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ブレイキング・バッド シーズン3 第7話『ハンクの苦しみ』 感想 紫の服、紫の部屋、紫の花、そして、紫のプレゼント・・。

ブレイキング・バッド シーズン3 第7話感想です。

 

今回のエピソードは、紫に彩られたエピソードでした。

紫=マリー。

つまりハンク夫婦のエピソードでした。

ブレイキング・バッドを見ていると、人生の不条理や、考えてもしょうがない「もっと早く〇〇していれば・・」と思うことが多いのですが、今回のハンクはまさにそれ。

前エピソードから、マリーは追い詰められる夫のハンクを愛情を持って見守り、支えようとしていましたが、当のハンクがそれを拒否したために、大変なことになってしまう今エピソードにつながってしまいました。

マリーといえば、マリーの盗癖はどうなったんだ? という問題を、わたしは決して忘れてはいないのですが、今までのブレイキング・バッドで初めて、弱っている人に心から寄り添う優しい女性を見た気がしました。

それにしても、改めて部屋も服もあんなに紫づくめだったかね、マリーは。

 

 

 シーズン3 第6話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

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 シーズン3第7話は、前話に引き続きハンクのエピソード。

キャンピングカーの追跡により、ギリギリのところまでジェシーとウォルターを追いつめたハンクでしたが、ソウルの手回しで嘘の情報に翻弄され、ジェシーを取り逃がしたことでハンク逆上。ジェシーの家まで押しかけ、トラブルを引き起こします。

 

 

 ※以下、ネタバレありの感想です。

 

冒頭の双子っぽい兄弟と椅子に座るおじさんは、トゥコの従兄の双子の兄弟と、チーンのおじさん(名前が不明)かな?

ポヨスのオーナーの悪口を言っていましたが、あの双子の兄弟が子どもの頃からずーっと、ポヨスのオーナーとチーンのおじさんは、一触即発の関係なんだなと匂わせるシーン。

というわけで、若いときのポヨスのオーナーこと通称、ガスの感じも見てみたい!

今のホテルマンのような、執事みたいな雰囲気は作られたものなのか、若いときはもっとやんちゃで失敗を経てあの完成形になったのか、『ベター・コール・ソウル』では描いてくれるのかなー、少しでいいから描いてほしいし、楽しみ。

 

チーンのおじさんは、控えめにいってもしつけがだいぶ荒っぽかったけども、あのしつけを経てあの2人が出来上がったのなら仕方ないのかも。

祭壇のハイゼンベルクの似顔絵がハンクの写真に切り替わり切ない気持ちにはなりましたが。

 

妻のマリーが交通事故に遭ったという嘘の情報が元でジェシーを取り逃がしたハンクが逆上。ジェシーの家まで押しかけて病院送りにするほど暴行したことで、DEAの立場とハンクの立場が決定的に悪くなり、職を追われる身となった今回のハンクでしたが、もう色々追い詰められすぎて限界だったし、本人もマリーに甘えられたり吐き出せたりしたことで、すっきりしてたみたいだったから、ハンクが抱えてるモヤモヤと、とりあえずは一旦手が切れてよかったとわたしはホッとしました。

あのまま、彼が自分を追い込んでたら職を失うどころではないもっと大変な目に遭っていたと思う。

結果的に、ハンクをそこまで追い込んでしまったウォルターとジェシーでしたが、わたしがハンクの妻だったらマリーの意見と完全同意で『あなたは、仕事してただけ。悪くない』って同じこと言うだろうなー。。ウォルターとジェシー側の事情も全て観てるこちらとしては複雑だけど、本当に真面目に仕事してただけだし、とばっちりで本当にかわいそう。

 

そして、ジェシーも言ってたけど、周りの人々を不幸にする男、ウォルター(笑)

ジェシーは、「ウォルターと手を切りたい、関わってからひどい目にばかりあって全て失ったと」泣いていましたが、確かにジェシーの立場から見たらそうだと思うし、人のせいにしたい気持ちもわからなくはない。

だけど、客観的に見てるこちらとしては、そうとも言い切れない。

ジェシーが今回の事態を招いた自業自得の部分は確実にたくさんあったと思う。

言うこと聞かずに迂闊に動いて、失敗したことたくさんあったじゃん。

それも全部ウォルターのせいにされちゃ、ウォルターもたまんないわ。

そうはいっても、ジェシーも成人済みだし。

 

でも、泣いてるジェシーに半ば脅されてたとはいえ、彼の子どもっぽい言い分に反論しなかったウォルターが偉いとわたしは思っていて、更に言うと、個人的に老け専で若い男には特に厳しいので、「もー!ジェシー、キャンキャンうるさい!!」とキレかかっていました(笑)

 

ウォルターは、最初は優秀な助手に喜んでいて満足気でしたが、優秀すぎる助手が癇に障る演技、うまかったな(笑)

スカイラーが家に訪問してきてハンクを助けてくれと頼まれ、『もう家族じゃない』と言い放ったウォルターでしたが、ハンクを守るため、ジェシーを守るため、家族と自分を守るため、優秀すぎる助手をクビにしてもらい、ジェシーを迎え入れることを決めました。

ジェシーを助手にするのはウォルターの本望なのかどうかはわたしにはわかりません。

癪に障る優秀すぎる助手よりはちょっとおバカなパートナーぐらいのほうが可愛げがあっていいのかもしれないけど、一緒に仕事するなら、優秀な人に限るというのはわたしの持論。伸びしろいらない。即戦力、即戦力。

ぜーーーーーったい、あとで後悔する(笑)

友達や、家族なら性格のいいほうがいいけど、仕事はねー、仕事だからね!

ちょっと、癪にさわるぐらいは我慢して、ガスの選んだ人のほうがいいと思うよー。

色々な事情があるから仕方ないとは思いますが・・。

 

 

 

そして、弁護士や会社の人との会談も終わって、マリーへの手土産を手にすっきりした表情のハンクへ、一本の不明な電話があり、そこからは原題通り、非常に緊張感のある『One Minute』。

いやー、ハンクよく頑張ったー!!

丸腰だったし、これで、ハンクが死ぬのはさすがにかわいそう!!って思ったところで、かなりハラハラしたけど、双子が防弾チョッキを着ているのをあの瞬間で見抜いたのか、頭を撃ちぬいたのはさすがプロだと思った。しかもあの状況で。

トゥコのことで怯えていたとは思えない、犯罪者や生に対する執念だった。

 

紫の手土産が形見になるのは忍びないし、ドラマのメインキャラが死ぬのが猛烈に嫌いなので、ハンクはとりあえず死んでないようなので安心したけど、弔い合戦の弔い合戦に今後なるのが嫌だし、ガスが縄張りを守るしかない。

というか、ハンクに匿名の電話をしたのは、自ら生贄にハンクを指名したガスの手先じゃないかと思うのですが。

ハイゼンベルクがあの2人に狙われていたのはソウルの何でも屋のマイクが知っていたけど、ハンクが狙われているのを知っているのは、ガスしかいないもんね。

ジェシーを半殺しにしたハンクがやられたら、ジェシーの復讐だと警察が思わないとも限らないし、縄張りにいさかいが起きるのを避けたかったのかも知れないけど、1分前は遅くないですか?(笑)

 

その1分でよくあそこまでやったなーとは思うけども。

たかが1分、されど1分。

今後、双子がやられたことで、組織同士のいさかいがまた激化するのでしょうか。

このドラマは本当に、最初に思ってたのとどんどん違う方向に進みます。

そして、ウォルターとジェシーのパートナーシップはうまくいくのか・・(笑)

 

それでは、また!

 

第8話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

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