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【HBO】SUCCESSION/~メディア王~華麗なる一族~ 感想 すごいドラマです。全部見切る前にドラマの魅力を語っていく。②

今月はほぼ毎日観ている『メディア王 ~華麗なる一族~』ですが、残りあと1話にてすでにロス!!(笑)

ロスを回避するべく最終話を迎える前にドラマの記事を書いて気を紛らわせている状況ですが、ロス自体は回避できないんだろうなとは思っています。

 

(第一弾は下記)

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一番最近観たシーズン4第7話では登場人物の二人によるものすごくリアリティのある壮絶な口喧嘩に感心してしまったのですが、このドラマはリアルな会話劇が最大の魅力であり、その巧妙な脚本をナチュラルにこなす役者の力量を見るドラマだと思っています。

 

あまりに素晴らしい会話のやり取りに(役者として本当にやりがいのある仕事だろうな)と心から思ったし、全く演じることには興味ないのに演じてみたいとすら思いました。

 

よく役者さんがインタビューなどで語っている【他人の人生を生きる】ってこのことでは? と思うぐらいもうその人にしか見えないです。

 

わたしは基本的には全体を客観的に見てはいたつもりでしたが、主に誰に感情移入をしていたかというと意外にも一族の創業者であるローガン・ロイでした。

なんていうか、安心して会社を任せられない気持ちがわかっちゃったんだよね(笑)

そこまで自分と年も離れていない子どもたちのことは「この子たち」と思わず声に出ちゃったこともあるぐらいでそれも不思議な体験でしたね。

 

というわけで、ファイナルを迎える前の記事第二弾は登場人物それぞれに対するわたしの印象をただただ語っていく記事にしたいと思います。

 

せっかくなので(?)嫌い度を5段階で評価しながら書いていきたいと思います。

好きか嫌いかでいえば好きな人はあんまりいないので、どの程度嫌いかで評価してあります(笑)

 

嫌いばっかり言ってもあれなんで、一言長所も書いてあります。

 

観てない方には若干のネタバレが含まれる内容となっておりますので、ご注意ください。

 

 

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ローガン・ロイ(父)【嫌い度:★★☆☆☆】

 

持って生まれたカリスマ性と気質をうまく融合させて、人生という勝負に勝った人。

ローガン・ロイ。

 

そんなに嫌いではないかなー。

テレビの向こうの人の単なる有名人だったらたぶん好き。

決断が早いところがとにかく優柔不断のわたしには憧れだった。

 

でも父親とか身内だったら絶対やだ(笑)

声でかいし。

「子ども(家族)のために会社を守ろうとしてる」とかいうのは嘘じゃん。

嘘というと語弊があるかな。

ビジネスを始めた最初のころはそうだったかもしれないけど、晩年は絶対違うよね。

自分は貧困層からの成り上がりで、子どもたちは違うから「所詮こいつらは金持ちのボンボン(お嬢様)で世間知らず」っていう見下しも感じたし。

実際そうなのかもしれないけど、金持ちの家に生まれたのは子どもたちのせいじゃないからかわいそうには思った。

なので愛憎入り乱れてたとは思うけど根本的に親子では分かり合えなかったし、そもそも子どもを跡継ぎになんて考えなきゃよかったよね。

 

長所:バイタリティと決断力

 

コナー・ロイ(長男)【嫌い度:★☆☆☆☆】

 

一応長男のコナー。

基本的には人畜無害だし、猛烈にイラつくことはあったけど関わらなければいいだけだし、シーズン4ぐらいまで観ていたらそこそこかわいそうなところもあるしで絶妙なキャラクターだった。

あのローガンをもってしても腫れ物扱いだったから、何かそうせざるを得ない事情でもあるんだろう。

今は富豪ニートだけど、思春期のときにヤバいメンタルのやられ方して暴れたりとかしててキレたらローガンみたいな感じのヤバさじゃなくて違う方面のヤバさがあるんだと思う。

次男のパーティーでコートを絶対脱がないところとか。

危ない奴だとは思うけど、嫌いとは違うので嫌い度は低め。

 

生まれ変わったらコナーの人生を歩みたい。

コナーだけは心底うらやましかった。

 

長所:穏やかな物腰

 

 

ケンダル・ロイ(次男)【嫌い度:★☆☆☆☆】

 

意識は長男だけど次男のケン。

たまにコナーに感じるイラつきとは別な感情で猛烈にイライラすることがあったので、黒星ゼロはならず。

 

終始ずーーーーっとかわいそうだった。

絶望的に運がない。

しまいにあの家の次男に生まれたことすら運がない結果なのでは?と思ってしまった。

あの家に生まれたのに、あの豆腐メンタルはかわいそう。

 

あとあんなに孤独に押しつぶされている人、長い海外ドラマ人生の中でも初めて見た。

ケンダルの孤独にとりこまれそうになり、こちらがやばかった。

全然好きじゃないけど、わたしが助けてあげないとっていう謎の使命感にとらわれていた。

わたしは戦国武将では石田三成が好きなんだけど、石田三成みがあると思って観ていた。

真面目で勤勉なのに人望がなく、だれからも好かれてない。

石田三成はそれでも全員から好かれてないわけではなく親友がいたからまだいいけど、ケンダルには信頼できる友達すらいない。

愛が一方通行してる。

実際はたぶんわたしレベルの人間とは口もきいてくれないとは思うけど、基本的には善人だから手紙とか出せばもしかしたら読んでくれるかもしれないとは思っている。

でもジェスに対する態度は許せない。

弱み握られて訴訟されちゃえばいいのにーと何度も思った。

 

だがしかし、そこも含めて友達になろう。

そしてジェスや奥さんに一緒にあやまりにいこう。

そしてそのあとカラオケに行き『Honesty』を聞かせてほしい。

大丈夫、わたしは絶対に裏切らない。

 

長所:勤勉

 

ローマン・ロイ(三男)【嫌い度:☆☆☆☆☆】

 

一緒に観ていた家族は「下ネタがどうしても許せない」と言って罵詈雑言を吐いていたけど、どうしても最後まで嫌いになれなかった。

好きかと言われると微妙だしお付き合いとかは無理なんですけど、嫌いにはなれなかったので嫌い度はゼロです。

 

中の人がマコーレー・カルキンさんの弟で泣ける映画で有名(?)『マイ・フレンド・メモリー』のキーラン・カルキンで、スカヨハとの熱愛、エマ・ストーンと婚約していた過去があるさすがの隠せない人たらし感。

 

ごめん、顔が好きだったんだ・・・。許して。

 

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ザコンファザコンをこじらせて変な性癖になっていたけど、きょうだいの中で一番繊細で優しい子だとは思っていた。

兄二人、末っ子で我儘な妹に挟まれて周りの顔色をうかがう環境だったんだろうなというのが随所にみられた。

変態だと思っていたけど、すごく優しいんだろうなと思ったのが父が病み上がりでカップからコーヒーをだばだばこぼしていたときのとっさの態度で(なんだよ~いい子じゃん~)って思ったのが運のツキで元々のだめんず好きが発動してしまい、ジェリーのことを気の毒に思いながらも、秘かに優秀でSっ気のあるいい熟女が現れればいいのにと思って観ていた。

 

すごい束縛されるかもしれないけど、たぶん大事にしてもらえる。

コナーが許されるなら熟女好きのローマンも別にいいだろう。

でもあれだよね、今まではおっさんが若い女固執するのキモいとか思っていたけど、逆は逆で生理的な嫌悪感出るよね(笑)

ジェリーがダメとなったらマーシャにいこうとしてたもんね。

さすがに父の嫁はないよ。

 

 

そして、

 

キャロラインの息子二人は二人とも自信がないので、土壇場に弱い。

 

のが見ていて辛かった。

別にお金はあるのだから会社に固執せずにコナーみたいに離れて暮らせばいいのにと思ったけど、二人ともファザコンだったんだよなー。

特にローマンはケンダルと違って裏工作とかできないタイプだったから本当に辛かった。

シーズン4とかもお父さん大好き三男が爆発しちゃっててさ。

 

あと1話でどうなるかわからないけど幸せを祈るよ。

 

長所:人を見る目がある

 

 

シヴォーン・ロイ(長女)【嫌い度:★☆☆☆☆】

 

わたし、我儘なお嬢様が好きなので割と好きだった(笑)

お嬢様が生まれながらにもっている絶対的自分の存在価値への揺るぎない自信が好きなんです。

 

全人類は自分にひれ伏して当然という態度が好き。

自分が真逆の人間なので、お互い全く共感しあえないところも含めてこちらの事情を鑑みないところが気持ちが楽なので、わたしはシヴォーンみたいにトムみたいな野心や下心がなくトムみたいな存在になれます。

 

でもさすがに世間知らずすぎるところがあるので、★を1つつけました。

トムみたいな男と結婚しちゃダメなんじゃ・・・。

そしてCEOになりたいなら、お金はたくさんあるんだから起業すればいいのにと思っていた。

シーズン4までずっと観ていたのにこう振り返ってみると色々頑張っていたのにあまりシヴォーン単体の強い印象がないんだよねぇと書いていて思っている。

 

経験がないのに一足飛びにCEOになぜなれると思っているのかと疑問に感じたままラスト1話を迎えることになりました。

 

トム・ウィムズガンズ【嫌い度:★★★★★】

 

シーズン前半はそこまで嫌いじゃなかったけど、ファイナルで決定的にダメになった。

シヴォーンに愛が全然ないとも思わないし二人には二人の複雑な絆があるんだろうけど、一方シヴォーンは愛というより恩でトムを見ているところがあって複雑ではあると思うけど、男女の関係は色々あるのでそこはいいとして。

 

どこが無理って野心が溢れてるのはいいけど、溢れさせてる器がとにかく小さい

そりゃあもりもりいろんなものが溢れてきちゃうよなっていうほどのお猪口なみの器。

 

器が小さいだけならまだしもクズなんだもん。

前述のローマン程度の隠れすぎてるちょっとした優しさに心打たれるタイプなんで、ほんとうに無理。

元々お金持ちに生まれているきょうだいたちと違って品が決定的にないところがマジで無理だ。

 

「不器用な出しゃばり」って言われていた時、スッキリした(笑)

 

長所:要領のよさ

 

 

グレッグ・ハーシュ【嫌い度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★】

 

五段階なのに、★をいくつつけても足りないぐらい嫌いになってしまったグレッグ。

 

たぶんシーズン3ぐらいで急にそれまでも嫌いだったけど、自分の中で急に怒りの炎から凍った湖みたいに静かになってしまった。

 

こいつはダメすぎる。

 

顔も、声も、背が高すぎるのもすべてダメだ。

 

ローマンに超絶嫌われていたのもうなずけるし、あれはなんかそういう病的な感じなんですか?

 

みんないいように利用してたけど、よく何かを頼む気になるよなとは思っていた。

自分のこと善人とか言っちゃうのもびっくりしたし。

もうこれ以上嫌いにならないだろうというのを軽々毎話更新してくるところがすごい。

 

シーズン4のep9で心の底からの「はぁ!? 何言ってんの?(怒)」が出ると思わなかった。

 

あと1話で完走なのですが、グレッグの顔をみなくてすむようになるのが一番うれしいです。

 

長所とか言いたくないけど、言わざるを得ないですね。

 

長所:最強メンタル

 

 

 

以上、主要7名について書いていきました。

 

みなさんは誰が嫌いでしたか?(笑)

 

もっといえば、側近のカールとかも大嫌いでした。

 

まだまだ言いたいこともありますが、ラスト1話を観たあとはそれを踏まえて、ネタバレありで心ゆくまで感想を書きたいと思います。

 

それでは、また。

 

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