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【映画】『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』スクリーンから溢れ出るファンサの嵐。とにかくずっと笑顔だった!

 ものすっっっごい久しぶりに邦画を劇場で観ました!

 

今回の前に邦画を劇場で観た記憶の底を掘り起こしていたんだけど借りぐらしのアリエッティ』(2010年)は、アリエッティ展』に行ったぐらいだから、多分劇場で観てるんだけどアリエッティ展』の方が記憶が濃い。

 

9年前か・・さすがに間に何か観てるはず・・

 

のぼうの城』(2012年)・・は、原作も映画も大好きで何度も観てるけどそもそも劇場で観たのか? 記憶が曖昧。

あ、あれだ!風立ちぬ』(2013年7月20日公開)宮崎駿好き、完全敗北の寝落ち。

ん・・? NHKが全然宣伝してなかったのと番組自体がマイナーすぎて公開直後の週末だったのに、前代未聞の大スクリーン貸切だった劇場版 タイムスクープハンター 安土城最後の1日』(2013年8月31日公開)かもしれない。

ものすごく面白かったし、貸切体験が贅沢すぎた。

 

いや、待てよ。

ルパン三世 カリオストロの城』デジタルリマスター版上映(2014年)が、一個前に劇場で観た邦画だわ。

ルパンが、城と城の間をびよ~んっ、びよ~んっ!って飛ぶのを劇場で観たかったんだった。

それ以来、邦画は劇場で観ていない(多分)

そういったわけで、5年ぶりの邦画劇場視聴でした。

 

1年にこんなに何度も劇場に足を運んでる映画ガチ勢なのに、基本的に邦画は家で観るものとなんとなく自分の中で思っていて、今回もおっさんずラブのドラマは視聴済みだったけど(映画も配信されてからでいいか・・Amaz●nとかですぐ有料レンタルするだろう・・)と思っていたんです。

ドラマ面白かったけどそこまでどハマりしたっていう自覚もなかった。

ところが『劇場版おっさんずラブの番宣を、たまたまつけたテレビの帰れま10でやっていて、わたし自身は焼き肉を食べられない(牛肉が苦手)のにひたすら牛角の人気メニューを観ていたんですね。

 

新メンバーの沢村一樹さんが、どこに絡んでいるのか知りたかったからです!

 

ossanslove-the-movie.com


結局、番宣では映画の宣伝より、牛角の宣伝に重きを置かれていたのと、沢村さんの件は、明かされなかった。

気になり過ぎて、その週の週末に観に行く羽目になってしまった・・。

結果、沢村さんの件はすっきりしたけど、ここでは言えない(笑)

気になる人は観に行くしかない。

沢村一樹さんは、顔もスタイルも素晴らしくて、大画面に出てくるたびにうっとりするほどかっこよく、アドリブらしきおふざけも炸裂してて楽しんで演じられていらっしゃいました。

沢村さんのおふざけがツボに入って笑いが止まらなくなったシーンがありました(笑)

 

そして、ファンの方もそうでもない方も、劇場に観に行く価値あります!

映画でこんなにハッピーな気持ち満載で劇場出られたのすっごっく久しぶりでした。

2019年、年間映画(個人的)ランキング1位を『アラジン』を抑えて『おっさんずラブ』にしてしまうかもしれない(笑)

アラジンもよかったけど教育的指導がない分、こっちの方が純粋に楽しくてずっと笑ってました。

いやいや、ここ最近では『ロケットマン』があったんだった。

二回観に行ってハラハラ泣いてたんだった。

というわけで、さすがに1位はないかもだけど、そのぐらい楽しかった『劇場版 おっさんずラブの感想をネタバレ極力なしでお送りします。

 

 

~『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』あらすじ~

 

あれから1年。上海・香港勤務を経て春田創一は古巣である天空不動産の東京の営業所に帰ってくることになった。

黒澤部長、武川主任を始めとするメンバーに歓迎される春田。

営業所には明るく素直な山田ジャスティス(志尊淳)という有望な新入社員が入っていたが、そこに居るはずの恋人である牧凌太の姿がなかった。

牧は、他社と組んだ天空不動産の大型プロジェクトのチームとして本社勤務になっていたが、牧は春田にそのことを知らせていなかったのだった。

驚く春田の元に狸穴【まみあな】沢村一樹)という本社のプロジェクトリーダーが牧を連れて営業所に押しかけ、営業所を本社に明け渡すように言う。

不穏な空気の流れる天空不動産だったが、目の前の仕事に没頭する春田。

牧のいる家に帰った春田だったが、新プロジェクトの仕事に忙しい牧は春田によそよそしい態度をとる。

そんな中、黒澤部長が事故に遭ってしまい春田の記憶だけ失くしてしまう。

そして、プロジェクトの仕事を進めていた春田はとんでもない事件に巻き込まれてしまい命の危険に晒されてしまう。

”永遠の愛”を誓ったはずの春田と牧の運命は一体どうなってしまうのか。

 

 

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わたしの書いたあらすじ、とっちらかってますよね(笑)

わたしの文章能力の限界ももちろんあるのですが、ストーリー自体がとっちらかってるん(だと思うん)ですよ。

【LOVE or DEAD】なんです(笑)

 

でも、すっごい面白かったんです!

 

何がよかったって、作り手が楽しそうに映画を作ってるのが目に見えるようだった。

演者、スタッフともども、みんな仲がよくて現場の雰囲気がすごくいいんだろうなぁって思わせてくれた。

そのわちゃわちゃした感じがすっごく良くて、ファンに楽しんでもらおう!っていう気持ちが映画からガンガン伝わってきて、その気持ちがあったかかった。

ファンを大事にしてる作品って、観てるこちらがすごいわかるんですよね。

映画とかドラマって、作り手のエゴで作られるのが基本かもしれないけど、作り手も観る側も人なんで、感情の部分は切っても切り離せない部分があって、作り手がこちらを好きなら、観てるこちらのほうも好きになるものだと思う。

今回のおっさんずラブの劇場版に関していえば、

 

「ファンの皆さん、ドラマを盛り上げてくれてありがとうございましたっ!」

 

っていう感謝の気持ちを、形にしたらこうなったっていう映画だと思いました。

 

ドラマ未見で映画に臨んだ人は少ないと思うし、わざわざ劇場に観に行ってるということは、お付き合いでっていうのもあるかもしれないけど、基本的にはドラマ版が好きな人が割と多いと思うので、ファンに向けて作られた感じがすごいしました。

そんな直球なメッセージに対して(いやいや、それほどでも・・)っていう恐縮感もありつつ、やっぱり『来てくれてありがとうございますっ!これが精いっぱいの感謝です』って言ってもらえるのは、素直にすごく嬉しかったです。

 

あとは、「劇場版っていったらアレだよね!(笑)」っていうあるあるを随所に盛り込んでいて、「せっかく劇場までわざわざ来てくれたんで、これも観てください! これも観てってください!」って次々に【劇場版らしさ】が飛んで来るので、劇場版としての見応えもあった(わたしは今、何を見せられているんだ・・(笑))っていう面白さもすごくあった。

今、思い返すと、何故あの人はあそこであのような振る舞いであの人を呼び出したんだ・・っていうようなシーンもあったけど、すべてはファンサ精神からだと思う。

 

ストーリーに関しては正直なところ突っ込みどころがないわけじゃなかったけど、それを凌駕する楽しさとハッピーさとファンサ、相殺されました。 

映画の二時間という短い時間の中で、全部描ききるのはやっぱり些少の無理はあって物足りない部分もありましたが、まとまりはよかったのかなと。

そして、ドラマ時代から映画版の個人的な私見としては、主人公である春田と牧のカップに対しては(若いもん同士、好きにやって・・)っていう感じのスタンスなんで、特にそういう感想なのかもしれないです。

それでも、牧のことはもうちょっと丁寧に描いてもよかったかな。

 

基本的に、わたしはイケオジ好きの枯れ専なんで、推しはずっと黒澤部長です。

ドラマも部長の幸せが叶わないと知りながら応援していたし、おっさんずラブ【ず】は複数形の【S】ではなくて、【his】とかの【ず】だと思ってるんで。

すなわち直訳すると『おっさんの恋』=『黒澤部長の恋』。

公式的には違いますが、年代的におっさんそんなに居ないし、そういう解釈もアリかなーって。

わたしが勝手に思ってるだけなんでいいじゃないですか(笑)

映画内では、黒澤部長のアドリブらしきシーンがたくさん盛り込まれていたので、そういった意味でも楽しく観られました。

 

そして、ドラマ時代からの推しカップルは麻呂と蝶子さんなんです。

同性でも、年の差でも、なんでもいいじゃないか! みたいなところが、このドラマのシンプルなテーマであり良さだったりすると思うし、超絶いい人の蝶子さんが、春田のせいで傷を抱えたままこれから一人で過ごすなんて、部長推しとして申し訳ないじゃないですか。

なので、ドラマの最後があんな形だったので麻呂にすごい頑張ってほしくて、それも映画では描いてくれたので嬉しかったです。

2人の危うい関係がどうなったのかは、是非劇場で!

 

ラストのほうでは、けっこうお客さんの入っていた劇場内で、本当に音が一切なくなる瞬間が数秒あって、(え? こんなに静かになるもの!?)って、劇場慣れしているわたしが度胆抜かれたぐらいだったので、そのぐらいみんな真剣に映画を観ていたんだと思います。

 

最後に一言。

劇場内の大音響で、部長の「はるたんが・・好きでぇ~すっ!!」を流してくれたことにも、制作陣には非常に感謝しているし、観に行った甲斐が本当にありました(笑)

 

公式サイトでは【完結編】ってなっていたけど、これで完結で本当にいいのだろうか・・。

まぁ、これで完結でもいいのかもしれないけど、気になることがまだまだたくさんあるぞ(笑)

 

春田と牧は脇役にしてちょこっと描いてもらって、現在脇役の人を主人公にして連ドラにしてもまだファンは着いてくると思うし、それも観たい。

ただし、メンバーの入れ替えはダメ。

海外ドラマをずっと見続けてるものとして言わせてもらうと、商業主義が過ぎるとファンが離れるし初期メンにだいたい愛着を持つものなので、キャラが増えるのはいいけど減るのはダメです。

おっさんずラブとして作るのなら、元々のメンバーは絶対残してくださいね!

映画がとても楽しかったものからのお願いです。

 

劇場版観に行こうかどうしようか迷っている人は、

絶対、観に行ったほうがいいですよー!(笑)

 

というわけで、それではまたー。

 

 

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