ブレイキング・バッド シーズン5 第1話感想です。
残りわずかな『ブレイキング・バッド』なので、このまま最後まで休まず見続けてしまいたいと思います。『ベター・コール・ソウル』も早く観たいし。
というわけで、ファイナルシーズン突入しました!
第1話はすでに観てしまったので、文字通り【泣いても笑っても】あと15話しかない。
ネタバレを含んでしまう話になってしまうので、あとで詳しくシーズン5のスタートについての諸々(もやもや)は書かせて頂くのですが、その前にスカイラーの激変ぶり!
シーズン2からシーズン3のがっしりとした感じは、『海外ドラマあるある』と思って流してたんですが、今回はこれで最後だし、触れないわけにはいかない(笑)
海外ドラマのシーズンまたぎではよくあるキャストの体重の増減なんですが、『ブレイキング・バッド』のように、ここまでシーズンまたぎがそのまんまシーズン前の話の続きっていうドラマもわたしの今まで観たドラマの中では珍しく、具体的な時間経過としてはシーズン4の最後とシーズン5の第1話は数時間後という感じだったし、こっちの都合ではありますが、続けざまに観ているので、思わず第1話の緊張感が全部ふっ飛ぶほどびっくりしました(笑)
ウォルターのセリフから察すると、シーズン1の始めからシーズン5の現在まで、ドラマ内ではまだ1年ぐらいしか経過していないけど、シーズン1の放送時からシーズン5の初回放送まで4年経過してるので、キャストのルックスの変化は仕方ないにしても、今までで一番驚いたかもしれない(笑)
しかも、今回は、シーズン4の最後のスカイラーとウォルターのシーンをやってからのシーズン5のスカイラーの登場だったから余計だった。
数時間(こちらは一瞬)で結果にコミットは早すぎる(笑)
『ウォーキング・デッド』でもあの食生活の中、すっごい太ったキャストが数名いますが、タラは一番太ってた時は妊婦だったそうですし、他には女優妊娠によるストーリー変更でドラマ内の本人キャストも妊娠させるとかは何度か観たことあったし、スカイラー、シーズン1の時は疑似妊婦だったけど、シーズン3の時は本当に妊娠してたの? とか色々考えたし、ごちゃごちゃ言いましたが、あくまで文句じゃないんです!
こういう強引な海外ドラマのやり口、無理やり押し通す感じ、割と好きなんです(笑)
なんの事前情報も説明もなく、真田博之が別のスキンヘッドのおじさんになったのも見たことあるし(リベンジ参照)。
そういう、自由で、強引で、生命力の強い感じも含めて海外ドラマが好きなんで、今後も『これが、自信を持って作ったドラマだ! 文句があるか!!』っていう感じでやっていって欲しいと心から思っています。
シーズン4第13話(最終話)の感想はこちら ↓ ↓
シーズン5第1話は、ウォルターがガスを葬ったことにより、DEAによるガス・フリングに対しての本格的な捜査が開始。
証拠隠滅のために動く、ウォルターとジェシーが描かれました。
※以下、本格的なネタバレありの感想です。
今回は、第1話のストーリーにはほとんど触れずに気持ちだけを淡々と書いている内容になってしまいました。
何故なら、ストーリーが、ストーリーとしてあまり頭に入ってこなかったからです。
ウォルターとジェシーが再びコンビを組んで動くのが久々に観られて非常に嬉しかったんです。マイクも元気そうで、ボスがやられたことを知ると、ウォルターとジェシーに復讐を果たそうと勢い勇んでやってきたことも嬉しかった。
なのに、ジェシーとウォルターに協力してしまうマイクの人のよさ。
だけど、せっかくファイナルシーズンが始まっても、もやもやが一向に晴れないんです。
リアタイで観ている人は、シーズン4と5の間に1年ぐらいの時間があって、シーズン4の内容を自分の中で解釈して理解したり、もやもやしているところを整理したりして、そして1年の間にブレイキング・バッド以外の他のドラマも観ていたり、プライベートや仕事でも色々あったりして、シーズン4の内容をうっすら忘れて(復習している人ももちろんいるとは思いますが)シーズン5に臨んだりしていると思うんですよね。
わたしはすぐさまシーズン4からシーズン5に入ってしまったので、そういう時間が全くなく、昨日のもやもやを引きずったまま観てしまったんです。
シーズンとシーズンの間の長い待たされている時間は、早く観たい!とやきもきするけどそれにも意味があったんだと、今回すごく思いました。
推しキャラであるガスを失ったショックと、ウォルターが一線を越えてしまったショックで、ファイナルシーズンを純粋に楽しめていない自分がいる。
もし、1年後に観られていたら、もっと違う見方で観られていたかもしれないとすごく思ってしまうんです。
ブレイキング・バッドは、【普通のおじさん】だった主人公が、病気による死を目前にしてアンダーグラウンドに身を落とすとどうなるのか、というリアリティさも含めた部分を描くのがこのドラマの魅力だということはわかっているのですが、ソウルも言ってたけど、「なんの関係もない子どもを巻き込んだ」っていうのが自分の中でまだどうしても消化できていない。
トゥコとか、シーズン1でウォルターにやられた売人のこととかはなんとも思わなかったんですが、ウォルターはあくまでヒーローではなく、【普通のおじさん】であり、その【普通のおじさん】だったらそこまでやらないことをやっちゃたんだ・・っていうのがショックが大きかったんですよね。
今回のことは、ソウルの事務所の女性が言う通り『ウォルターの自業自得』だし、例え自分の家族を守りたい一心でやったことだったとしても、ウォルターが選んだ道だから、最悪自分の家族が危険に晒されたとしても、それは一蓮托生で仕方のない部分はあったと思う。だって、危険なことに手を出したら敵に弱みを突かれるのは当たり前だし。
でも、ジェシーの恋人の子どもという、全くなんの関係もない存在を、ジェシーを騙してまで生死の境を彷徨わせるほどの事態を引き起こすほどの大義が、果たしてそこにあったのかどうか、疑問で仕方ないのです。
「どんどん犯罪へのタガが外れていく、普通の人の人生を描くドラマなんだよ」って言われたとしても、今回のことに関しては丸く収まったからといって、わたしは実際納得できていないし、あくまでウォルターには【普通のおじさん】で居て欲しかったという思いがわたしの描くウォルター像にあったのだと今回改めて思いました。わたしがウォルターに期待しすぎていたのが悪いのはわかっていますが、がっかりしたという感情はまだぬぐえていません。
ところで、今回三人で頑張って決行したガスのサムソンのノートPCは、今回の計画できちんと壊れたのでしょうか。
押収品の写真立てに収められた笑顔の写真も切なく、その裏に資金洗浄用の銀行口座が隠されてあったようですが。
あの写真を見るたびにガスがどんな気持ちで居たのかと思うと、やりきれない気持ちになりました。
そういうことも含めて、もやもやしたファイナルシーズンのスタートになってしまったのですが、シーズン5残り15話で、このもやもやをウォルターは晴らしてくれるのでしょうか。
起死回生の一手を期待しています!
冒頭シーンの通り、このまま闇落ちしてアルバカーキを出て、ウォルター・ホワイトではない別人の人生を歩むことになったとしても、このままもやもやしたまま終わりたくないので、本当に本当にお願いします。
あと、最後に余談になりますが、ベネキーが生きていてものすごく驚きました(笑)
というわけで、それではまたー。
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