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ブレイキング・バッド シーズン4 第7話『面倒な犬』 感想 もう、『ベター・コール・ソウル』が癖になっている。

ブレイキング・バッド シーズン4 第7話の感想です。

 

最近、話題がマンネリになってしまってすみません・・。

 

でも、スカイラーが「すぐさま返品してこい」と命令した、ウォルターがジュニアにプレゼントした車がいくらぐらいするのかどうしても、どうしても気になって・・。

 

いつもの通り調査したところ、あの車は、クライスラー社【ダッジ・チャレンジャーSRT-8】。

ダッジ・チャレンジャー - Wikipedia

 

バリバリのスポーツカーで、通常状態でも乗りこなすのは難しそうなのに、ましてやジュニアは杖をついて歩行するほど足が悪いとあらば、そこまで裕福とは(世間的には)思えない両親が、あのすぐ噂の広がりそうな街で16歳の子どもに初めての車として買い与えるような車では全くないですね。

スカイラーは、(おおむね)いつも正しい。

 

たしかにこの車種に関していえば、当時ダイムラークライスラー社だったクライスラーが、メルセデスベンツの技術をこの車種にふんだんに搭載していたとのことらしく、アメリカ車の中でも注目されていたので、『(他のスポーツカーよりは)安心、安全で燃費もいい』という、ジュニアの言い訳は、あながち全くの適当発言でもないということが調査の結果わかりました。

 

そして気になるお値段ですが、、、すみません、当時のアメリカでの販売価格はわかりませんでした・・。

 

グレードにもよりますが、日本の中古車相場も2018年時点で、500万はくだらない感じでしたので、やっぱり分不相応なことは間違いないですね。

少なくともウォルターの乗っている車の倍以上はすると思われます。

そんなに欲しければ、ジュニアには将来自力で買ってもらいましょう(笑)

 

 

シーズン4 第6話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

 

第7話は、洗車場の経営が始まり、資金洗浄が始まったウォルター夫妻。

メキシコとの確執で頭を悩ませるガスの対応。

ジェシーの苦しい心のうちや、ハンクがどんどんアルバカーキの組織犯罪の確信に迫るエピソードです。

 

 

  ※以下、ネタバレありの感想です。

 

冒頭スカイラーに、ジュニアに買った車の返品を強要されたウォルター。

返品に行くつもりは全くなかったのか、それとも腹が立ったのか、ダッジ・チャレンジャーで誰も居ない駐車場でドーナツスピンをかまして遊んで(?)います。

散々暴走したあと、車が脱輪して動かなくなったので、廃車にすることを決意。

スカイラーがせっかくやり取りした返品手続きの書類を、ガソリンのタンクに突っ込んで爆破させてしまいました。

 

シーズン最初は死にゆく自分が、残された家族のためにできる最後のこととして始めたお金儲けのはずだったのに、もうお金のことなんてどうでもよくなっているウォルターを現しているシーンだとわたしはこれを観ていて思いました。

相変わらず子供っぽいとは思ったけど(笑)

 

そして、その子供っぽい暴走の後始末は、お金でソウルに任せて処理してもらうという、今の生活はジェシーもウォルターもソウルが命綱になっています。

命綱の言葉通り、毎日の暮らしそのものが綱渡り状態ですね。

 

そして、資金洗浄のため洗車場にお金を運び込むウォルターですが、スカイラーに金額をきちんと言っていなかったため、「こんなに金額が多いとは聞いてない」「50ドル札なんて使えない」と文句を言われますが、「洗車場をやりたいと言ったのは君だ」「洗車場をやりたいとは言ってない」と押し問答になる2人。

 

確かにソウルの言うとおり、ネイルサロンにしておけば、そこまで苦労することはなかったのに洗車場がいいと押し切ったのはスカイラーだからねぇ・・。とわたしは思いましたが、スカイラーのなかには「そもそもこの状態を作ったのはあなたのせいだ」という気持ちがあると思うし、なかったら逆におかしい。わたしなら思うから(笑)

 

そして、今回かわいそうだったのはジェシーが精神的に追い詰められていることですね。マイクに見張られていることもあるし、ウォルターとジェシーの2人が命を狙われていることも充分すぎるほどわかっていた。

 

ウォルターとジェシーが二人で会って、「自分たちの身をまもるために、ガスをどうにかしないといけない」と結論づけるも、ウォルターはガスに近づけない状態になっているので、その大役はジェシーが引き受けることに。

ポヨスの運搬車襲撃問題で、会合が開かれることになって例のプレハブ小屋に集合し、ジェシーはマイクに連れられて見張り役をやることになり、ガスに、ウォルターから渡されたものを飲ませるチャンスもあったけど、できなかった。

 

その後、最初は薬を売る目的で通っていたセラピーに参加し、そもそものセラピーに参加した目的を自ら暴露し、セラピーの主催者に暴言を吐いて、ゲイルを手にかけてしまった苦しい胸の内を告白。

確かにゲイルは、自分たちの命を狙っていたわけでも悪人でもなく、ただ邪魔だったっていうだけの存在だったから、自責の念にかられるのもわかるし、ジェシーはそれに耐えうるメンタルを持ち合わせていない。

そして、あの場所でしか、本音を吐き出せないジェシーの孤独に悲しくなる。

家族も友達も居ない。パートナーのウォルターは居るけど、ウォルターほどはジェシーは家族と思っていない(ように見える)。

これは、ウォルターの愛情表現の下手さからくるものでもあるとは思うので、ジェシーばかりのせいではないとは思うけど。

これ以上、ジェシーにプレッシャーを与えると壊れそうなので、なんとか切り抜けてもらうか、メンタルを強くするかだけど、メンタルを強くするとジェシーの良さが失われる気もするので、難しいところではありますね(笑)

 

一方、ウォルタージュニアを引き連れてポヨスに繰り出すハンク。

ずいぶん歩けるようになったみたいだし、なんとなく痩せて顔だちも変わったように見えました。彼が精神的にも落ち着いて、マリーがホッとしているみたいだからそれだけはよかったけど、わたしはどうしてもあの時期の態度が許せなくて顔を見るとイラッとします(笑)

 

ただし、捜査官としてのやり口は見事でしたねー。

そういうところだけ有能なのも逆に腹立ってくる(笑)

普通の食事の一環としてジュニアを連れてポヨスに繰り出し、ガスをおびき寄せ指紋を採取するあたり。

「あのガスが、こんな初歩的なミスをするとはーっ!」と思ったけど、まさか疑われてるとは思っていないからしょうがない。

ゲイルの捜査でDEAが動いているのも知らなかったわけだし。(知らなかったんだよね?)

ウォルターとガスがもし敵対していなく、うまく組織に取り込んでいればウォルターがハンクの情報をガスに流していたかもしれないと思うと、会社でもなんでもそうだけど、ボスとしての人を見る目の大事さと、組織における人間関係の構築の大事さが浮き彫りになりますね。

 

こんなところからほころびが出るとは思ってなかった。

やっぱり、マイクの腹心が近所の人に顔を見られている時点で、ゲイルの件を対処しなかったのがダメだった。似顔絵もそっくりだったもんね。

まぁ、顔を見られた人を溶かしたっていう時点で対処したといえば対処したのかもしれないけど、あそこまで色々わかっている以上ガスにつながるのも時間の問題。

勝手に指紋を採取し、照合したものは証拠にはならないし、ゲイルとガスが知り合いだったからと言って、巨大組織の黒幕がガスっていうのは飛躍しすぎな気もするし、そういったわけで、ゴメスを初め、DEAの上司は、ハンクの推理の相手が大きすぎたのか意外すぎたのか病気でおかしなことを言いだしたって感じで弱腰だったけど、今回はFBIも絡んでるし、このままではすまないのは確実ですよねー。

 

そういったわけで、次のエピソードはタイトルが『ガスの過去』

すごく観るのが楽しみです。

 

それでは、またー。

 

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