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ブレイキング・バッド シーズン4 第5話『ハンクの推理』 感想 ジェシーの価値。

ブレイキング・バッド シーズン4 第5話の感想です。

 

わたし、今回のエピソード観た時、ものすごく眠かったんです。

それでも続きが気になって、朦朧としたまま観たので記憶が曖昧で、(これでは感想どころではない・・)と二回観たんです。

そしたら、シーズン3から4の間の変化では、なんとなくがっしりしたスカイラーのことばかり気になってたけど、ウォルタージュニアがものすごく大人っぽく凛々しくなっている!

今まであまり、彼のことを気にしたことなかったけど平均年齢が高い『ブレイキング・バッド』では貴重な若者であり、ちょっと反抗期もあったけど、離婚騒動の時はパパっ子ぶりを発揮し、ウォルターを精神的に支える重要な役割をはたしています。

 

そんなウォルタージュニアを演じる、RJ・ミッテくん。

彼自身も役柄と同じく脳性麻痺を抱えているそうですが、実際はウォルタージュニアよりもっと軽度で、杖がなくても歩けるうえ、セリフもわざと不明瞭に話しているそうです。

シーズンスタート当初は16歳の設定で、撮影時は15歳ぐらいで違和感はありませんでしたが、それから3年が経過しているとなると顔もだいぶ変わりますよね。

正直、めちゃくちゃモテそうなルックスになっています。

わたしが彼の母親だったら、女性関係にヤキモキしているところです(笑)

ブレイキング・バッド内でも今後ウォルタージュニアがどうなるのか気になりますし、彼の俳優としての今後の活躍も期待したいと思います。

 

 

 

シーズン4 第4話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

第5話は、ジェシーがマイクに拉致されたあとのウォルターと、マイクとジェシーの行動が描かれました。

 

  ※以下、ネタバレありの感想です。

 

前回のレビューで、『ウォルターの暴走が楽しみ(笑)』とかふざけて言っていましたが、いや、そういう意味じゃなかった、そういうことじゃなかった。

本当に暴走じゃないかっ!(笑)

車で暴走しつつ、ソウルに喚き散らした電話をし、(ソウルかわいそう)そのあと、洋画あるあるフラグ『I love you』電話。

ウォルターが向かった先はポヨスだったけど、ポヨスは支店が何店舗もあるはずで、ガスは支店をぐるぐる回っているという設定だったのに、いつも同じところにウォルター行ってるのが若干気になるのですが(笑)

 

もちろんポヨスに行ってもガスに会えるはずもなく、マイクにガスから連絡が行き、ウォルターに電話という流れ。

ジェシーの無事を確認し、マイクと一緒ということでウォルターはちょっとは安心したのかなー。

一人で、ラボに戻り作業を始めてるけど、ジェシーがいつも当たり前のようにやってくれていた作業を一人でやることになり、キレてるウォルター(笑)

 

一方、ロングドライブの最中のマイクとジェシー

わたし、ロード-ムービー好きなんで、荒涼としたニューメキシコ州の何もない道をレトロな車で走るシーンはすごく好きです。

資金回収なんていうあんな地味な仕事をガスはマイクにやらせるんだなーと思ったけど、よくよく考えたらというか、考えなくても信用のおけない人にはやらせられない仕事です。

いつ盗まれるかわからないというリスクも抱えているうえ、大金を持って国外逃亡でもされたら、商売あがったりだもん。

それにしても、マイクの我慢強さ(笑)

さすが、ガスが腹心に選ぶだけあるよ。

 

ジェシーは、もう後半は緊張感もなくなってきてたけど、とにかく落ち着きがなさすぎる。。

途中、車を止めて怒鳴るわけでも脅すわけでもなく、子どもにしつけるように割と冷静目に注意しただけで、あとはジェシーのうるさい行動に耐えてただけだもんな。

ジェシー本人は勝手にマイクの集金の護衛と勘違いし、しかも手柄を上げたとご満悦だったけど、あの襲撃は仕組まれたものだったみたいだし、ガスの目的は一体なんだったのかな。

ウォルターとジェシーを徐々に引き離し、ジェシーを監視する作戦?

 

そして、隙あらば大金を積んだ車でどこにでも逃げることもできたジェシーが、お金を盗むわけでもなく一日しっかり我慢強く(?)集金に付き合い続け、襲撃にも冷静に対処しつつ、最終的には自分をきちんと迎えにきたジェシーのことをマイクは一体どう思っているんだろう。

 

そして、ウォルター夫妻はここにきて、元の鞘に収まる感じですかねー。

ジェシーのことが頭から離れなく、大事な洗車場の契約のときに話を聞いていなかったり、話を聞いてないことをごまかすために、ウォルターがそっちの方向に持っていってスカイラーの気を逸らし適当に話をごまかしたり、「家に戻って来る?」とスカイラーに聞かれて、迷ったウォルターが返事をしなかったのに、勝手に引っ越し日が決められてたり・・と。

相変わらずな面はありますが、さすがにウォルタージュニアがベネキーのマグカップを使ってたのはまずかったと思う。

 

ハンクは捜査を頼まれたのがよかったのか、スカイラーたちが頻繁に家に行くようにしたのがよかったのか正気をだんだんと取り戻しているようですね。

マリー、すごくうれしそうだったけど、本当によく頑張ったし、今の足ではできないけど正直、マリーには土下座して謝罪してもらいたいレベルでハンクには腹が立っていた。

というか、今からでも遅くないから、今回のことはなし崩しにしないできちんと彼女に感謝し、謝っているシーンを見せてほしい。

病気で本人も辛かったんだから仕方なかったで終わらせてほしくないんだよ。

家族に病人が居て、面倒をみた経験がある人ならこの気持ちわかってくれるだろうなとは思うのですが、わたしがその経験のある人なのでこの件についてはマリーを見ているだけで辛かったし、助けてあげたい気持ちでいっぱいだった。

そういえば、マリーといえば、持ち物から服からインテリアまで紫一色ですが、まさかウエディングドレスまで紫で驚いたけど、むしろウェディングドレスを紫にしない意味がわからないぐらいの紫まみれですよね(笑)

 

ところで、マリー夫婦とスカイラー夫婦が交流を密に持ったことが原因で、酒に酔ったウォルターがボロを出してスカイラーが緊張していましたね。

あとでまた夫婦げんかになるな(笑)

ウォルターの軽率な行動がきっかけで、ハンクがポヨスに気づいてしまった。

 

だんだん追いつめられる展開になってきて緊張感が走りますが、今回のエピソードは、シーズン4まで観ているわたしにもそんなにはよくわからなかった、ウォルターにとってのジェシーの存在価値を改めて突き付けられました。

ウォルターは、「助手はジェシーじゃなきゃダメなんだ!」とよくガスに言っていますが、その意味がわかった。

 

ウォルターは人の気持ちに割と鈍感だけど、ジェシーは人の気持ちがわかって空気を読めるし、仕事もいったん覚えると真面目なんだろうと思う。

そういう優しいところがある分、メンタルが弱くてトラブルも起こすけど、日本より個を尊重するアメリカでは貴重な存在なのではないだろうか。

ジェシー固執するのは、自分がこの道に巻き込んだ罪悪感と親子愛みたいなものかと思っていたけど、それだけではなくウォルターのかゆいところに手が届く存在というところも大きい気がしてきた。

本当にビジネスパートナーとして必要なんだと思う。

ちょっとジェシーはおバカだったので生きる選択肢を何度か間違えたけど、もしかしたら売人になったのもおばさんの介護で、普通の仕事はできなく比較的自由に働ける勤務体系だし、お金がたくさん必要だったからかもしれないとか思ってきちゃった。

 

今後、マイク及びガスがジェシーの価値をどうはかるか、その価値をどう使おうとするのか。

それに対して、ウォルターとジェシーがどう対抗するのか楽しみです。

 

それでは、またー。

 

 

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