はい、こんにちはー。
えー、今日はコロンビアのことを少しお話したいとおもいまっす。
みなさん、コロンビアのこと知っていますかー?
アウトドアスポーツブランドのことじゃありませんよー。
場所と首都をすぐ答えられない人は、先生怒んないから正直に手を上げてくださーい。
はい、わかりましたー。
手を上げた人はここ(↓↓)を見て勉強してってくだっさい。
というわけでー、ディズニーの新作ミュージカル映画『ミラベルと魔法だらけの家』(原題:ENCANTO(スペイン語)))は、舞台がコロンビアとなっています。
この作品を見る前にわたし、コロンビア人から”今回の映画に対する思い”的な話をお聞きする機会があって。
ディズニーがコロンビアを舞台にした作品を作ったことを、とにかくすごく喜んでいるという気持ちががんがん伝わってきたし、作品に対する誇りみたいなものを感じられてこっちまですごく嬉しい気持ちになりました。
『ベイマックス』のときもっと喜べばよかったと思った。
映画にちりばめられているコロンビアの鳥、食べ物、花など見てほしいところがたくさんあるとも仰っていました。
ちなみに、作品の核として【ろうそく】が効果的に使われているのですが、コロンビアだけで行われる12月の7日&8日(8日はコロンビアの祝日・聖母受胎日)に行われるお祭り【ろうそくの日】がモチーフになっています。
コロンビアはスペイン領だった影響で公用語はスペイン語ですし、宗教も元々はカトリック色が色濃い国。
そのカトリックのイベントとしてコロンビアで行われているお祭りのようですが、映画では【ろうそくの日】のことには特に触れられていませんので、それを知らずに見てしまうとろうそくも文化と関係なく単なる【魔法のろうそく】扱いになってしまうので非常にもったいないなーと思ったので明記。
そして、ミラベルの母が作るコロンビアのソウルフードのとうもろこしの粉で作る見た目が長野のおやきみたいなアレパ、とってもおいしそう。
そして、ミラベルの姉が咲かせる大輪の花。
コロンビアは切り花の生産が盛んな国で、元々コロンビアの地主の富裕層が始めた産業です。日本ではカーネーションを主に輸入しています。
カーネーションは描くのが大変そうな花なので、作中はマーガレットとか薔薇が多かった気がする。(笑)
ちなみに、日本で流通しているカーネーションの6割は輸入、そのうちの7割をコロンビアから輸入しています。
母の日にお母さんにあげているカーネーションはコロンビアから来ているカーネーションの可能性もかなり高いということですね(笑)
カーネーションはいろいろな色もあり、長持ちするので好きな花です。
下記サイトは 【カーネーション 種類】で検索したら出てきたサイトですが、日本っぽい名前もあるし、スペインっぽい名前もあるし、とにかくたくさんある!
だーっと見ていたら「ユカリ、マジでゆかりじゃん(笑)」ってなったので興味のある方はぜひ。
個人的にはアンティグアが好き。
そして、ミラベルの声優さんもコロンビア人を父に持つステファニー・ベアトリスです。
海外ドラマ『ブルックリンナインナイン』でローザを演じている女優さんです。
はい、ローザのめがねっ子の写真。
ナインナイン大好きだー!!
https://www.netflix.com/jp/title/70281562 ←ちょうどローザが表紙
ローザって知ってから観たかったなー。
超歌うまかったと思う。
声も好きだった。
そっかー、ローザだったのかー。
あとは海外ドラマ勢ではイサベラ役で『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』で、マリッツアを演じたダイアン・ゲレーロも出演していたみたいです。
彼女はコロンビア移民としてアメリカで生まれ、家族はコロンビアに強制送還されているという過去を持っているそう。
そのほかにもコロンビアの俳優さんやコロンビアルーツのキャストがかなり起用されているし、エンドロールはスペイン名がかなり多かったのでスタッフもかなり関わったんだと思います。
『コロンビアといえば麻薬』という歴史背景もありますが(ドラマ『ナルコス』を見よう!)、現在はかなり治安も改善されているコロンビア。
wikiを読むと暴力の歴史がありながらも、奴隷解放をアメリカより先に進めていたり、同性婚が認められていたりと多人種な国だからこそお互いの多様性を認め合って支えてきた歴史がうかがえました。
映画でも、いろいろな人種の人たちが描かれています。
コロンビアは日本ではあまり馴染みがない方も多いと思いますが、是非映画を観て地球の裏側ラテンの国に思いを馳せてほしいと思います。
ここからは映画の感想(ネタバレ若干あり?)です。
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映画自体は思っていたよりシリアスな内容です。
『家族ってめんどくさいし、家族だからこそ上っ面だったりするけど、それでも愛しいもんだよね』
っていう内容で構成されている。
思春期の子はミラベルに感情移入するし、みんなが誰かには感情移入できるんじゃないかなと思います。
むしろストーリーに関しては大人のほうが響くと思いますが、画面のカラフルさ、美しさ、音楽のよさで子どもも好きだと思う。
なので大人と子供が一緒に観て両方楽しめる作品。
ミラベルに関しては『ズートピア』の監督だからなのか、見た目はうさぎと女の子で全然違うんですけど性格がジュディに似ているとわたしは思いました。
たぶん『ズートピア』の人がこういう性格の女性を好ましいと思っているんだと思う。
なんていうんだろう、ジュディって一言でいうとしつこいじゃないですか(笑)
ミラベルもすごくしつこいんですよね。
諦めないと言うといい感じ?
なので、途中ディズニーを観ているんじゃなくてマーベル観ているような気持になりました。
ミラベルはエルサみたいなかっこいい感じではないけど、ジュディみたいにすごく頑張るヒーローです。
自分のためじゃなくて誰かを救うために頑張る子。
すごく等身大で、小さな子が見たら身近に感じられる主人公だと思います。
家族に不満を抱き、嫉妬し、コンプレックスに悩み、愛し愛され反発する。
そんなストーリーと共に描かれるカラフルな世界は一見の価値あり。
お花や色合いほんっとうに綺麗。
そして曲もどれも素晴らしいんですけど、わたし一番上の姉のルイーサの曲がすごく気に入りました。
南米っぽいラテンの音楽で英語とスペイン語の楽曲がいりまじった世界はテンションあがります。
動画を漁っていたらわたしと同じルイーサ推しの人が作ったっぽい動画があったので貼っておきますね。
ミラベルの中身がローザだと思うと可愛さが増しますね!(笑)
あとこれを観てもらってわかる通り、めがね人にしかわからないリアルなめがねの動きは必見です。
すごい可愛いし、すごい効果的に使われています。
クライマックスはけっこう話が詰め込まれていて最後は「ん?」って感じで終わったので、ネタバレしたくてもできません(笑)
想像にお任せする感じの最後だと思うので、だれかと一緒に見たらその方と最後を話し合って余韻を楽しんでください。
わたしは公開が終わる前にもう一度観に行きたいと思っています。
推しのブルーノにも会いたいし(笑)
ミラベル、ディズニー作品の中ではかなり上位に食い込む何度も観たい作品になりました。
それでは、また。
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