たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

【海外ドラマ】9-1-1(ナインワンワン):LA救命最前線 season1 感想 最高なテンポで胸にグイッと迫ってくる人間ドラマ。

久々の新しい海外ドラマ完走です!

 

何年ぶりだろう。

すごく達成感がある。

なにしろ、新規で観始めたドラマを感想できたことがすごく嬉しい。

 

twitterのフォロワーさんが呟いているのを見かけて観始めたのですが、season1すっごくおもしろかった。

ただ、老化現象で1シーズン10話全部観ても、なんかタイトルがあやふやで【LA救急救命と言ってしまう。

 

【救命最前線】なんですよね。

 

覚えにくい(※個人の感想です)

 

ちなみに、この作品に興味を持ったきっかけは、製作総指揮がライアン・マーフィーだったからです。

 

ライアン・マーフィーだと呟いてくれたフォロワーさんありがとうございました。

 

推しであるトニー賞俳優、ベン・プラット主演のNetflixアメリカ選挙ドラマ『ポリティシャン』を復習していて(やっぱり好きだな、ライアン・マーフィー)と思っていたため、タイミングが非常によかったです。

 

人間の弱さと強さのバランスや描き方がツボにハマる。

 

www.netflix.com

 

 

観たときのメンタルの状態が悪くストーリーの重厚さのため途中で挫折している『POSE』もライアン・マーフィーだし、『アメリカン・ホラー・ストーリー』もだし、映画の『ボーイズ・イン・ザ・バンドもよかったし『プロム』もまぁまぁ。

 

www.netflix.com

 

『POSE』は絶対続き観るんだけど、一番有名なgleeはキャストが好きになれず何度かチャレンジするもやっぱり挫折していて若干の不安はあったのですが、最近のは大丈夫だしとりあえずディズニープラスで配信していたので観始めてみました。

(ほかにもhuluなどの動画サービスで見放題で観られます)

 

1話目から超好みでドはまり。

 

何がいいって、話のテンポ!!

 

次々と「えーーーーーwwwww」とびっくりするようなことが起きて飽きないのがとにかく最高。

 

すごくびっくりするんだけど、なんか笑っちゃうことも多くて「え、そんなことある?(笑)」ってなっちゃう。

舞台がアメリカだからなのか、救急車が呼ばれる事案が想像の斜め上をいくのでリアリティーがありそうでいて、フィクション感があるというか。

 

わたしが恋愛ものが苦手な理由の大きなひとつに【話がもたつくのがとにかくイライラする】というのがあるんです。

恋愛だからお互い思いあっているのにすれ違ったり、違う方向に行っちゃったりうまくいかないこと多いですよね。

 

焦らされるのだいきらーい(笑)

 

 

恋愛系はとっととくっつくなりなんなり先に進んでから、次々トラブルに見舞われたりイチャついてほしい。

せっかちというわけではないんですが、エンタメに関してはちょっとでも、話を適当にぐずつかせているな・・・と感じるととたんに興味をなくします。

恋愛ジャンルは無駄に話を長引かせたりするのがそういうのが特に多い気がするので、苦手としています。

なのでラブコメは割と大丈夫です。話がポンポン進むから。

 

なんでもいいから話が展開して欲しいというわたしの好みにこのドラマはバッチリ合っています。

 

それでなくても1話43分ぐらいの短めなのに、1話に次々エピソードが詰め込まれているので嬉しい。

 

そして、メンバーのストーリーを追いながらも基本的には1話完結という『BONES』方式なのもいいです。

観るのに気合も時間もそんなにいらないというのも今の状態に合致していてすごく気に入りました。

 

あと、ライアン・マーフィーの独特の人間描写というか心理描写がうまいのと、絶妙なキャスティングで登場人物をすごく身近に感じる

なので、登場人物に何かあったときのこっちの感情の盛り上がり方がえげつないです。

うまくいえないけど、みんなすごく人間っぽいんですよね。

完全無欠のヒーローではないけれどみんな一生懸命生きてて、頑張って仕事をしている。

プライベートでいろいろありつつも、現場にいる人を命がけで助けようとするし、感情移入するし。

医療系や法律系、警察系の話よりも市井の人々を大事に描いている印象を受けました。

 

記事後半では、そんな登場人物の紹介とともにseason1での人となりの印象を語っていきたいと思います。

 

そのため、少しネタバレしてしまうかもです。

 

<広告>

 

 

911 LA救命最前線』はロスの118分署の消防に勤めるレスキュー隊員たちの物語です。

 

主な登場人物は、部隊のリーダーのボビー、ボビーの腹心のよきサブリーダーチムニー、チームの中核を担うヘン、若手のバック、そしてコールセンターのアビーと、救命士たちと行動を共にすることが多い、警察官のアシーナ。

日々の救助活動と、彼らの私生活、友情などが描かれます。

 

誰が主役って感じでもなく、まんべんなくそれぞれの人物にスポットライトがあてられるのもいい感じです。

 

それでは、わたしが登場させた順番に主観で人物紹介していきましょう。

 

名前で男女がわかる人も居ると思いますが、敢えて性別は伏せていきますよ!

 

①ボビー

 

118分署のキャプテン。

あまり表情がなく、堅物で馴れ合いしないタイプ。

同僚からも【心を開いてくれない人】と思われている。

仕事は適格でリーダーとしては申し分なく、彼がいると超安心感がある。

絶対助けてもらえる気がする安定感のある救命士。

上司だったら出会えたことに心から感謝できる尊敬できる仕事ぶりだけど、部下には心を開いてくれないことを不満に思われている。

 

わたしは日本人なので海外ドラマは好きですが欧米ドラマあるあるの【同僚は友人でありファミリー】が全く理解できない(同僚は同僚でそれ以上でも以下でもない派)ので、ボビー自体かまってちゃんなところはありましたがしつこい周囲に(心開きたくないっていうんだからほっといたれよ・・・仕事は問題ないんだし、なんでそんなわざわざ心上司の開かそうとすんの。めんどくさいじゃん・・・)と思っていました。

 

しかし、このあと見進めていくと海外ドラマ史上一番驚いた(かもしれない)ボビーの衝撃の過去に言葉を失う。

 

本当に「そういう発想はなかった」っていう方向に舵を全振りしてくるよ、このドラマは。

 

わたしもたいがいなクズなので【この人はそういう過去があった人】っていう目で、そのことを知って以来彼のことを見てしまいました。いち視聴者であるだけのわたしが彼の過去を今後どういう風に消化させていくのか、そして作り手が視聴者がどういう風に消化させていくのを望んでいるのか。

 

彼の仕事ぶりには何度もうるっとさせられたし、色々な意味で楽しみなキャラクターになりました。

 

②チムニー

 

オールラウンダー。

その的確な仕事ぶりから後方支援を任されることも多く【地味な仕事】を任されることに不満を持っている。

ガタイのいい消防士たちの中では体が細身のため、狭いところでも入っていける。

 

ドラマでは第一印象がいい人に見えない(※個人の感想です)のと、このメンバーの中では割とはっきりと口に出して発言するタイプのため、どうかな? トラブルメーカーの方向かな? と思っていましたが、season1終わるころにはトラブルメーカーどころかすっかりチームのムードメーカーになって終わりました。

今ではチムニーの幸せ(結婚的な意味で)を心から願っていますが、趣味が絶望的に悪いのでしばらくは厳しそう・・・。

 

③ヘン

 

坊主、眼鏡、大きい体とワイルドな見た目の割に、繊細で心優しいヘン。

あまり強く主張したり、大きな声を出したりしないタイプ。

チームの中では医療系への知識がほかのメンバーよりも長けていた気がしたし、仕事に対する真面目さがよいです。

コミュニケーション能力が高く誰にでも分け隔てない態度だけど、その優しさからか元恋人と現在のパートナーとの間で心が揺れてしまう。

season1ではヘンのエピソードが人間の弱さを如実に表している気がして割と好きだった。

 

④バック

 

26才の若者。

仕事に対する情熱はあるが、まだまだ経験不足。

たまに暑苦しくてめんどくさい(※個人の感想です)

後輩だったら嫌だなって思ってました(笑)

 

ボビーが親のようにバックに接しているけど、けっこう厳しい。

しかし、救命するほうの命だけではなく救命士の命もかかっている仕事なので上司としては仕方ないと思うしそれが当然だと思う。

問題はあるけれど基本的には優しくいい子で、若いわりに少し個性が薄い気がする。

なんか若者らしくもっとトラブル起こしてくれてもいいです。

season1ではあまり私生活的な人となりが描かれなかった(家族や友人)ので、そっちに何か抱えている感じの動きをしていくのかもしれない。

 

⑤アビー

 

911のコールセンター勤務。

声音と落ち着いた雰囲気がいい。

 

内勤で現場に出はしないけど、本当はここが一番の命綱だっていうことがこのドラマでよくわかりました。

クレームもそうなんですけど、最初に電話を受けるのってすごく大変なんですね。

一番感情が高まってるし、とくに救急要請なんてだいたいパニックになっているし。

 

パニックになっている通報者から冷静に必要な情報を聞き出し、状況を整理し適切な人員を配置する技術。

 

アビー、あんた本当にすごいよ。

 

どんな研修受けるんだろうね。

 

相手がどんな状況でも、どんなにパニックになっていても冷静さを失わない技術って研修で身につくものなんだろうか。

キャリアをつむとできるようになるものなんだろうか、ってすごく考えちゃったよ。

 

【見えないストレス】って相当なものだと思う。

 

心優しく頑固なアビーの幸せを心から願っているし、尊敬してる。

 

⑥アシーナ

 

所轄のお巡りさん。

118分署のメンバーが呼ばれるところはけっこう事件性もあるものが多いのでよく一緒に出動してる。

愛に生きる人。

愛に生きたくて人生の選択をして、その愛によって自分が苦しむ感じが見てて辛かったところもあったし、人生の選択をすべて愛に委ねられる強さもうらやましかった。

season前半と後半数話で顔の表情がほんの少しだけど変わって、役者さんすごいなって思いました。

これからさらに深く分署のメンバーと関わりそうな終わり方だったのでますます楽しみ。

 

以上、主要メンバー6人の紹介でした。

 

そのほかにも、彼らにまつわる人々がちょこちょこ出てきますが、6名それぞれの人生に一区切りついてそれなりにうまくまとまってseason1が終わりました。

けっこうハラハラし刺激の多い内容でありながらも登場人物の感情表現は【みなまで言わない】繊細さを併せ持っているところに、実はいろいろ綿密に計算されているような感じもして、とにかく満足度の高いドラマでした。

 

救命という仕事に対するリスペクトも作品から溢れていたと思います。

 

本当に毎日ご苦労様です。

 

先を進んでいる方の話では、seasonが更新されるごとに面白くなるとのことなので、season2以降も非常に楽しみです。

 

それでは、また。

 

 <広告>