ブレイキング・バッド シーズン4 第4話の感想です。
冒頭、ウォルターが、【それっぽく】見えるようにスカイラーに演技指導とルール指導を受けていたトランプゲームは、ルール的にバカラではなく、ブラックジャックのように思いましたが、合っていますか?
自分の持ち手のカードの合計を限りなく21に近づけるゲーム。
日本でもカジノ法案が成立して、どう考えてもデメリットより、メリットのほうが今の日本の経済状態では多い気が(個人的には)するので、2025年ぐらいにカジノが日本のどこかに出来そうです。洋画好き、海外ドラマ好きとしては、色々な作品の舞台になっているし、本当はラスベガスに行ってみたいけど、そうそう簡単に行けるわけでもないので、日本にカジノが出来て行けそうな距離であれば、一度は行ってみたい!
普段ギャンブルはやらないし、カジノのこともよく知らないけど、今回、ウォルターは必勝法を編み出したとの設定ですが、ディーラーがやらせをしなければ、『ギャンブルはやっぱり運』だと思うし、一時の運を楽しむのが一番いい楽しみ方なのかな、と今のところは思っています。カジノ用に少しドレスアップして、一生に一度ぐらいは、運試しやってみたいですね!(笑)
ちなみに、カジノが映画に出ているシーンで今まで観た中で一番大好きなのは、『天使にラブ・ソングを』で、普段禁欲生活している修道院のシスターたちが、ヘリで上空からラスベガスのネオンのキラキラに感動し、比較的年かさのシスターたちが、シスターの衣装のままカジノ内を走り回ったり、スロットを回したりするシーンです!(笑)
シーズン4 第3話の感想はこちら ↓ ↓
第4話は、とうとうウォルターとスカイラー夫婦が、スカイラーがでっち上げた『カジノで一攫千金ストーリー』を、マリーとハンクにカミングアウトする話です。
※以下、ネタバレありの感想です。
今回、お金のことでハンクとマリーの夫婦に資金援助の件をカミングアウトすることにしたウォルターとスカイラー夫妻。
『保険でまかなっている』とハンクが思っているのであれば、ウォルターからの資金援助をプライドの高いハンクが拒む可能性もあるので、そのまま放置しとけばいいのにって思ったけど、洗車場買収の話もあるから、いずれなんかしらの話をしとかないといけないので、仕方なかったのかもと思います。
毎回感想ブログを書くのに邦題を調べているのですが、わたしの感想ブログに何度も出てきている原題問題。
訳すのが難しいのはわかるけど、毎回ダサくなっている(と個人的には思う)のが非常に残念。
ちなみに前回の『マリーの苦しみ』のタイトルは『Opne House』。
個人的には【Opne House】のほうが切なく感じるし、今回のタイトルの原題は『Bullet Points』です。
【Bullet Point】とは、箇条書きとかメモする時に点を書いてから、書き始めるじゃないですか。日本語だと【なかぐろ】と変換すると出てくる、あの点のことを指すらしいのですが、今回の内容にはそっちのほうが合ってませんか?
ゲイルのラボノートや、スカイラーの脚本のことを表現していると思ったし、もしかするとジェシーの撃った弾のこともかけているのかもしれないと思いました。
【Bullet】単体には、【弾丸】という意味があり、【Point】には【先端、点】などの意味も持ち併せているため、箇条書きの点が弾丸のように見えることから、そう表現されているとおそらく思われるのですが、今回のタイトルの邦題【厄介な存在】って抽象的表現すぎるし、矛盾しているのですがタイトルをつけた人の主観が入りすぎている気もするのです。わたしにとって、今の【厄介な存在】はハンクだけど、多分ジェシーのことを差しているんだと思うのです。というわけで見解の相違も出てきているわけだし。
おっと、ごめんなさい、熱くなりすぎました(笑)
話を戻します。
スカイラーが、ベッドで一生懸命何かを書いていて、それが今回のシナリオだと知った時、(そういえば、スカイラーは作家を夢見ていたんだった)と思い出しました。
なので、今回のストーリーは完璧に仕上げたいし、ウォルターにも一字一句セリフをきちんと感情込めて言ってもらいたいという思いが強くなりすぎて、またウォルターにウザがられてました(笑)
ウォルターにはDEAであるハンクに穴を見つけられてはならないという説明をしていたけど、取材までしっかりして、スカイラー自身は今回のシナリオを作る作業すごい楽しかったんじゃないかな(笑)
スカイラーはおそらくウォルターに多少の不安を抱えつつ、精根込めて作ったシナリオを引っ提げて、マリーとハンクの家にいざ出陣。
玄関前のちょっと緊張したウォルターとスカイラー2人の表情と、扉が開いた瞬間のスイッチオンの切替の瞬間の演技が2人とも絶妙にうますぎて、実は今回のエピソードのわたし的な一番のハイライト(笑)
そして、ハンクの笑顔久々に見たなー。
さすが、プライドが高く人に弱みを見せたくないハンク。
あまりの晴れ晴れしい表情にちょっと驚いたぐらい。
本当に外面よくてびっくりした。
マリーに同情的になっている今、ハンクが憎たらしくて仕方ないです。
夕食前の男の歓談の際には、いつもの通り、『ちょっと下品で気のいいおじさん』を演じていました。大量に購入した石をジュニアに見せて、大ざっぱなハンクの説明に専門的な話で口をはさむ相変わらず大人げないウォルターに対し、ハンク自身も久々に会って調子に乗っていたのかわからないけど、ゲイルを捜査している警官が置いていった証拠品の中の押収品で、ゲイルが歌っているDVDをジュニアとウォルターに見せたり、ラボノートもウォルターに披露。今まで何度もウォルターに捜査情報を漏らしているハンク。
でも、漏らしてくれこちらとしてはよかったというか、ちょっと安心したけど、そのせいでウォルターの気もそぞろになり、せっかく念入りに打ち合わせしていた今回のお芝居をハンクとマリーの前で披露するのを見るの楽しみにしていたのに、前半の一番大事な芝居の部分が、ごっそり割愛されているじゃないかっ!!
ウォルターは頑なに拒んでいた【terrible】を2回言ったのか言わなかったのかっ!
大事なシーンが観られなくて悲しい。
ハンクは、その一攫千金ストーリーを聞いたあと「何かあったら自分に話してくれ」とウォルターに社交辞令的に言っていたけど、ウォルターにそんなこと言う前に妻に気を使いなよ。と思って、猛烈に腹が立ちました。
ウォルターはとりあえず、じっくり見ることはできなかったけど、ざっくりとラボ・ノートの中身を確認できてよかったはよかった。確信的なことは書いておらず、レシピやら詩を主に書いていたし、イニシャルもなんとか適当に誤魔化しやりすごす。
でも、今回のことで一番よかったのはジェシーが救われそうなこと。
いつも、ブレイキング・バッドはこちらの気持ちを汲んだような絶妙なタイミングで、話を展開してくれるので嬉しい。
ウォルターにもジェシーの家が地獄絵図になっていることが知れたし、マイクがガスに報告したことにより、マイクの手も入った。
そういえば、冒頭のマイクの耳が切れたポヨスの運搬車の襲撃は一体なんだったの?(怖)
というわけで、マイクの手によりジェシーの家にたまっている人たちも一掃され、盗んだお金も取り戻してくれて、ひとまずそれは安心しました。
だけど、その場で殺すでもなくジェシーをどこに連れて行くのか。
ガスに会わせるんだろうか・・いやそれはないか(笑)
ウォルターは、ジェシーが拉致られたことを知ってかなり焦っていましたが、これからどう行動するんだろう。ウォルターの暴走、ちょっと楽しみ(笑)
そして、ハンクは今のところゲイルがハイゼンベルクだと思っているみたいだけど、ラボの場所がどこにあるのかも気になっているだろうし、ウォルター及びポヨスの組織犯罪にだんだん近づいてくるのでしょうか。
まだまだ目が離せない展開だし、続きが気になりすぎるんだよっ(笑)
というわけで、それでは、またー。
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