『13の理由』第6話 カセット3:B面感想です。
7月4日は、わたしのブログでも何度か取り上げてますが、アメリカの大イベント『独立記念日』です。
いやー、独立記念日に全然、全く、一ミリも関係ないなんですが、数日前にスマホが壊れましてですね。
現状、日を追うごとに状況は悪化し、瀕死→99%死、ぐらいの状況になっています。
一日に一度ぐらいは、呼びかけにちょっとだけ手を握り返してくれるぐらいの状態の我がスマホ。
時間がねん出できなくて新しいスマホをすぐ用意できず、今まで、スマホで作業や調べ物をしていたものが一切できなくなったんです。
あと、指をちょっと怪我すると不便さを感じるような、生活の些細なことまでスマホに依存していたなと気づくことが多々あり、その件は、色々愚痴ったり、お伝えしていきたいこともございますのでまた別途記事を上げさせてもらおうと思っているのですが、そういったわけで、ブログを書く時間と調べ物の時間がなくて、記事の更新が滞っております。
それでなくても七月は、例年仕事の関係でブログの更新頻度が落ちがちだったのですが輪がかかっているので、「せっかくサイトに来てやったのに、新着記事が更新されていない!」とお怒りの方、この場を借りて丁重にお詫びします。
どうぞ、しばらくの間は生温かい目で見守っていただけると助かります。
前段が長くなりましたが、ドラマの話に戻りますね。
ハンナの死によって色々なデコレーションが施されていたハンナのロッカーですが、こんな記事を発見しました。
洋画や、海外ドラマで様々なパーティーやサプライズを観た身としては(ほー、こんなところまで)という気もしますが、『13の理由』を見ているのと、自分が【プレゼントもらい下手】なのもあって、嬉しいけど、こんなのやってもらったら、「倍返しだ!!(古)」という気になって(プレッシャーだなー、最近の若者は大変だなぁ・・)という、人間関係の面倒くささ複雑さを感じます。
ハンナのロッカーはデコレーションでいっぱいだったけど、それはハンナが死んでからコートニーたちが率先してやったんだと思うんです。
その、ロッカーには鍵がかかっていて、ハンナしか知らない鍵番号で開けてみると中は友人との写真がマグネットで貼ってあったり、お気に入りの私物が入っているわけでもない淋しい感じ。
オリヴィアが、ロッカーを開けて茫然としていたシーンと、シンプルすぎるロッカーが、個人的にはとても印象的でこのドラマを象徴しているような気がしているんですよね。
ずっと、頭を離れないのです。
高校時代に今の夫と知り合って、そこそこ楽しいハイスクール生活を送っていたであろうことが予想されるオリヴィアには、かなり衝撃的だっただろうなと思う。
扉を開けてみないと、本当のところはわからない・・。
でも、開けてみてもわからないかもしれない。
第5話の感想はこちら
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~あらすじ(ネタバレあり)~
第6話 カセット3:B面『Tape 3, Side B』
Tape subject: Marcus Cole, for humiliating and attempting to sexually assault Hannah in public on their Dollar Valentine date.
ハンナのテープが学校内で不気味な影を落としている中、父親が警察官のアレックスは苛立って揉め事を起こしていた。喧嘩をしかけたのはアレックスだったが、相手の方が強かったため、アレックスの怪我がひどく校内で問題になり、生徒会の倫理委員会が召集される。
一方、ハンナは学校のチアリーダーが主催している資金集めのバレンタインイベントに参加していた。1枚1ドルの質問票を買い、各質問に答えると独自のアルゴリズムで相性のいい異性を紹介しカップリングするというもの。
ハンナは、クレイとのカップリングを狙い質問に答えていったが、結果は学校を仕切っているブライスや、写真をばらまかれたジャスティンでハンナの思い通りにはいかなかった。チアリーダーのシェリは、マーカスがハンナとのカップリングを望んでいることをハンナに告げる。マーカスからはバレンタインデートの誘いがあるが、クレイに誘われることを望んでいたハンナは、バイト中、クレイにかまをかけるがクレイが乗ってこなかったため、マーカスとデートすることしたがハンナが望んでいたロマンチックな展開にはならなかったうえ、逆に傷つくことになり、そこにつけ込む存在も現れる。
ハンナの死後、親同士が仲のいいシェリの宿題を手伝うことになったクレイは、シェリのリードでキスをし、次のステップに進もうとするが、ハンナのテープのことがチラつき踏み込めなかった。そんな中、自分もテープに登場していることをシェリに告げられたクレイは戸惑いを隠せない。
今、わたしは高校生じゃないし、さすがにある程度人生経験もそれなりに積んでるから、だいたいは、大人目線でこのドラマを観ている。
ハンナの母、オリヴィアは娘のことを割と溺愛していた。
バレンタインに娘にからかわれながらも、プレゼントのお菓子を一緒に食べてはしゃぐぐらいだったし、基本的には美しくいい子に育っていたはずだったのに、高校生の娘に何が起こっているかも知らず助けてあげられなかったことは、今までのオリヴィアの人生の最大の後悔だろうし一生引きずる案件なことは間違いなくて、何故こうなったのか知りたいと思うのも当然だろうと思う。
ジワジワと、ハンナの家の家庭の事情が明かされてきているけれど、ハンナは元々居た学校でもいじめに遭っていたっぽいですね。
しかし、パパが放った「結果は同じだったかもしれない」は、本人も反省してたけどさすがに言い過ぎ。
そして、なぜ、あのタイプの子がいじめに遭うのか、6話まで来た今でもよくわからなくてミステリーがすぎる・・。
何か特別な事情でもあるの?
そして、もしわたしがオリヴィアで、あのテープを聞いてしまったら『娘にも悪い所はあった』というのは棚にあげて、残りの人生を復讐に捧げてもおかしくないとは思う。
そのぐらいのインパクトはある。
今のところ、誰に一番のバツを与えるかは決めてないけど、クレイかな。やっぱり(笑)
『13の理由』を観ているすべての人と、テープに関わっているすべての人が、「早く全部聞けよ!」って思っている彼ですが、テープ登場人物が誰ひとりとして、ネタバレさせてこないのかも不思議(笑)
そして、そんなクレイの母。
クレイの母親は、ハンナが自殺した裁判で学校側につくことをクレイに断ったうえで仕事を引き受けたのに、クレイは「なんで裁判なんか引き受けたんだ!」と母にキレる。母は、さすがの職業柄か息子への愛のなせるわざか一貫性のない発言に、ただならぬ雰囲気を感じ取り、怒るどころか「嫌なら裁判の仕事は断る」と返したうえ、「辛いのはわかるけど、何が辛いのか教えてもらえないと救えない」と息子に言い、息子は母親に「自分のことは救えない」と突き放す。
大人目線で観ているわたしは、【完全に救えなくても、状況を打破することはできるかもしれない】とは思うし、実際できる。
大人の解決策は、元に戻すことではなくて、なんとか困難をやり過ごすことが中心だし、壁に激突して正面突破するより迂回が得策なこともあって、それを提案できる能力があるし、時間が解決することもたくさんあることを知っている。
ただ、日々の生活をこなしていてはいけないので、一個一個の問題にすべての時間を注ぐ訳には行かないのが難しいところです。
子育ては、メンタル面だけ面倒見ればいいわけじゃないし、子どもがきちんと食べているか気にかけて、子どもがそれこそ字のごとく湯水のように使う水道光熱費を払い、衣食住を完備しないといけなく、そのためにはそれなりのお金と家事労働が必要なので、家庭を回すというのは相当の労力だ・・と今は思うけど、でも、自分が高校生だった時を思い出すと、
(まぁ、そこまで頭は周らないし、考える子は少ないし、時間いっぱいあるから目の前の悩みに集中しちゃうよね・・)というのはわかる。
勉強が学生の本分とはいえ、勉強してたって、他に時間はたくさんあるもんな。
そして、高校生は大人(特に親)の提案した解決策に、絶対に絶対に納得しないので平行線を辿るのも目に見えている。
クレイは、今、ハンナと出会ったころから色々やり直したいし、それができなければ【救われた】ことにはならないと思っている。
でも、それは100%無理だから、わたしがクレイの母親だったとしても息子を助けることはできないです。
大人も大人なりにめんどくさいけど、
思春期、マジめんどくせーーーーー(笑)
6話まで来たけど、それでもまだハンナは死ぬほどの気がしないので、それもめんどくさい気持ちになってきた。
というわけで、それではまた。
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