に巻き込まれたせいで死人出てるし、全然同情できないっ!ってだんだん腹が立ってきていたのですが、前述のとおり後半ベルリンが盛り返してくれたので、本当に助かりました(笑)
教授が事前に提案していた『民意を味方につけよう、人質解放生中継民間マスコミを造幣局に入れる作戦』(通称:カメルーン作戦)実行にあたっての造幣局会議は、ナイロビのリーダーぶりは評価するけど、あの役目にリオはないってなってたのでハラハラした。面が割れている犯人が顔出しでやるのが一番いいのは当然として、あの中だったら消去法で、ベルリンしかいないでしょーよ!(怒) ってなっていたので、最終的にベルリンに決まったのには心底ホッとしました。
ベルリンの目立ちたがりの性格が幸いし、ナイロビがベルリンを殴った傷も手負いの感じが出て、相乗効果になっていて、だんだんベルリンも興が乗ってきて感情も入ってきたし、ものすごくうまくいっていて(こんなにうまくいくのはおかしい、いつミスをするのか)とものすごくドキドキしたけど、あんなに造幣局のみんながきちんと役割を果たしているところ初めて見たかも(笑)
ベルリンの余命わずかな病気も、面が割れて虚言癖があると警察が言っていたことも、警察が民意を味方につけようと利用して極悪人に仕立て上げたことも、オスロの死も、全部この時のための伏線だったのかーって関心した。
ミスを利用したと言えないこともないけど、脚本は最後から逆算して考えられてるような気がするって今回初めて思いました。
今までは、失敗ばかりしていたから考えたこともなかったんですけど(笑)
ドラマの伏線回収気持ち良すぎる。
おそらく、海外ドラマ好きの脳を科学的に調査したら、こういう瞬間に快楽物質である脳内麻薬のエンドルフィンや、ドーパミンや、アドレナリンや、セロトニンなどなんかしらがドバーッと出ていて、みんな海外ドラマ依存症になっているんでしょうねー。もう、ないと生きていけないって完全な依存症なんで(笑)
ワークショップやったら、車座になって好きな海外ドラマの話になって全然依存症から脱却できないし、海外ドラマ禁止施設に閉じ込められたら禁断症状で暴れる人が出て、大変なことになりそうな気がする(笑)
誰か卒論とかで調べて『Nature』とかで、発表してください。すごく面白いと思う。
【カメルーン作戦】に成功した造幣局一行でしたが、ラケルの罠に教授が扇動されてしまいました。
99%罠って、ベルリンが言ってるでしょーっ?
1%のリスクで、危険を冒すのわたしだったらしない。
造幣局も混乱してるし、人質の数も減っている。
今のところ『意識回復した』っていう報道だけだし、最悪、こちらにはラケルという自分のことを1ミリも疑っていない切り札がある。
少しの間様子観るというのが最善だと思うんだけど、そういうのができない国民性なんだよね、わかっています(笑)
ところで、教授が「トーキョーを脱獄させる」って言ってたけど、どうやって?
アンヘルの意識が回復したのを確かめるのは、教授が「ラケルの夫に殴られたお腹が突然死ぬほど痛み出した」とか何とか言って救急で運ばれるぐらいしか思いつかないけど、それとトーキョーの脱獄を一人で進めるのは無理があるのでは?と思ってはいますが、今回面白かったから5話も楽しみだし、【チェルノブイリ作戦】は絶対観たいのでなんとしてもやってほしいです!
というわけで、それではまた!
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