ブレイキング・バッド シーズン4 第3話の感想です。
【近親憎悪】
『血縁的距離が極めて近い関係にある者どうし、また、性格の似通った者どうしが憎みあうこと』
今までずーーーっとわかってたけど、今回のエピソードでハッキリしたというか、もう認めざるを得ない。
スカイラーの性格と、わたしの性格がものすごく似ていることを!
わたしの性格を極端にデフォルメしてドラマにしたら、まず間違いなくスカイラーっぽくなるだろうなって思いました。
ブレイキング・バッドにおけるスカイラーって、ほとんどが対家族との人間関係が描かれているじゃないですか(おもにウォルター)。
なので社会的なところでは社会性を持っているだろうし、ああじゃない部分も持っていると思いますが、わたしはかなり近似値だと思います。
さすがにあそこまで自信満々じゃないし、ベネキーの件とか、ウォルターがどうやってお金を稼いでいたか判明した時の態度とか気持ちが全くわからない部分もあるにはありますが、スカイラーから自己肯定感をマイナスにしたら、ウォルターの妻を素で演じられる(笑)
ソウルや洗車場の社長に対する態度とか、わたしもやりかねないうえ気持ちがわかりすぎるし、ウォルターに対する態度とかは自分を見てるみたいですごい嫌なんです(笑)
欠点をまざまざと見せつけられるのって辛い。
そして、スカイラーは、スカイラーの性格っぽい見た目じゃないですか。
なので、スカイラーがスカイラーっぽい態度を取ったとしても相手はそんなに腹立たないというか、受け入れてくれる率が高いと思うんですよ。
でも、わたしの場合自分で言うのもなんですが見た目は『めがねたまご』って感じなんです。
『めがねたまご』が『スカイラー』なので、今までの人生でどれほど損してきたことか・・。
中身が変わらないなら、スカイラーっぽい見た目で生まれたかった(涙)
自分を擁護するわけじゃないですが、少しだけスカイラーのことを擁護させてください。彼女は、口うるさく心配性だけど、意外と情に流されたり、そこまで短気じゃない反面、ウォルターは、気難しそうな見た目に反して、変にポジティブで、やっつけで色々やりたがるし、思いのほか短気で大ざっぱじゃないですか。
そんなウォルターを伴侶に選んでるところもそっくりすぎて笑えない。
そういったわけで、スカイラーを見ているのがすごい嫌なんです!
特に今回のエピソードは今までで一番、気持ちや行動がわかりすぎました。
みなさまには、わたしの性格がスカイラーだということをご了承のうえ、今後もお付き合いいただければと思います。
それでは、今回のエピソードを振り返りたいと思います。
シーズン4 第2話の感想はこちら ↓ ↓
第3話は、ハンクの介護で壊れるマリー、益々追い詰められるジェシー、洗車場の買収に執念を燃やすスカイラーが描かれました。
※以下、ネタバレありの感想です。
今回は、マリーの悲哀がたくさん描かれましたが、彼女ももう本当に限界ですね。
適切な表現かどうかわかりませんが、一言、かわいそうでした。
あそこまで話を盛って違う自分を演じるのは、完全な現実逃避ですよね。
物だって本当は別に欲しいいわけじゃないだろうし、依存症みたいなもの。
そうして気持ちを落ち着けて家に帰ったら帰ったで、ぶすくれた夫が買い物に感謝するわけでもなく、妻が用意した食事には手をつけずに、買ってきたお菓子にケチをつける。
ウォルターとジェシーが生き地獄なのは自業自得な部分もあるけど、マリーが一番生き地獄だよ。
ハンクだって足が動かなくて病気かもしれないけど、マリーだって完全に心の病気を患っている。
住宅展示場での事件のことがハンクに知られることになって、ハンクは若干後ろめたそうにしていましたが、怪我が原因じゃなくて、ハンクのひどいモラハラが原因。
あんなひどいモラハラしなければ、マリーはたぶん喜んでハンクをサポートした。
スカイラーは妹のため、資金繰りに今必死になっているけれど、だれかマリーを助けてあげてほしい。早急に第三者の手が必要です。
そういったわけで、介護に頑張っている妹のため資金繰りに必死になっているスカイラー。
まゆげジジイを陥れるために頑張りました!
連絡の取れないウォルターに対しての行動や、顔が腫れているウォルターへの執拗な尋問。その場しのぎのウォルターの説明に納得してない様子。まゆげジジイの失礼な態度に対する復讐心を燃やすくだりや、ソウルの意見にことごとく反対する様は、冒頭にお話させて頂いたとおり、スカイラーの気持ちがわかりすぎてつらい。
ソウルの協力によりまゆげジジイに見事に罠を仕掛けたあと、電話を待つスカイラーの横でごちゃごちゃ言うウォルターを気長に窘めるスカイラー。
そして、買収が決定したあと、高いシャンパンを街で浮かれて買ってくるウォルターに文句言うスカイラーも気持ちがわかりすぎる(笑)
でも、ずっと、「ウォルター、スカイラーのどこがいいの!?」って思っていたけど、今回のことで初めて、スカイラーとウォルターが結婚した理由がなんとなくわかった気がしたし、2人の歴史が少し見えた気もしました。
スカイラーは、若いときのウォルターのポジティブで大胆なところに惹かれたんだろうと推測されます(笑)
このあと、この2人に辛い結果が訪れるのが嫌だなと少し思いました。
そして、ウォルターが少し心配していたけど、ジェシーがヤバいことになっている・・。
せっかく買い戻したおばさんの家を、友達を呼んでバカ騒ぎしてパーティー会場にするまでは百歩譲ってまだよかったけど、友達たちも生活があるから、ジェシーにお金がたくさんあるからといって毎日パーティーしてるわけにもいかないし、パーティーはたまにやるから楽しいのであって、毎日は辛かろうと思う。
だからと言って、今の状況はダメすぎる。
一人になりたくないからと言って、知らない人たちで家が溢れているし、薬で夢の世界に旅立っている人たちばかり集めて地獄絵図だよ。
あそこであの状態で、死人が出たら警察の手が入って、芋づる式にジェシーも捕まる・・って、それを狙ってるの? 捕まりたいの?
ウォルターが自首しないって言ってるから義理で裏切れないだけで、本当はそうなのかも。
こちらもマリーと一緒で早急に第三者の手が必要ですね。
ウォルターは自分が強メンタルだから、人の心の機微に鈍感なところがあるので、今うっすら異変に気付いているなら放置しないでほしい。
色々な問題が山積してるけど、優先順位を間違えないでほしい。
そして、
そこで終わるかーーーー!
という気になる展開で終わった第3話でしたが、 とうとうハンクにゲイルのラボノートが渡って、そのノートを開いてしまいました。(ここで第3話が終わった)
どうしても言いたいので言うけど、このゲイルのラボノートを持ってきてくれた警官に対するハンクの態度もひどかったけどね、幼稚がすぎるからいい加減にしたほうがいいって思ってた。甘えんなっ!
ゲイルのラボノート、一体何が書いてあるんだろう。
暗号的な感じにしてあって、一般の人が見てもわからないように書かれていればハンクのところには持ってこないはずだし、DEAの知識が必要ってわかるような内容が書いてあったのだろうとは思う。
次回、ラボノートの中身は明かされるのか!?
それとも、全く別の話になるのか!?
というわけで、それでは、またー(笑)
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