『ペーパー・ハウス』シーズン4第4話『パソドブレ』感想です。
【パソドブレ】といえば、競技社交ダンスのラテン部門に入れられているダンス。
わたしはダンスをしている人を見るのが異様に好きなので、金スマでキンタローがやっているのなどを見ていたんですけど、彼女が取り組んでいたのが社交ダンスの競技のラテン部門です。
ふわふわしたドレスでくるくる回るワルツ系(スタンダード)とはまた違う種類のやつ。
パソドブレは、闘牛士(マタドール)と闘牛士が用いる赤いケープ、もしくはフラメンコの要素を取り入れたダンス・・とのこと。
確かに、パソドブレはマタドールみたいなポーズをとることが多いので納得です。
Riccardo Cocchi - Yulia Zagoruychenko | Disney 2016 | Showdance Paso Doble
このコンビ、男性ももちろんすごいのですが、女性のダンスが圧巻すぎる。
これぞラテンダンスって感じだし、いつも思うんだけど、あの靴であそこまでやるの身体能力半端ないよねー。
ダンスの踊り方のことは(男性がリードを基本とする等)は置いておいて、社交ダンスのラテン部門は、チャチャチャ、サンバ、ジャイヴ、ルンバ、そしてパソドブレがあるのですが、パソドブレ以外は女性が主役のダンス。
逆に言うと、闘牛士を模したダンスのパソドブレだけ、男性主役のダンスなんです。
この『ペーパー・ハウス』のブログ記事でも、スペインの家父長制度などを記事にしてきたことがありましたが、スペインの闘牛を模したパソドブレというダンスが、男性主役なのはなんかうなずける。
そして、前回に引き続き今回もなんですけど、どの部分が【パソドブレ】だったんだろうか。
誰が闘牛士役で、誰がパートナーだったの!?
タイトルが例えば【闘牛】だったんだったら、向かってくる獰猛な牛に挑むマタドールってことで、納得しないこともないこともないけど【パソドブレ】はそういう役回りではあるけれど、2人で完成させなきゃいけないダンスでしょう?
一体、誰と誰のパソドブレだったんだ・・。
誰か、わたしに教えてくれ・・。
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~あらすじ(ネタバレあり)~
Season4 Episode 4 "Lección de anatomía"
パレルモが逃がしたガンディアという人質は、 5年前の計画時にベルリンから要注意人物を指摘されていた元軍人だった。
強盗団に恨みを持ったガンディアは、強盗団を全滅させるため、まずは病床にあったナイロビを枕で窒息させようとしたが、ナイロビはガンディアに対抗する。
間一髪で、ガンディアの攻撃を逃れたナイロビは、ボゴタに親身に介抱されて心を開く。
リオはガンディアを逃がしたことをデンバーに責められる。
銀行内部のメンバーたちはガンディアを捕らえることに力を注がなければならなくなった。
パレルモは、デンバーに自分を解放するように説得するが拒否される。
ガンディアは、銀行内部にある監視カメラのあるパニックルームにたどり着き、警察に連絡をする。
アントニャンサスは、銀行内部からの連絡をタマヨに繋ぐ。
タマヨは、”公式”には、攻撃支持はできないと暗にガンディアへ匂わせ、その件をアントニャンサスは教授に報告し、その報告を受けさらなる休戦延長を申し出る。
テント内では、ラケルはアリシアに反撃を仕掛けるも、アリシアが自分の秘密を明かし、思わぬ展開になる。
エピソード3の感想はこちら
今回、銀行の総裁秘書の女性にキモいちょっかいを出すアルトゥーロが本当にキモくて、この人キモい演技本当に上手いな・・と思うと同時に(なんでアルトゥーロ、ここにいるんだっけ・・)って思ってました。
似たような絵面だから忘れがちだけど、前回の舞台は造幣局で、今回は銀行。
アルトゥーロは造幣局のボスだったよな、と。
で、造幣局の事件のあとうっすらと、厚化粧してテレビに出ていたアルトゥーロのことは思い出してたんですけど、Twitterで呟いたら『勝手に入ってきた』と教えてくれた人が居て、そうだ、コイツ勝手に入ってきたんだ・・と思って(笑)
元愛人に未練たらたらでデンバーに殴られたり、元愛人に銃を突き付けられたりして、どうせろくなことしないんだから、モニカ撃っちゃえばいいのに! と思っていました。モニカにはその権利があると思う。
今回、ナイロビ姐さんが意識を回復したのにはホッとしました。
死ぬ直前に、目がカッと開く表現は、ドラマでよく使われたりするので、まさか、あのあと昏睡状態になって手術失敗・・という最悪のシナリオを考えたのですが、とりあえずはよかったし、ボゴタさん、もっとおじさんだと思ってたのに、意外とイケメンでびっくり。
そして、わたし、全身麻酔受けたことあるんですけど、もちろん麻酔と意識混濁はもちろん違うと思うんだけど、突然意識が回復したからといって、自分を窒息させに来た男に対して、あれだけ抵抗するのちょっとありえないと思った(笑)
火事場の馬鹿力っていうのもあるかもしれないけど、普通に考えたら、開いた胸の傷が痛くて、あんだけ上半身動かすの無理だと思う。
素人手術だし、ともすると傷口が開く。
わたしは、傷に響いて半月ぐらい笑えなかったし、車の振動もきつかった。
と、言いたいことはありますが、あのシーンはナイロビ姐さんが、敵に立ち向かっていく力強い姿を見られたのですごく面白かったです。
しかも、一回死んだと相手を油断させてトドメ打ったので、さすがすぎた。
しかし、モブキャラ(名前もない脇役)だと思っていた、パレルモが挑発していた人物が銀行の警備員なことはすっかり忘れていたし、ベルリンとの調査の時点で、要注意人物で、ベルリンは、危険人物だから早々に始末が必要だと忠告していたにもかかわらず、ベルリンを崇拝しているパレルモが、それをわかっていながらガンディアを放牧したのには、最後の監視カメラと武器庫を開けさせるっていう目的があったからなのか、放牧させて混乱を招き、どさくさに紛れて計画を成功させるという趣旨なのか、自分をチームに戻すための作戦なのか、それとも全部なのか、まったくわからなくて本当にもやもやしています(笑)
もう、ガンディアは傭兵的な感じの人だし、映画だったらガンディアが主人公のストーリーだよね!
銀行強盗に入られた警備員が実は元凄腕の傭兵で、何事もなかったように一人で強盗を殲滅させて銀行の元の警備員に戻る・・みたいな(笑)
しかし、これは『ペーパー・ハウス』なのでそうはいかない。
ヘルシンキさんみたいな大男をロープで吊っちゃったりもする。
あのときトーキョー、なんでロープを撃たなかったんだろう。
撃っても無駄なほどロープが丈夫なやつだったにしてもちょっと傷がつけば、ヘルシンキさんの体重なら重力が味方してくれたと思うし、ボゴタさんを呼んでナイフで切るより撃ったほうが早くない?
トーキョーの腕ならできたよね・・って、
もう、なんか話変わっちゃってる!!(笑)
金を外に出すはずが、それはおろそかになっちゃってるし、ラケルは、まだ全然テントの中だし・・。
ってそうだ、ラケル!
アントニャンサスがいい動きをしてくれていて、味方してくれているけど、アリシア(シエラ)の夫が、すでになくなっているからといって、その腹いせ(?)に冷酷非道な拷問をしていいことにははらず、あの話は一体なんだったんだ・・?とは、正直なっているし、夫が癌で亡くなっていたからといって、仕事から外されそうになるのはなんでなの、文化の違いですか。
夫を直近で亡くしている話が、ラケルへの反撃の作り話だったらまたサイコパス感があって面白いけど、ペーパー・ハウスのことだから作り話ってわけでもないんだろうなー。
そして、特に深い意味もそんなにはないんだろうなーとは思っています。
あったら、あったでオッケー(笑)
とりあえず、ラケル、まだ劣勢。
そして、教授に依頼されたラケル救出の件をパレルモがどう考えて居るのかを、今回は一切明かされなかったから続き気になります。
実際問題、捕まったらどうするかっていうのを考えてなかったわけないと思うんだよね、ここまでの感じからだと。
絶対、なんかしらの計画は立ててると思うんだけど、まだ明かされない。
誰か一人が捕まったときに、警察に話す内容とか造幣局の時は計画してたはず。
計画崩れになるから、時間を稼いでるのかもしれないけど、何も一切考えてないってことはないはずなんだよなぁ・・。
ラケルというパートナーが出来たことで教授が楽観的になったとしても、パレルモがその可能性を見逃すはずなくない?
強盗団はリオが助かり、自分たちが捕まらずまた造幣局の時のように国外に逃げ出され場それでよく、金を銀行から持ち出したいのはあくまでパレルモなので、こんなことになっちゃってて、最終目的までみんなの意思が一貫してない感がやっぱり、銀行編では少しあるんですよね。
あ、最後に、パエリアと一緒にマルセイユさんが中に入ったっぽいので、次回それも楽しみですね。
それにしても、差し入れが、パエリアと、パン・・?
パスタの付け合わせにパン。
ピザとパスタ。
焼きそばパン。
うどんとおにぎり。
ざるそばとかつ丼
ラーメンと半チャーハン。
炭水化物に炭水化物・・。
というわけで、それでは、また。
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