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【初代『バットマン』マイケル・キートン】が演じる『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』アカデミー作品賞受賞作です。

 初代【バット・マン】を演じたマイケル・キートン主演の『バードマン』

ネットフリックスを徘徊時、[ブロードウェイの闇]と書かれていた作品紹介に惹かれて視聴。なんの前情報もなく観たのですが、これが思わぬ傑作でした。

是非、アメコミ映画好きに観ていただきたい作品です!

後から色々調べたところかなり批評家勢の評価も高く、アカデミー賞の作品賞をはじめかなりたくさんの賞もとっているようでした。

 

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※画像クリックでYoutubeの作品予告に飛びます。 

 

賞の細かい受賞歴については、バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) - Wikipedia に詳しく書いてあるのですが、このページの前半に掲載されているストーリー紹介がかなりネタバレしていて、観なくてもいいぐらいの状態まで細かくあらすじが書かれているので、視聴前にウィキペディアを開くのはおススメしませんが、もし万が一視聴前にどうしても受賞歴が見たい場合は、かなり早くスクロールするか焦点を合わせないようにしてページの一番下に進んだほうがいいと思います(笑)

 

この作品は、マーベル映画というアメコミ由来のヒーロー映画に依然ハマり続けているうえ、(宝くじを10億円当てたら仕事を速攻やめて、芸能人みたいになんだかよく目的のはっきりしない勉強をするためニューヨークに行くと行って日本を旅立ち、英語もわからないのに毎日オン・オフ構わずブロードウェイに飽きるまで通い続けたい、そして日本では売っていないアメコミグッズを買い漁りたい)という宝くじを当てた時の明確な目的を持っているわたしにとって、非常に興味深い作品でした。

 

~ざっくりとしたあらすじ~

過去に『バードマン』というアメコミヒーロー映画で一躍ハリウッド界のスターダムにのし上がったリーガン。『バードマン』は3まで続編が作られましたが、4以降はリーガンの意思により続編は作られていません。ある一定の年齢以上の人であれば、その名を知らぬものはいない彼でしたが、『バードマン』以外に取り立てて代表作もなく、泣かず飛ばずになってしまったリーガンは、起死回生の手立てとして私財を投げ打ちブロードウェイの舞台の演出、出演を手掛けることに。という内容のブラックコメディです。

 

まずわたしがこの作品で好ましいと思っていたのは、撮影がほぼブロードウェイの劇場内で行われていて、その劇場内の狭く薄暗く混沌とした感じと、舞台が上演される劇場の向かい側ではオペラ座の怪人の看板がかかっていて、華々しさと絶望とが入りじまったような街の雑然とした雰囲気がとてもよかったです。

主役のマイケル・キートンは、わたしにとってはSONYからマーベルに入ってきたスパイダーマン ホームカミング』ヴィラン(悪役)としてかっこよさを発揮していたヴァルチャー役なのですが、その時の演技も素晴らしかったし、アカデミー賞受賞作品『スポットライト 世紀のスクープ』でも存在感を発揮していて、わたしの中では演技派の人というイメージで、この作品でもさすがアカデミーの主演男優賞にノミネートされるだけあり、割と重いテーマや雰囲気の中で、作品のブラックコメディ感をうまく引き出せていたのは彼の演技によるところも大きいと思いました。ちなみに、この『バードマン』は、スパイダーマン出演する前の作品だったということも付け加えておきたい情報の一つです。

 

作品内にも、アメコミヒーロー好きとしては細かいネタが織り込まれていて嬉しかったんですよね。もちろんアベンジャーズ系の話もすこ~し出ますし、『バードマン』自体のビジュアルもかっこよくて、面白そうだった(笑)

マイケル・キートン自体が初代バットマンだったこともあり、ちょっとDC風味ではありましたが、特撮シーンも少しあって、それが割と本格的でそういう楽しみ方もできました。

この作品自体登場人物は少ないのですが、その中でもわたしが注目したのは、エマ・ストーンです。主人公リーガンの娘役のサム役を演じていたのですが、スター俳優の娘として生まれ、家に寄りつかない父親との関係をこじらせたあげく、お金があるばっかりに薬物依存になってしまいリハビリ施設から帰還したばかり・・という、洋画あるあるヤンチャ少女をきっちり演じていて、エマ・ストーン、こういう役もいいなって思いました(笑)

 

行き当たりばったりで観た割に密室劇&ブラックコメディという好みのものでしたし、オチは賛否両論ありそうですが、わたしは好きでした。

あと他に興味深かったのは、アメコミヒーロー映画好きとしては、その映画自体の演劇界における立ち位置ですね。

日本にもそういうの多かれ少なかれありそうですが、アメリカはもっと映画自体が【商業主義】演劇界では揶揄される傾向にあり、特にアメコミヒーローものなんか、色物扱いで、ハリウッドとブロードウェイは別物だ!感が激しそうってうっすら思ってはいましたが、本当にそうなんだなって思いました。

特にブロードウェイ側の特権意識。

わたしは作る側や演じる側は経験したことがないし観る専門なんで、どうしても、面白ければなんでもよくない?と思ってしまうタイプなのですが、そういう観る側の意識の低さも気に食わなそう(笑)

 

あと、すごく気に入ったのは邦題の(無知がもたらす予期せぬ奇跡)というサブタイトルの訳し方です。

原題は、『Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance』なんです。

Unexpected【予想外】Virtue【美徳】Ignorance【無知】って意味なんですが、この(無知がもたらす予期せぬ奇跡)っていう言葉が作品の根幹を現していると思うし、語呂もいいし、この言葉が現すような自体も好きだし、この言葉がすごく好きになりました。

 

この(無知がもたらす予期せぬ奇跡)興味のある方はどんな奇跡なのか是非確認してほしいと思います。

わたしはNetflixで観ましたが、Amazonプライムでも199円と割と安価でレンタルできる(2019.1.7現在)ので、興味のある方はどうぞ!

 

 

というわけで、それでは、またー!

 

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