『アンブレラ・アカデミー』シーズン1第6話『かなわぬ願いを想う日』感想です。
『聖☆おにいさん』という漫画を知っていますか?
わたし、大好きで全巻持ってるんですけど、実写化もアニメ化もされているので名前だけは知っているという方も多いと思うんです。
知らないという方のためにどんな内容か、少しご説明させて頂きますと、キリスト教の神であるイエス・キリスト、仏教の祖のお釈迦様であるブッダの二名が、人間の若い男性と仮定されている状態で、天界からバカンスとして日本の東京の立川市に降り立ち、畳敷きのワンルームアパートで共同生活を送るほんわかしたコメディなんですけど。
キリスト教と仏教のことが割と学べる漫画です。
何故、この話を持ち出したかというと、この漫画の中にイエスの弟子で『ヨハネ』という人物が登場するのですがこのヨハネが『黙示録』を書いたとされているからです。
アンブレラ・アカデミーを観ながら(黙示録って、世界の終末のことが書かれているんだろうなぁ・・)ぐらいのぼんやりとしたイメージしか持っていないそこのあなた、NHKの人気キャラ、チコちゃんに叱られます(笑)
【本部】の持っている『黙示録』と、元々の『黙示録』はもちろん、内容が全然違うとは思いますが、『黙示録』とはなんぞや? ということをわかりやすく説明させて頂きたいと思います。
詳しく書くとまた膨大なことになってしまうので、細かいことは割愛しながら『黙示録』の話を進めます(笑)
ヨハネはイエス・キリストの12使徒の弟子の中で『主にもっとも愛された弟子』とされ、イエスが磔刑されたとき、イエスの母・マリアとともに十字架の下にその姿が描かれることが多く弟子たちの中で唯一、殉教(宗教の為に命を捨てることを)をしなかった弟子です。
キリスト教が迫害されていた当時、島流しに遭い幽閉された先で神の黙示を受け『黙示録』を書いたとされています。ちなみに、
啓示:神または超越的な存在より、真理または通常では知りえない知識・認識が開示されることをいう。天啓、神示ともいわれる。
黙示:黙示は、初期のユダヤ教およびキリスト教において、神が選ばれた預言者に与えたとする「秘密の暴露」、またそれを記録したもの。
そしてその『黙示録』の内容ですけど、ちょっと検索して、翻訳やら解説やら色々読んでみたのですが、同じ内容のことを検索しているはずなのに、どのページも書いてることが違い過ぎて、何が言いたいのか全然わからないです。
わざとそういう風に書いてるとしか思えない複雑怪奇な内容ですし、読めば読むほど都市伝説的に(笑)
ヨハネ、幽閉されて、ちょっとメンタルがアレだったのかなぁ・・と思ってしまうほどでした。
そして、初見のわたしがそう思うぐらいなので、これでは色々な見解が出てしかるべきだし、キリスト教の信者の中でも様々な意見があるようです。
しかし【聖書に含まれている】というのがキリスト教の正義という結論。
更にいうと、№5はヨハネがモチーフかなと思ったんですよね。
色々調べた結果ヨハネは、時間軸を行ったり来たりしながら『黙示録』をしたためています。
その中で、世界の終わりと新しい世界を見ることになる。
アンブレラ・アカデミー自体が元々複雑な『黙示録』がテーマなので、ちょっと複雑な内容のドラマになっているのかもしれないです。
このページの6章の『封印を解く』というのがまんま『アンブレラ・アカデミー』のような気がするのです。
7つの封印というのがね、もうね、そんな感じです。
色々読んだ中で、下記リンクが割とわかりやすかったページです(笑)
他の章も興味深いので、ざーっとでいいので是非読んでみてください。
結局、わたしにもよくわからないはよくわからないんですけど(笑)
第5話の感想はこちら
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン1第6話。 『The Day That Wasn't』
ベトナム戦争の戦士として、敵と戦う№4クラウス。
兵士仲間のデイブと仲を深め恋に落ちるが、戦場という状況下で悲しい別れが2人に訪れる。デイブともう一度会いたいクラウスは、自分から薬を抜くため、№2ディエゴに協力を頼む。そして、ハンドラーと共に、本部に管理職として入る№5。
本部の仕事をハンドラーに指導されながらも、3日後の悲劇を止めようと秘密裏に動く。
ハーグリーブスの屋敷では、№1ルーサー、№2ディエゴ、№3アリソン、№4クラウス(№6ベン)の4名で、№5の言う『3日後に自分たちが死んでしまう件』について話し合うが、なかなか意見がまとまらない。
家族会議の最中にレナードを伴った№7のヴァーニャは自分を除いて家族会議が開かれている場に居合わせてしまい、怒りから力を発動させてしまうが、自分の能力だとはあくまで信じない。しかし、レナードの部屋でハーグリーブス卿が自分について書いたノートを発見してしまう。
そして、世界を救うヒントを得ようと4年の間に月から父親に送っていた観察資料を探すルーサーだったが、それが全く意味のないものだと知り絶望を味わう。
世界が終わるなら、娘に会いたいと屋敷を離れる決意をしたアリソンと、心に傷を負ったルーサーは、長い時間を経てやっとお互いの心を通わせる。
一方、チャチャは本部からヘイゼルの即時抹消を命じられる。
更に、№5は本部での調査で、キーマンとなる人物『ハロルド・ジェンキンス』という人物を探し当て、アカデミーの協力を得ようと屋敷に戻ってくる。
『黙示録』で全て語ってしまった気がする今回のエピソードですし、なんとなく、『黙示録』の内容を知ったことで、今後のネタバレも踏んだ気がするのですが、ドラマへの情熱は冷めてないですよ!(笑)
№5が諦めないからわたしも諦めない!っていう気になった(なんで?)ので、今回のエピソードもけっこう好きでした。
それにしても、本編と関係なくだれかれかまわず、踊るシーンが異様に多い(そして長い)のはなんでですか?
アリソンとルーサーの心が通った件はいいとしても、あのシーンあんなに長くいりますか?
クラウスとデイブが踊ってもいましたけど、少しでしたよね?
それにあれは酒場でしたし、妄想の世界だったとしても、アリソンもルーサーも着替えてしかもルーサーは、普通の肉体(無駄にスタイルがよくかっこいい)になっていて、美女と野獣のメインシーンか!?って一人で突っ込んでたんですけど(笑)
でも、2人ともすごくいい人だし特にアリソンはかなりいい人なので、祝福したい気持ちは強かったです。
そして、クラウスとデイブはクラウスがかわいそうで・・。
デイブに会えた時はわたしも泣きそうでしたが、クラウス自分の意思と関係なく集まってきちゃうのかと思いきや、会いたい人に会うこともできるんだなーと。
X-MENシリーズなんかと違って、№5以外はそこまで自分の特殊能力を今のところ出していないので、そろそろそういうシーンも見たいところだけど、この感じだと最終話まで引っ張られちゃいそうな気がしなくもないんですけど(笑)
結局、№5はハンドラーの誘いに乗ったと見せかけて調査を進め、家族会議の現場に戻ってきたので、アリソンとルーサーはまだお互い心を通わせてないし、あいつ(レナード)がフィギュアを盗む前で、ヴァーニャはまた登場してないから、ヴァーニャがレナードの家にあったハーグリーブス卿のノートも見ないことになっちゃうのかな。
ところで、レナードは誰のフィギュアを盗んだのかよく見えなかった。
大きかったし、真ん中に居たので、№1なのかな。
なんでハーグリーブス卿のノートをあいつがもっているのかわからないのですが、ヴァーニャの秘密を知っているのは、今のところレナードと死んだハーグリーブス卿だけってことですよね。
うーん・・。
マーベル系のドラマや映画、アメコミ原作のTWDなどを常日頃から見ている身としてレナードの正体はフィギュア盗んだりして、アメコミ的に言えば、アンブレラ・アカデミーマニア?
と思ったけど、本部も敵は【彼ら】と表現していたので、その一味というかスパイと考えるのが妥当ですよね(笑)
ところで、チャチャはヘイゼルを殺せなかったのに、ヘイゼルは速攻チャチャを殺しているのが残酷だけど、あの短いシーンで2人の人間性や関係性を現しているようで興味深かったです(笑)
あの2人にも愛着が湧いてきたのでできれば死なないで居てほしいし、ヘイゼルにはドーナツ屋の女主人と幸せになってもらいたい気持ちです。
とにかく、今はちょっと個人的なメンタルの問題で、テンション上げたい感じなんで、派手な展開を期待しています。
そして、唐突に出てきた『ハロルド・ジェンキンス』って誰?(笑)
というわけで、それではまた!
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