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ブレイキング・バッド シーズン3 第10話『かなわぬ最期』 感想 ウォルターとジェシーの二人芝居。舞台を観ているようで面白かった。

ブレイキング・バッド シーズン3 第10話感想です。

 

 今回のエピソードは、いつもと趣向がちょっと違っていてすごく面白かったです。

前半は思い切り笑わせて視聴者を惹きつけ、後半しっとりとまとめる。

完成度の高い舞台を観ているようで楽しかったし、ウォルターの演技がすごく光っていました。

それを受け止めるジェシーも、若いながらやっぱり演技力あるんだなと改めて実感。

 

脚本家の三谷幸喜氏が初期の頃よく書かれていた作品は劇団畑のため密室劇が多く、若い時にずっと観ていたせいで、わたし大好きなんですよね。密室劇。

一個の部屋で、そこからあまり動かずに決まった人数で物語が展開するドタバタ劇というか。

映画作品で有名なのは、舞台から脚本を起こした12人の優しい日本人、大ヒットしたラヂオの時間なんて本当に大好きな密室劇で、彼の作品ではちょっと切ないストーリーではありますが笑の大学とか。

笑の大学に関しては映画もありましたが、断然舞台のほうが好きでした。

西村雅彦氏と近藤芳正氏による2人の熱演は、今でも記憶に濃く残るほどです。

 

三谷氏の密室劇の話はこのぐらいにして、ウォルターとジェシーの掛け合いがとにかく素晴らしかった今回のエピソード。

今までブレイキング・バッドを観ていた中でも、わたしにとってかなり印象深いエピソードの一つになったことは間違いありません。

 

ところで、原題の『Fly』には、思わず「そっちかっ!(笑)」って突っ込まずにはいられなかったですね(笑)

 

  シーズン3 第9話の感想はこちら ↓ ↓

 

 

www.meganetamago.com

 

 

 シーズン3第10話のストーリー(?)は、ラボに一匹のハエを見つけて、それを殺すことに執着するウォルターと、それに巻き込まれるジェシーのやり取りです。

 

  ※以下、ネタバレありの感想です。

 

最近、ちょっと緊張感のある辛い話が多かったから、今回みたいなお休み回があって嬉しい。

ハエと闘ってるおじさんで、こんなに笑ったの生まれて初めてでした。

 

 とにかく何か些細なことにイラッとして、カーッとなってるウォルターが大好きなんですよね。ブレイキング・バッドの伝説、ウォルターの巨大ピザ投げしかり。

すごく面白いし、ウォルターへの愛が何故か瞬間的に深まるこの気持ちは、一体なんなんだろう(笑)

 

冒頭、ジェシーが来るまでの間一人でハエと闘ってる様は、今後、何度も観ていいぐらい面白かった。

もし、既にブレイキング・バッドは視聴済みで懐かしさでこのブログを読んでる方がいらしたら、『ハエと闘うウォルター』をこれを読んで観たくなったと思うんです。

わたしもすでにもう一回観たいぐらいだし(笑)

 

天井に靴を投げて照明にハマったり、スキンヘッドで髪の毛のない頭をダイレクトに柵にぶつけたり、ナチュラルに演技してたけど、多分ものすごく痛かったと思う。

一人で、すごく痛がってるのも不自然だから、そういうところも含めてリアルだった。

人前で転んだり、どこかぶつけたりすると、痛さもあるけど恥ずかしさの方が勝って、過剰にリアクションしてしまうことがあるじゃないですか? ない? わたしはあります(笑)

一人でハエと闘っているというリアルさと面白さがもうたまらなかったです。

「あー、機械壊れるっ!」とか、「そんなところに立ったら危ないっ!」とか

そして、後々気づいたんだけど、自分で絆創膏貼ったの?っていうところもかなり面白かった。

あとは、そうですねー、自作の威力の弱そうなハエ叩きの柄が途中で折れたりとかリアルすぎて爆笑しました。

日本のお笑い芸人さんたちは、このエピソードでコントの作り方を学んだらいいと思ったぐらい面白かったですね。

ちなみに、わたしはお笑いも大好きで、芸人さんにも割と詳しいほうです(笑)

 

ジェシーが来てからも、序盤は割とドタバタしていて面白かったですが、後半になるにつれて切なさが増してきて胸にグッと迫ってくる展開となりました。

前回のエピソードで、闇落ち寸前だったジェシーに危機感を覚えていましたが、久々に優しいところを見せる彼を見て、ちょっと安心もしました。

 

そういうところ本当にうまいよねー。このドラマ。

 

ハエに執着するウォルターにイライラするでもなく、根気強く付き合ったうえ、色々無理強いしなかったのは、おばさんのことがあったからでウォルターが心配だったから。

普段のジェシーなら、怒って帰ってもいいところをそうはしなかった。

ハエに執着するウォルターを外に連れ出そうとするも失敗し、自分だけ外に出ていって帰ったかと思ったら、なんとハエを退治する道具を大量に買いに行っていたとは驚きました。

ところで、ハエたたきって深い意味はないんだけど、なんとなく日本独自の道具だと思っていたけど、アメリカのハエたたきも全く同じ形状でさらに驚きました。

日本のホームセンターにそのまま売ってそうなハエたたきを見せ、ハエ取りスプレーを買ってきてウォルターに叱られるも、とりあえずジェシー手当たり次第カートにぶちこんだことは想像に難くはないのですが、無毒のハエ取りグッズだと言ってハエ取り紙を出してきた時は、おバカなりにきちんと考えたんだね・・。偉かったねっていう初めてのお遣いに我が子を出したような母心が芽生えました(笑)

 

そして、徹夜でハエ一匹と格闘するウォルターをとりあえず眠らせようと大量の睡眠薬をぶちこんだコーヒーを渡す。

まぁ、そういう雑で深く考えないところがジェシーなんだけど、ジェシーが利口だったらブレイキング・バッドはやっぱり面白くないから(笑)

そして、ここからがハラハラとうるうる展開で、さすがだなと思ったのですが、酩酊してきたウォルターが、手術前の睡眠薬で、スカイラーに携帯のことを吐露してしまった時のように本音を言い出す。

 

わたしも手術の前日に、「眠れないと思うのでこれ飲んでくださいね」と看護師さんに言われるままに飲んだ睡眠薬があるんですよ。

どの程度のお薬だったかは不明で、眠れはしたんですけど、そのあと夜中に薬が切れたらもうそれはパッチリと目覚めたのですが、朝起きたら、薬飲んでから何十分かの間に送った記憶のないLINEが何通か存在していて、しかも割とまともなことが書いてあったけど、誤字脱字がすごかった。ちゃんと自意識は保ってるような内容のLINE書いているのに、記憶が全くなくて睡眠薬怖い(笑)と思ったので、わたしも確実にウォルターのような状態だったのだなと思うのです。

 

ジェーンの父親とバーで会ったことを話し、ジェシーにお金を持っていくべきではなかった、あの時自分は死ぬべきだったジェシーに語り、ジェーンのことを涙ぐみながら謝るウォルターに切なくなると同時に、

ジェシーに、ジェーンを見殺しにしたことを言ってはいかん! それだけは墓場まで持っていくんだ!!」

と、わたしはものすごく焦っていました。

なんとか、最後の最後を言ってしまう前に寝落ちしてくれて、本当によかったと心から安堵。

起きたらいつものウォルターだったし、多分あんな風にジェシーに語ったことは覚えていないか、例え覚えていたとしても覚えていないフリをするでしょう。

 

 

ジェシーこんないい子なのに、苦しんでる人をさらに苦しませるようなことをしてはやっぱりダメ。ウォルターにも盗んでることバレてるし、本当にポヨスのオーナー怒らせたら大変なことになっちゃうし。

ウォルターの親心を感じ取って最悪な事態を引き起こす前にどうか改心して、ジェシー

 
 
そして、またこういう二人のエピソードを見せて欲しい。
 
 
第11話の感想はこちら ↓ ↓

 

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