Netflix『アンブレラ・アカデミー』シーズン2 エピソード6 感想です。
先週の8/7(金)に、映画が公開されました。
『ジョーンの秘密』っていう映画で。
『CATS』(映画版)で、オールドデュトロノミーを演じた、御年85歳のイギリスの大女優、ジュディ・デンチが主演のスパイ映画(?)です。
ある日突然、イギリス郊外にひっそりと一人で住む老婆がMI5に連行される、実話が基の映画なんです。
予告から、ジュディ・デンチさすが貫禄の演技です。
演技とはこういうもんだ!っていう力をぐいぐい感じます。
ところで、海外エンタメ好きの皆さんはある程度知っていると思いますが、『アンブレラ・アカデミー』シーズン2では各国のスパイを派遣している組織っぽい名前が何個か出ていますので、おさらいしてみましょう。
皆さん表向きは、テロ対策組織だの、治安維持だのそういう組織ですが、スパイをスパイしたり、なんかの企業をスパイしたりとかそういう感じだと思う(※個人のイメージです)
・CIA
アメリカのそういう組織。
海外ドラマによく出てくるので、知っている人も多いと思う。
『ホームランド』はCIAが舞台の海外ドラマだけど、思っていたよりも作戦がザルで驚きを隠せなかった。
・KGB
ソ連のそういう組織。
ロシア文字のКГБ(カーゲーベー)が難しかったので、英語では似た感じのアルファベット(?)でKGB(ケージービー)と表記されるようになった。
わたしは、漫画『有閑倶楽部』の影響で、カーゲーベーのイメージが強い。
アメリカもののドラマはだいたいソ連か、ドイツが悪役なので、悪役とされることが多い。
・MI5
イギリスの国内向けのそういう組織。
国外治安維持担当はMI6と、国内と国外に部門が分かれている。
上記の映画『ジョーンの秘密』の女性は、MI5にソ連に情報を流していた疑いで捕まった。
・公安警察
日本のそういう組織。
テロ対策や国家を揺るがす事案(?)に対応している。
『相棒』を始めとした、警察ドラマによく出てくる。
基本的には、普通の警察と上記のそういう組織たちは別物です。
扱っている事件が事件なので、内部の人間じゃないと実際の仕事や、内情はわからないと思いますが、わたしは仕事柄、諜報活動に使われた経費はどうやって落とすのか・・
税金はどうなっているのか、などがすごく気になりますね。
横のつながりがなさそうで個々に動いてそうなイメージなので、内勤の人のほうが色々データを持ってたりするんじゃないかなと思ったりして、現実逃避できて楽しかったです(笑)
今回、アンブレラアカデミーでは、エリア51とMI5って出てきて紛らわしいんですが、エリア51はアメリカの公式な基地です。
都市伝説的に、落ちてきたUFOを捕獲してるとか、ステルス機の実験をしてるんじゃないかと言われている場所です。
ステルス機の実験かー、夢がありますねー。
そもそも目の錯覚か、人間の視力の限界を超えたスピードなどを利用したものになると思うんだけど、科学的に可能なのかなー。
そうはいっても無音で飛ぶことはできないから難しいですよねー。
目に見えない、耳にも聞こえない速さなら・・。
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アンブレラ・アカデミー シーズン2 エピソード6 『軽食への招待』
The Umbrella Academy season2 episode 6 "A Light Supper"
あらすじ(ネタバレ有)
ライラと№5が戦ったあと、ハンドラーは№5に依頼を持ち掛ける。
現在の委員会の幹部を全員始末すれば、アカデミーの全員を2019年に戻し、その際の滅亡もなかったことにすると交換条件を出す。
ハンドラーは終末までの時間がないことを№5に伝えるが、№5は即答しない。
デイヴは、クラウスを訪ねていた。
クラウスはデイヴを必死で説得するが、彼は信じないどころか、既に軍隊に入ることになったとクラウスに告げる。
兄弟姉妹たちは、それぞれレジナルドから夕食会への招待状を受け取り、全員で父親に会いにいくことにする。
アカデミーの面々は、レジナルドに今までの状況と、それぞれの能力を示し、№5はケネディ暗殺を企てているならやめるようレジナルドに進言する。
アカデミーの面々が全員揃った夕食会は、特に収穫のないまま終わった。
ヴァーニャを追ってきていたシシーは、ヴァーニャに辛い胸の内を明かす。
しかし、ヴァーニャを追っていった妻を夫のカールが尾行していた。
アリソンは、夫のレイモンドに全てを話した。
夫はアリソンの能力が本当かどうか証拠が見たいと言い、アリソンは二人で出かけることにしたが、アリソンの行動にレイモンドは不快感を示す。
№5は、夕食会のレジナルドの態度で、ハンドラーの依頼を受けることにした。
ハンドラーから、委員会の会合の日時を受け取る。
ハンドラーの罠と煽りでで、兄弟の一人をディエゴに殺されたと勘違いしている、委員会のスウェーデン人エージェントの二人は、ディエゴを狙ってエリオットの家に居た。
大人のきょうだい全員と、レジナルドが一緒にいる光景はもしかして初めて見たのではないだろうか。
うー、感無量だよー(涙)
それぞれが一人ずつ乗り込むエレベーターのシーンは最高にかっこよかったし、さらには円卓だなんて。
あのお店、すごい既視感あって、引きで見たとき秒で(モンスーンカフェだ・・)ってなったんですけど、ご存じですか? モンスーンカフェ。
ディズニーリゾートにイクスピアリっていう商業施設が併設されていて、映画館とかアパレルとかレストランとか入っていて駅前にあるので、ディズニー行ったことある方は、行ったことある人もいるかと思うんですが、そこの商業施設に、どこのアジアかわからない感じの南国リゾート風のお店があるんですね。けっこういろんなところに店舗があるのですが、イクスピアリの店舗の内装がかなりイメージが近かったな。
メニューも、どこのアジアかわからない感じのメニューで食べやすいです。
飲み物も豊富。
最近は、エスニックは本格的な方向に舵を切ってるし、けっこう陽キャなお店なんであんまり行ってないんですけど・・・。
と、話がそれてしまいましたが、こんなご時世ですがディズニーリゾートに行く機会がある方、是非アンブレラごっこしにモンスーンカフェへ(笑)
あ! コロナ落ち着いたら、アンブラレ・アカデミーオフ会やりますー?
8人集まったら是非やりましょう。
というわけで、家族の食卓。
レジナルドは証拠を見せろとは言っていたけど、№5の話とみんなの能力も別にそこまで驚いている風はなかったし、ルーサーの毛むくじゃらの体にも身に覚えがありそうだったしな。
とにかく、”全員”で家族会議してるなんて、前代未聞だからそれだけでもシーズン2を観た価値がある。尊い。
ベンがみんなに自分の存在を伝えられたことも、泣きそうだった。
ディエゴが「№1も2もない、チームゼロだ!」とか子どもっぽいこと言ってて、流されてる感じも可愛かったし、みんなのヴァーニャに対する「前回は月を破壊」はパワーワード過ぎた(笑)
今回のレジナルドのメモはあの【RH】のノートに書かれてたのかな-。
ところで、アリソンの夫のレイモンドムカつくわー、ムカつくわー。
一回見てるじゃん! アリソンが能力使うところ。
警察に使ってるところ見たじゃん。 それで、黒人の言うことを白人警察が聞くなんておかしいって言ってアリソンのこと疑ったよね。
それで、納得できる話じゃん。
自分を守るために能力使ったってアリソンにも聞いたはず?
なのに、なんでさらに能力使わせようとしたの?
しかもさんざんっぱら使わせておいて、あの態度は一体何?
「その能力があれば、何でもできる!」とか浮かれておいて、彼女のことを信用しないのすごく悲しいし、アリソンも悲しかったと思う。
アリソンが夫に歩み寄ろうとした気持ちで全て話したことを思うと、結局レイモンド自身が白人に不当な黒人差別を訴えておきながら、異質なものを排除しようとする根っこの部分はだれしも同じなんだっていう事実が悔しいというか、悲しいというか、人間の性の底というか。
夫といえば、シシーの夫のカールの尾行も怖かったけどヴァーニャの「わたしが守る」はある意味、絶対的な信用があるので、今回ばかりは安心して見ていました。
基本的に、海外ドラマや洋画の「I promise.」や「I protect you.」のたぐいの言葉は建前だと思って見てるんだけど、初めてかもしれない。
ちゃんと守ってもらえそうと思ったの(笑)
上記二人の男性に比べて、エリオットは懐も広く、フラットな人だったのに、殺されて悲しい。
ハンドラー、さすが委員会の後ろ盾がないままどうするのかと思ったけど、人を上手く操っていて、№5まで騙してるからさすがだなと思う。
後半どうなるのか、すごく楽しみ。
最後に、クラウスは、デイヴの迷いを導けなかったな・・。
あんなにたくさんの信者を説得できないんだから、当然かとも思ったけど、宗教っていうのは、自分の信じたいものを信じる側面が強いから、都合のいいように解釈したりするよねー。
花びらを払いながら歩いてるのすごく面白かったです。
クラウスあの仕事、天職だと思います!
アンブレラ・アカデミー、シーズン2もあと4話かー。
こんなに待っていたのにすぐ終わってしまう。
後半、怒涛の展開がまっているようだし、シーズン2のオープニングの状況は起こるのか、怒らないのか。
冒頭で紹介した映画の主人公の女性も、きっかけは広島に原爆が投下されたことだったらしいですよ。
というわけで、それではまた。
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※ジュディ・デンチの作品、これもすごく面白そう。