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タイトルはすみません、言いたかっただけです。
とにかく、タップダンスの映画が観たかったんです。
その中でも見やすそうなこちらを選択しました。
ストーリーとかあらすじは全然見てなくて、表紙からペンギンが明るくダンスする楽しいミュージカルアニメかなーと思ってたんですが、イメージとちょっと違いました。
すごく真面目なメッセージ性の強いアニメでした。
子どもが学校で観るといいような映画です。
~あらすじ~
歌絶対主義のコウテイペンギン。そこに生まれた男の子のマンブルはかなりの音痴で、父親にも認めてもらえず、保守的な群れの中でも落ちこぼれてしまい浮いた存在。
歌は下手だけど踊りは上手いのに、その踊りも全否定されてしまう。
マンブルは群れから離れているときにアザラシに襲われしまい、逃げている最中に自分とは違う種類のアデリーペンギンと友達になる。
アデリーペンギンは陽気な性格で、マンブルの音痴もバカにしないし、生まれて初めて踊りも褒められる。踊りで初恋の人に求愛しようと、アデリーペンギンの仲間と群れに戻り、踊っていると群れの長老から、最近魚が減っている原因は歌わず踊るマンブルのせいだと言われ、自分の無実を証明したいマンブルは魚が減っている原因を探しに旅に出る。
映画の内容としては、終始主人公のコウテイペンギンのマンブルがかわいそうです。
踊ってただけで、魚が減ってる原因にされるのあんまりじゃないですか?(驚)
ひどい魔女狩り。
生まれたペンギンの群れは、野生なので異質なものには厳しいのかもしれませんがけっこう辛辣で、最後まで観ても、なんとなーくもやもやしています。
ただし、観て損はなかったとは思いますので、その理由を何個か書いていきたいと思います。
ペンギンの生態をアニメで描いてるけど、その様子がわかりやすく圧巻だった。
こんなに長い時間、ペンギン(アニメだけど)を眺めていたのは、初めてです。
パートナーを得たあとの南極での一夫一婦制による厳しい子育て。たった一つの卵を命がけで何か月も守るオス(しかも絶食)、産卵後エサを求めオスと卵を置き去りに産卵後の体力回復の為海に入るメス。
おびただしいペンギンのオスが、激しい吹雪にさらされる群れの外側を交代しながらそれぞれの卵を守る様は感動でした。
コウテイペンギンは、もっとも厳しい子育てをする鳥と言われているようですね。
歩くペンギンの姿も本物を見ているようだし、泳いでいる姿も本物のペンギンのようでとにかく素晴らしいアニメーションでした。
ペンギン以外の動物も野性味あふれるもので、野生に生きる動物をリスペクトしている感じが作品全体に有ったと思います。
動物を描いた作品として、不真面目さがなかったです。
踊りだけではなく、歌も素晴らしかった。
踊りが観たくて観た映画でしたが、どっちかというと歌のシーンのほうがはるかに多かったです。
歌姫グロリア役の声優さんは素晴らしい声でしたし、他のペンギンたちの歌もすごくよかったです。
洋楽詳しくはないのですが、聞いたことのある歌が何曲か歌われていたので、カバー的な感じだと思います。
どっちかというより、踊りの映画というより歌の映画といってもいいかもしれません(笑)
やっぱり、踊りも素晴らしかった
有名なタップダンサーをモーションキャプチャして作ったアニメーションとのことで、タップのシーンはやはり圧巻です。
足が短く寸胴なペンギンのタップとはいかなるものかと興味津々でしたが、描き切ったと思います。タップの音も雪をたたいているような音でした。
ただし、やっぱり人間のタップも見たくはなりました(笑)
ストーリーは、人間と野生の共存を描いたメッセージ性の高いものでしたが、アカデミー賞の長編アニメーション部門受賞も納得のデキだったと思います。
小学校高学年以上のお子さんと観るのにもいい作品かもしれませんし、夫婦で観ても子育てのことを改めて見つめなおせると思います。
あと、昨日は暑かったので、南極は寒そうで少し涼が取れました(笑)
続編もあるようなのですが、続編も機会があったら観てみたいと思います。
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