ブレイキング・バッド シーズン1 第7話 です。
いやー、1シーズン7話、やっぱり短かったなー。
「とうとうブレイキング・バッド デビューしてやったぞ!」とか言って、鼻息荒くしてたら一瞬で終わった感じです(笑)
でも、続けざまに続き見られるからノープロブレム。
シーズン2以降どんな展開になるのか楽しみで色々想像してるのですが、『プリズン・ブレイク』みたいにテコ入れで唐突に舞台が変わったり、新メンバー投入で新たな展開が生まれたりするのかなー。変なキャラ変だけは避けてほしいと思いますが、これだけ人気のある作品なので、それはないな。
シーズン2以降益々盛り上がる展開で、目が離せなくなる感じだとは思うのですが、ウォルターのやつれっぷりが半端ないので、体のことが心配だしシーズン5までしっかり生きていられるのか、悲しい展開にならないのかそれだけが唯一の懸念事項。
『フィクションに無駄に悲しい展開はいらない、辛いのは現実だけで充分だ。』
っていう誰かの名言ぽいことを発言する、こう見えて意外とハッピーエンド志向なので、生死は今のところさすがに知りたくないので、ウィキペディアを参考にブログを書く時も、極力目を細めて、焦点を合せないようにしながら情報を拾うようにしています。
わたしのブログもネタバレ感想を書き散らかしているから人のことは言えないですが、たまにひどいネタバレ投下させてあるウィキペディアあるんです(笑)
思わず、Fu●k!って叫びたくなるやつ。
海外ドラマ好きの人は、今観ているドラマを検索して、一度はやったことがあるあるあるだと思うのですが、特に『ブレイキング・バッド』は既に完結しているので、本当に気を付けています。
わたしが今までやったことがあるネタバレ踏みは、ウィキペディアと、『シーズン〇決定! シーズン〇では、▲▲が〇〇して××はどうなるのか、という展開です!』っていう、そこまでまだ観てないのに!っていうプロの方が書かれた広告記事と、リアルタイムで放送されてる途中とかだとたまたまタイムラインで見てしまったツイッターとかですかね(笑)
これ書きながら思ったのですが、ご丁寧に(嫌がらせで)詳しいストーリーを書いてくれる人が居ないこともないとも限らないので、『ブレイキング・バッド』観終わるまでコメント欄も封鎖させてください。
普段、ネタバレは(比較的)大丈夫なタイプなんですが、なんとなく『ブレイキング・バッド』だけは絶対ダメってなってます(笑)
なので、コメントを頂くの大変うれしくて心ぐるしいのですが、しばらく閉めさせてください。本当にごめんなさい。
第6話の感想はこちら ↓ ↓
というわけで、第7話の最終話は、前回卸業者のトゥコに対してジェシーの敵を取ったウォルターでしたが、新たな薬物売買の取引に向けてジェシーと動き出す話エピソードでした。
サブエピソードとしては、ウォルターの妻の妊娠7か月目を記念して(?)友人を集めてのパーティー、ベビーシャワーがスカイラー主体で開かれます。
※以下、ネタバレありの感想です。
冒頭は、ウォルターの学校から盗まれた薬作成道具の犯人捜しのPTA会議のようなもの。
あれ見て、日本もアメリカもああいう会議は大差ないし、そんなに意味もなさないんだなーって思いました(笑)
的外れなことを言う人もいるし、何か言いたいだけの人もいるし、あれは集まって喧々諤々言いたいだけなんだなーと思いながら見てました。
個人的にはああいう場は苦手です(笑)絶対意見まとまらないし。
そしてこの会議には、ウォルターとスカイラーも参加。
その場の司会者の発言で、ウォルターは治療中のため学校は休職中と判明。
そして、スカイラーは保護者としてなのか、ウォルターの付添人として参加したのかわからないけど、会議にもう真剣そのもの。
本当は間接的に関係あるけど、実際いまのところスカイラーにはほとんど関係ない話なのに、クビ突っ込みたくてうずうずしているスカイラーの気を逸らすウォルターの作戦(笑) さすが、夫婦だなと思いました。
今回シーズン1最終話なのに、割とスカイラーの人格に迫るエピソードが多かったと思ったのですが、それを象徴したのがベビーシャワーのパーティーでの妹マリーとの一件ですよね。
ベビーシャワーについては、海外ドラマや洋画ではたくさん見たことあったので、なんとなくどんな代物なのかはわかっていたのですが、こんなに海外にかぶれているわたしでも、隙あらばパーティーやらBBQ(しかもパートナーは強制同伴)というあの文化だけはいかんせんちょっとついていけない(笑)
そのパリピ文化を許容できる思考の持ち主なら、家に引きこもって海外ドラマを次から次に観たりしていないで、外でウェーイとやってるはずだし。
すみません、また話が逸れましたが、そのベビーシャワーでのプレゼントマウンティングのコーナーでちょっとした事件が。
妹のマリーの送った赤ちゃん用のティアラが、スカイラーの望むものではなかったという事件。
高価で驚いたのではなくて、プレゼントに対して「こんなのいらない」という態度丸出しなのどうかと思ったけど、返品しに行ったのは更に驚いた。
だから、どこで買ったか聞いたのかーって変に納得はしたけど。
そもそもそんなにお金に困っているならベビーシャワー自体やめればよいと思うのは間違いなのですか?(笑)
そういった訳で、ティアラを取り扱っていたお店で泥棒扱いされたスカイラーは憤慨しつつ、妊婦なことを利用し窮地を乗り切り、マリーの盗癖が明らかになったわけだけど、このマリーの盗癖は今後ドラマにどう影響していくんでしょうか。
マリーの盗癖は、多分もう自分でコントロールできる範囲を超えてるし、治療しないと治らないレベルだと思うから、これも根深い問題だと思います。
そして、スカイラー主催のベビーシャワーのメインのシーンは短かったけど、やっぱりウォルターをビデオ撮影したシーンですよね。
産まれてくる女の子が、物心ついてこの映像を見るころには居ないかもしれない闘病中のやつれた父親。そして、スマートではないけれども、心からの愛の込められた言葉。
視聴者が、ウォルターの死を身近に感じてしまう瞬間です。
ブレイキング・バッド、たまにこういう感じで、ウォルターの状況思い出させてくる。
前回、卸業者のトゥコのところで暴れてジェシーの敵を討ったウォルターでしたが、タンカを切った量の薬を作るのに、材料が足りないと病み上がりのジェシーにキレられます。
売人と薬作成者はうまくできていて、どちらかが勝手に動いても成り立たない、アンダーグラウンドで法に触れてはいるけれども、勝手は許されずこれはビジネスなんだと改めて思いました。
そういったわけで、別の材料で薬を作ることにしたわけですが、無茶ブリなウォルターのお遣いをきちんとこなす偉いジェシー(笑)
でも、劇薬を一つお遣いで手に入れられなくて、普段窃盗なんてしない2人のわちゃわちゃした窃盗がすごく面白かったです。
それにしても、あのおもちゃの中に入っている砂鉄的なものって使い方次第では危険なものなんだと思うと同時に、この世の中、知らないだけでそういうもので溢れているんだろうなと思いました。
なんとか材料を手に入れて、薬の取引も成立し、トゥコとの信頼関係も勝ち取ったところでシーズン1を終わりましたが・・。
なにしろ、シーズン1があっという間で、総評というわけではないですが、なんとなくのあらすじは知っていたけど、『ブレイキング・バッド』、思っていた話とけっこう違っていたなー、というのが感想です(笑)
もちろん、いい意味で。
あと、面白いとはもちろん思っていたのですが見る前に思っていたより、好みなドラマだった。
ベビーシャワーでのハンクとウォルターの会話で、『犯罪の境界線』の話し合いをしていたけど、そもそも法律なんて人間が決めたことだからなーといつもわたしは思っています。今だって時代遅れの変なルールたくさんあるし。
ウォルターを始めとする彼らの行為が悪いか悪くないかでいえば、わたしには判断ができないです。自分の体を蝕むのを承知で欲しいという薬を作って売るという行為。
わたしには、タバコやお酒は合法で、麻薬がダメな理由が説明できない。
そういうふうに誰かが決めたからとしか・・。
麻薬は中毒性が高く、第三者が二次被害に遭う可能性があるという理由かもしれないけど、タバコやお酒もマナーを守らなかったり、度を超えた摂取の仕方をすれば結局同じような気もするし。
ウォルターとジェシーに関してはその途中で盗みや殺人も行ったので、『人間が人間を殺してはいけない』と定められたのは一体いつからなのか・・とか考え出すとキリがないですが(笑)
お互い生活しやすく、更に無法地帯にならないため、それぞれがぞれぞれの命を守るにルールは必要なんだというのはものすごくわかりますが、決めた人の良心や価値観に全部縛られているところがあるんだなと思うきっかけになりました。
日本でいえば、性犯罪や虐待への罪が軽いのもそういう風に誰かが決めたからだし。
違う人が考えて決めていれば、全く違うルールの世界にもなりえていた可能性がものすごくあるということを思いました。
そして、そんな誰かが決めたルールに縛られない生き方を選んでしまったジェシー(は元々だけど)とウォルターのその後にどんな未来が待ち受けているのか、期待してシーズン2に入りたいと思います。
それでは、シーズン2のレビューでまたお会いしましょうー。
シーズン2第1話の感想はこちら ↓ ↓
<スポンサーリンク>
ソフトシェル ブレイキング・バッド シーズン1 BOX(3枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2015/03/25
- メディア: DVD
- この商品を含むブログ (1件) を見る