コウモリ(蝙蝠)は、自由自在に飛行できる唯一の哺乳類です。
ムササビやモモンガなどは、厳密には高い所から低い所に滑空しているため、鳥類に匹敵する飛行能力を有するのはコウモリだけ。
しかも全盲にもかかわらず、目の前の獲物だけではなく、次の獲物も捕らえる能力をあの小さい頭に持ち併せています。
なんか、よくわかんないけど、
コウモリ、すごいよね!!
というわけで、コウモリをモチーフにしたアメコミヒーロー【BATMAN】。
現在、6代目バットマンまで存在していますが、2019年10月4日(金)バットマンシリーズの登場人物である、”ジョーカー”の単独映画が公開されます。
マーベル系のMCUヒーロー映画は制覇しているわたしですが、DCには足を踏み入れておらず『ワンダーウーマン』ぐらいしか観ていないので、一般的な情報しか知らない程度の初心者です。
しかし、今秋公開される『ジョーカー』について、Twitterのフォロワーさんが各々の熱い思いを呟いており、興味が出てきて観ることにしました。
ジョーカーが出てくるのは『ダークナイト』という作品なんですが『ダークナイト』を観るには『バットマンビギンズ』を観なくてはならないということを、Twitterでうっすら情報を得ていたので、とりあえず『バットマンビギンズ』を視聴しました。
しかし『バットマンビギンズ』を観ても尚、
「バットマンが闇落ちして、ジョーカーになるのかな?」
って呑気に言ってしまうぐらいバットマンのことは何も知らず次作に進み、『ダークナイト』では、 ジョーカーの魅力が大爆発していたので、そこから”このシリーズのバットマン”を色々調べ、ダークナイトの悲劇にショックを受けることになるのですが、実際、ダークナイトが映画として完成する前にその悲劇は起きていたので、ファンの方たちはより複雑な思いで『ダークナイト』を観ることになったと思われます。
その点も含めまして、感想をつらつらと書いていきたいと思います。
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まず、今回のクリスチャン・ベールが演じるバットマンは、三部作のシリーズです。
『バットマンビギンズ』、ジョーカーが登場する『ダークナイト』、そして次作『バットマンライジング』(未見)です。
ちなみに5代目バットマンです。
過去にジョーカーは、別のバットマンにも登場していて、ジャック・ニコルソンが演じていたり、スーサイドスクワッドのキャラクターとしても登場しています。
ところで、クリスチャン・ベールとトム・クルーズが似ている気がして、観始めてしばらくの間は頭が混乱していました(笑)
いや、よくよく見ると違う顔なんです。
でも、表情とか雰囲気が似てるのかなぁ・・。
別にトム・クルーズと似ていたって全然いいんですけど、『バットマンビギンズ』は、ビギンズの名の通り、バットマンが登場するまでのいきさつや、バットマンのヒーローとしての信条などが描かれます。
面白くなるまでがちょっと長い、そして暗い。
トム・クルーズの件もあって、正直、前半は集中して観ていたとは言えないです・・。
しかし、ヒーローの内面を観ている人に知ってもらいという制作陣の思いは痛いほどわかる。
闇とか、思いとか、過去とかを色々知らないと、”ただコスプレして街で騒ぎを起こす人”になってしまうので、そこをじっくり描くのは仕方がない部分があるとは思います。
わたしなんかは、海外ドラマとかヒーロー映画を齧っていて、面白くなるまで我慢した先に待っている快楽 を知ってしまっているので、ある程度は我慢できますが、離脱派の気持ちもちょっとわかる。
特に疲れている時とかはきつい、寝落ちの危機(笑)
初回感想はこんなものでも、何回も観るたびに色々見落としたりしているところも出てきて、作品に味が出てくるんですよね。
後から戻るとまた別の見方が出てくるヒーロー映画の七不思議。
そして『バッドマンビギンズ』に関しては、渡辺謙がいい仕事してくれて、
(え・・。渡辺謙、そういう役!?)
という意外な展開が待ち受けていたので、なんとか乗り切れました(笑)
さらに、いよいよバットマンが登場する段階になって、武器とか装具とか出てくると、ヒーロー好きが高じてついつい前のめりに!
やっぱり、飛び道具とかすごい好きなんですよー。
車とかもイチイチかっこいいし、バットマンに関しては手作り感がすごい好きです。
バットマン本人に関しては、今のところそんなに共感できるヒーローでは個人的にはないのですが、MCUにはあんまり登場しない、ヒーローの動向を見守る保護者的役割の、バットマンをサポートしてくれるおじさん(みんな初老か、初老を通り越している)が何名も登場したのが、わたしのイケオジ好きな萌え心を捕らえて離さなかったので、ダークナイトまで進めて観たら、今度はジョーカーが登場してハマると言う流れです(笑)
イケオジといっても本人の年齢により幅が広いと思うのですが、わたしは自分の年齢が高めなため、70代以降(親より年上)もイケてれば全然OKなので、ちょっとまぁアレなんですけど・・。
ここで、同胞にお伝えしたい、バットマンに登場するイケオジランキングベスト3の発表です。
第3位:ゲイリー・オールドマン演じる、ゴードン刑事。
狂気じみたゲイリーしか観たことないわたし、ものすごい普通のゲイリーに射抜かれる。
こういうゲイリー・オールドマンもいい。
第2位:モーガン・フリーマン演じる、バットマンの科学部門を担うフォックス氏。
モーガン・フリーマンが出てきただけで画面が締まる。
ITや科学担当というのも今までになく新鮮で素敵。
こういうモーガン・フリーマンもいい。
第1位:マイケル・ケイン演じるバットマンの執事アルフレッド。
父親の代から家に仕えてくれている、執事服をビシッと着こなすクイーンズイングリッシュのベテラン執事・・。
主人公を保護者的に見守る感じと、忠誠を誓っていてくれる安心感の合わせ技。
わたしは、個人的に執事に弱い。
ダウントン・アビーも、何故か使用人目線で観ていた。
アイアンマンのAIも、初期のジャーヴィスしか認めていない。
このアルフレッドが要所要所でいい味を出してくれて「出過ぎたことではございますが・・」と時に厳しく教育的指導をしてくる。
最高か。
バットマンは、もうちょっとアルフレッドを大事にした方がいい。
と、まぁそういったわけで、イケオジに支えられている、5代目『バットマン』なのですが、ここでようやっと、ジョーカーが登場です!
前置き長い(笑)
『ダークナイト』視聴中に、ジョーカー役が誰なのか調べてしまい、悲劇を知ることになってしまいました。
まさか、この繊細でいて、狂気をはらんだ奇跡的なジョーカーを演じている俳優さんが、28歳という若さで、ジョーカーの世間の大絶賛を知ることなくこの世を去っているなんて・・。
ジョーカー役のヒース・レジャー、色々な不運が重なり急性薬物中毒による事故死。
まだ、ちょっとしかジョーカーの演技を観ていなかったけど、
自分でもびっくりするぐらい、すっごいショックだった。
それだけ、ジョーカーの演技が魅力的だった。
ヒーローを喰ってしまうほどの魅力的なヴィランというのはたまに出てくるものですが、これはジョーカーが単独映画がつくられるほどの個性的で引きの強いキャラクターにほかならないし、他の演者のジョーカーをまだ未見なので、偉そうなことは言えないのですが、ヒース・レジャーのジョーカーはそれはそれは素晴らしかった。
”悪”という一言で片づけられない、目的のはっきりしない狂気性。
人を傷つけることで、更に力を増す果てしない闇。
その裏に潜んでいる繊細さや、悲しさなどがガンガン画面から伝わってくるようでした。
ジョーカーの心や状態に合わせたメイクの崩れや雑なメイクなどの演出も見事にマッチして、制作陣のジョーカーというキャラに対してのこだわりが感じられ、それを受けるヒース・レジャーの気迫のこもった演技は誰しも認めざるを得ないのではないでしょうか。
洋画は、英語がわからないので棒演技とかわかりにくいけど、基本的には上手い人がほとんどだと思いますし、そもそも役に合った配役が基本なので、わたしは違和感はないことが多く、演技よりも作品自体が印象に残ることが多い中(この演技は痺れる・・)という飛びぬけた記憶に残る演技は年に何十本観ても、やはり数人です。
ヒース・レジャーの演じるジョーカー単体作品を観てみたかったという思いはやはりありますが、この作品でやり切ったんだ・・と納得させるしかないです。
こればっかりは、考えてもどうにもならない。
ゲーム・オブ・スローンズの有名キャラクタージョフリー・バラシオンを演じたジャック・グリーソンは、歴史映画『グラディエーター』の暴君コモドゥス帝をの影響を受けてジョフリーを演じたと逸話があります。
そのコモドゥスを演じているのが、今回のジョーカー役のホアキン・フェニックスです。
24キロ減量してこの役に臨んだらしいですが、元々完全ビーガンの彼が減量するには、相当なストイックさを強いられたことと思います。
役によって体重を増減させるといえば、5代目バットマンのクリスチャン・ベールのお家芸のようになっていますが、ジョーカーもなかなかやる。
そして、ホアキン・フェニックス自体私生活もだいぶやんちゃな振る舞いらしく、そういう俳優の狂気的演技が大好きなので『ジョーカー』も期待しています。
悲しくて、危険で、鳥肌が立つようなゾクゾクするような魅力的なジョーカーを見せてもらえることと思います。
公開が待ち遠しいです。
取りこぼしがあるといけないので、一応念のため『ダークナイトライジング』(ジョーカーは出ない)も観て、公開に備えたいと思います。
イケオジたちも観たいし・・(笑)
それでは、また。
※追記:『ジョーカー』観てきました。
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