ブレイキング・バッド シーズン5 第5話感想です。
今回のエピソードは、比較的心穏やかに普通に観られた。
よかった。
(あー、もう無理、観ていられない、辛い。リタイアしちゃおうかな)
と思ったところに、お休み回を入れてくれる『ブレイキング・バッド』さすがです。
原題は、『Dead Freight』、Freightは『貨物運送』とか『積み荷』などという意味ですね。
そして、久々に、調べたい事柄がエピソードに出てきたのでちょっと調べてみました。
マイクがこだわっていた、【銃】と【ピストル】の違い。
おそらく、英語字幕で観ていたらよくわかったと思うし、わたし自身聞き取ってもいなかったし、そのシーンを確認もしていないので、憶測で非常に申し訳ないのですが、調査の結果、マイクは銃のことを『Gun』もしくは『Hand Gun』そしてピストルのことは『Pistol』と言っていたと、多分思います。
日本では、銃といえば全部の銃の種類の総称の言葉として使われることが多いですし、仕事で扱う人やスポーツで使う人、海外のアクティビティで体験をしたことがある以外は、本物を見たり触ったりする機会がないまま一生を終える人がほとんどだと思います。なので、そんなに銃の知識も必要ないわけですが、さすがアメリカは日本とは文化が違いますので、【銃】と【ピストル】の違いを脅し文句に使えるぐらいの知識を持っている人が多いというシーンでもあると思いました。
そして、【銃】と【ピストル】の違いなのですが、奥が深すぎるのと、銃について無知すぎて、わたしには理解できなかった・・というより、言葉で説明するのが難しいです。すみません・・。
今後も、ドラマやら映画を見た銃のシーンで、(あれは、銃だ)(あれはピストルだ)と、銃撃戦での判断はわたしには出来かねます。
少し調査の結果を報告させてもらうと、平たく言えば、【銃】は手持ちの小さい銃で、【ピストル】はそうじゃないものらしいのですが、ルパン三世の登場人物である、次元の持っているのは銃で(なんとなくわかる)、ルパンの持っているのはピストルらしいんですよ(全然わからない)。
【銃】と、【ピストル】は作りが違い、【ピストル】は『薬室がひとつしかない』ことが特徴らしく、逆によくドラマや映画で、パコッって開いて弾を一個ずつ詰めて自動で回転して撃つものは【銃】のようです。
ただし、マイクの言うように【銃】よりも【ピストル】のほうが殺傷能力が高いことだけはわかりましたが、銃だろうがピストルだろうが結果は同じなのに、マイクも意地悪だなとは思いましたが、そこがいいです、そこが好きです(笑)
シーズン5第4話の感想はこちら ↓ ↓
シーズン5第5話は、今まで何度か出てきていた材料の調達に加担していたリディアのところで見つかったGPSにより、材料の調査が危うくなったウォルターたちが危険を冒し、輸送中の材料を強奪しようとするエピソードです。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
まずは、スカイラー、ちょっと元気になってよかったー。
前回、ウォルターに何も言えずに蚊の鳴くような声で話し、ボロボロでやつれて本当に精神状態ヤバくて見てられなかったけど、子どもを避難させたことで安心したのか腹をくくったのか、若干いつものスカイラーに戻っている(笑)
相変わらず、ウォルターに煙を浴びせかけているのが悪態をついているというより、『藁にもすがる思い』という感じで切なくはあるけれども。
とにかく、もうこれでシーズン最後だし、あんな姿はもう見たくないので、なんとか頑張って。
ところで、ウォルターは出世して自分のオフィスを持ったハンクのところに出向き、盗聴器を仕掛けるため涙ながらに自分語りをし、ハンクに感謝をするという、色んな面で個人的に不愉快なシーンがありましたが、”スカイラーは本当にウォルターのことをもう愛していない”のでしょうか。
関係が冷え切っているからといって、子どものために危険人物だと認定しているからといって、かといって、愛してないと言い切るのは時期尚早な気がするのはわたしだけでしょうか。
あれは、ハンクに対しての演技もあったので、ウォルター自身がそう思っているかどうかもわからないというのもありますが、ハンクといえば、もう普通に歩いてますね。
マリーの献身的な介護のおかげで、仕事に復帰もできて出世もして意気揚々としてるのが、マリーが幸せそうにしてるからまだいいけど、やっぱりまだもやもやします。
そして、今回のメインエピソード。
リディアの会社が動かしていた材料を、中国から貨物で運ぶ際に使う列車のタンカーから中身だけを抜くという作戦。
マイクは執拗にリディアを亡き者にしようとしていて、ジェシーがそのたびに止めているけど、わたしはマイクの気持ちがわかる(笑)
あの女は危険すぎる。
情緒が安定しない女は悪事に向かない、追い詰められると絶対ボロを出す。
ジェシーは女子供にめっぽう弱いという長所でもあるけれど、ウイークポイントともなりえる性質があるからなー。
そして、その優しい性格の分柔軟なせいか、今回もウォルターとマイクという二人の頑固おじさんの間に入りチームをうまくまとめてくれた。
わたしは、絶対あの2人の間には入りたくない。
考えただけで気が狂いそうだ(笑)
そして、ウォルターとジェシーとマイクだけでは一人足りず、ソウルのチームの人と害虫駆除業者のトッドを含めた5名で、貨物列車を止める大胆な強盗作戦を決行。
このシーンは、久々にハラハラした展開で楽しく観られました!
こういう時のお約束である不測の事態の邪魔が入って時間が足りなくなったり、結局、間に合わなくて列車が動き出したり、列車から飛び降りる事態になったり?(笑)
でも、このあとの展開がびっくりしました。
まさか、冒頭シーンで小型バイクを砂漠で走らせ、巨大蜘蛛を収集している小学生のような少年がこの強奪劇の目撃者になってしまうとは・・というか、この少年のことはこの瞬間まで忘れてたよ。
冒頭シーンを見ていた時は、(一体、アメリカでは何歳から小型バイクを走らせることができるのか、小学生に見えるけど高校生ぐらいなのか)とか、(あのジャケットの内ポケットにあの大きさのビンが入るのか)とか、(毛のふさふさした巨大蜘蛛に毒はないのか)とか、そもそも、あなたは誰!?ぐらいの勢いでけっこう色々考えてたはずなのに何十分かの間に忘却の彼方という、脳の老化が著しい。
やり切った!と喜ぶウォルターとジェシーとトッドの前に突然現れた蜘蛛少年。
少年も逃げとけばよかったのに、ウォルターとジェシーがちょっと躊躇している間に、ジェシーが止めるのも聞かずなんのためらいもなく、少年を撃ち殺したトッド。
彼の手際のよさとか、安心して任せられる感とか、口が固そうとか、そういう安定感は【本物】だったから醸し出されていたものだったんだなー、と変に納得してしまいました。でも、ほとんど喋らずにこちらにその雰囲気を悟らせる演技、地味にすごくないですか?
ウォルターとジェシーが最初の家で仕事を始めた時に、監視カメラのことを2人に伝えていて印象深かった彼ですが、煮詰まっている『ブレイキング・バッド』に久々の注目新キャラ登場がちょっと嬉しかったりする。
今後、このトッドが少年を撃ったことがどんなトラブルを引き起こすのか、彼が味方としてやっていってくれるのか、逆に脅威になるのか、彼の今後を見守りたいと思います。
それでは、また。
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