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ブレイキング・バッド シーズン5 第6話『ウォルターの執念』 感想 気まずすぎる食卓とツメが甘すぎるウォルター。

ブレイキング・バッド シーズン5 第6話感想です。

 

習慣や、文化の違い・・といえばそれまでなのですが、アメリカはお家の夕食に誘われたら、基本断ってはいけないものなのでしょうか?

ブレイキング・バッド』では、事前の誘い、急な誘いに関わらず、夕食の誘いを断れない、断らない人々を何度も見たのですが(笑)

 

日本の食文化で育ったわたしの場合、基本的に身内ではないお宅にお邪魔していた場合、夕食の約束をしている以外は【夕食の時間までには帰る】【急に誘われても断って帰る】がベースです。よっぽど親しい間柄でないと、その場で夕食をごちそうになるというのは考えられません。

家庭内であったとしても、【夕食がいるかいらないか】を伝えるのは家庭生活を円満に勧めるうえで、個人的にかなり重要な伝聞事項だと思っています。

そのことで、夕食のメニュー、家事の時間配分などなど、たくさんのことが変わってくるからです。

夫婦間で、夕食や帰る時間のノー連絡を許容しているご夫婦、本当にすごいと思います。わたしは絶対ダメです(笑)

 

なので、アメリカの食文化について少し調べてみました。

アメリカは多民族国家であり、経済格差もあるため色々な意見を読むことになってしまったのですが、一つわかったのは、日本での食事に占める考え方はどちらかというと『健康を維持するための栄養摂取作業』をメインとするのに対し、アメリカでの食事、特に夕食に関しては一日のメインの食事であると共に、コミュニケーションを測る場という要素が強く、そもそも家で健康的な食事を毎食手料理する人はかなり稀、食事で健康を得るという考え方も割と少なく、夕食で何を食べるか、というより、夕食を共にする行為に重要な意味があるように感じました。

スカイラーは食事にサラダを盛り込んだり、割と品数多く料理したり、アメリカでは割と手料理をする家族の健康に留意している家庭の妻というふうに感じました。

 

そういったわけで、個人差はもちろんありますが、アメリカでは毎日メニューを変えて細かく買い物したり料理をしたりしないので、夕食時の人数変更には比較的柔軟に対応できるし、コミュニケーションと家庭の食事を別に考えないので、誘うほうも、誘われた方も無下にできず、気まずい食卓を招く結果を生み出してしまう文化が存在するようです。

 

 

シーズン5第5話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

 シーズン5第6話は、第5話で貨物列車強盗のメンバーに入っていた害虫駆除業者のトッドが、ウォルターたちを目撃した少年をなんのためらいもなく殺害したことでチームの統制が崩れ、ビジネスの方向性を見失ってきてしまうエピソードでした。

 

※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

案の定、少年を手にかけたことで、比較的最近落ち着いていたジェシーが情緒不安定になりました。

あー・・・、せっかくうまくいきかけてたのに・・と思ったけど、ブレイキング・バッド』はドラマですから、話を進めていかねばなりません。

のんびりビジネスを進めていくサクセスストーリーを見させられても、というのはわかるのですが、残念感が半端ない。

 

事後処理にもジェシーは参加せず、ウォルターとトッドとマイクで証拠隠滅を図っていましたが、トッドは思っていたのの10倍ぐらいヤバいやつでしたねー(笑)

戦利品持ち帰ってたもんな・・。

あの時は、トッドはチームに入れるということで話がまとまっていたけど、エピソードの最後のほうにはチーム加入はうやむやになりそうな感じはありましたが、彼はキレさせたらヤバそうなので、今後の要注意人物になってしまいました。

 

証拠隠滅を図ったあと、いつも通り作業を始めるウォルターとジェシーでしたが、ジェシーのパニックが収まらないので、ジェシーに優しく寄り添い、声を掛け、「今日はもう帰ってゆっくりするように」と言ってジェシーを返し、一人作業を始めたウォルター。

ツメが甘いよー、マジでー!!

芝居するなら、なんで最後までキッチリやらないの?

あの状態で、浮かれた口笛はないわー。

「早い、早いよ! ウォルター、もうちょっと待て!」って思わず突っ込まずにはいられなかったよ。

トッドのした行動に対して、『自分の代わりにやってもらった助かった』ぐらいの気持ちだったとしても、ジェシーにその様子見られて不信感抱かれてるし、ジェシーが不憫だしで。

 

というわけで、浮かれていたウォルターでしたが、子どもを巻き込むことがトラウマなジェシーはマイクに相談。

マイクもDEAの貼り付きに嫌気と危機感を感じて、盗んだ材料を敵に売ってお金を得てビジネスから手を引く段取りで話し合い、ウォルターを呼び出しましたが、ウォルターはもちろん拒否。

マイク、ガスの仇討でウォルターのこと撃っちゃえばいいのに・・って脳裏をよぎりましたが、マイクはジェシーのためにそれはやらなくて本当に偉い。

ジェシー「最初は73万ドルでいいって言ってただろ!」って説得してましたが、もうお金の問題じゃないのでね・・。

 

で、交渉が決裂して、ジェシーはウォルターを説得しに行き、自宅に呼ばれ、ジェシーにスカイラーから言われたトドメの一言「あなたの癌の再発を待ってる」を告白。

なので、自分はビジネスはやめない・・と。

そして、帰宅したスカイラーは家にいるジェシーに驚きながらも何も言わず、ウォルターがジェシーに夕食を食べて行くように無理強いをして、冒頭の気まずすぎる夕食の場となるわけですが。

 

何故、ウォルターがジェシーに夕食を食べて行くように無理強いしたのか全然意味がわからなかったし、スカイラーはワイン手酌でがぶ飲みしてるし・・。

 

この時のジェシーの説得は失敗しましたが、マイクは着々と敵に材料を売る算段をつけていて、その取引に邪魔なウォルターを一旦拘束し、取引のためソウルとDEAにけん制に行ったわけですが、やっぱりこの時も(あれじゃ逃げられちゃうよ、撃っちゃえばいいのに・・)とまた思ったわけなのですが(笑)

そして、余談になりますが、DEAと対峙するソウルはかっこよかったです。痺れました。

 

そして、案の定、マイクが敵と取引して留守にしている間に、ウォルターは拘束から逃れて材料をどっかに隠した(?)ようなのですが、あんな追い詰められた状態でも、ジェシーからもらった時計を丁寧にポケットに入れているウォルターに、切なさを感じてしまったりもしてしまいました。

 

なんだろうなー、何が間違ってしまったんだろうか・・。

何かが、少しでも噛みあっていればこんな結果を招かずに済んだのではないか、なんて今のこの状態になっても思ってしまう。

 

今回の原題は『Buy out』でしたが、ネタバレ回避した邦題をつけて偉かったと思う。

やっぱり、字幕つける人がシーズン5から変わったと思われますね(笑)

【Buy out】は、企業買収や、株の買い占め、という意味ですが、自分たちが買収される側なのに、変だなとうっすら思っていたのですが、ウォルターが【Buy out】するって意味だったんだな・・と。そういう流れで終わりましたよね?(笑)

 

ウォルター、一人でもビジネス続けていくのかな・・。

いくら、『自分にはこれしかない』って言っても、一人じゃ無理だし、スカイラーからの愛は失っていたとしても、大事な子どもが2人もいるじゃないか。。

これしかなくないよ、全然。

 

子どもよりも、ビジネスが大事な存在になってしまったんだなー、きっと。

 

 

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