ブレイキング・バッド 流れでシーズン2に入りました!
今回の第1話『737000』は、原題が『Pilot』という、日本でいえば、【お試し版】みたいなタイトルの割に「いい邦題つけたなー」、とちょっと感心してしまいました。
このブログを書き始めたときに初めてこの邦題見て、最初は(ん?)と思ったのですが、すぐ「あーっ!」となって、この邦題つけた人と小一時間語り合いたい気持ちになりました(笑)
というわけで、シーズン2。
なんと、シーズン1の最後のエピソードから10日後という、本当にまったくの続きからスタートしたので、気負って見はじめたので逆に驚きました。
シーズン1を7話で終えた意味(笑)
むしろ、シーズン2の第1話をシーズン1の第8話として終わらせて、シーズン2に繋げてもいいぐらいのエピソードだったとわたしは思ったのですが、今は神ドラマとしてその名を轟かせている『ブレイキング・バッド』も、シーズン1はそんなに視聴率取れなくて、7話で一旦打ち切りにあったののかな? とか思ってしまいました。
アメリカのドラマ事情は厳しいから、この段階でシーズン2の制作が決まってなかったとか?
なにしろ、そんなことをごちゃごちゃ言うってしまうぐらい驚いてしまったわけですが(笑)
シーズン1の感想はこちら ↓ ↓
シーズン2第1話は、シーズン1で卸業者トゥコとの取引中に、トゥコが部下の何気ない一言で、その部下をなぐり殺す現場を目撃してしまったウォルターとジェシーが、殺人事件の証人となってしまった自分たちがトゥコに命を狙われていることに怯える日々を描いたエピソードでした。
※以下、ネタバレありの感想です。
737000×112=82544000
$737,000×¥112(1$)=¥82,544,000(2018/7/14現在)
ウォルターの死後、遺される家族に必要最低限これだけあればなんとかなるんじゃないかと、ウォルターが計算したお金。
暗号とも思えた(?)【737000】が単位や計算記号を入れただけで、意味のある数字に。
単位や記号を最初に考えた人すごいよ。
ありがとう(笑)
ウォルターは理系だから細かく計算した感じの発言だったし、切羽詰った論理的な発言で説得力もあった。なんとなく普通に聞いてたけど、誤差は出るもんだし、突発的なことは人生にはつきものだし、スカイラーだってすぐお金持ちと再婚するかもしれないし、個人的な感覚からと日本の物価指数的にいうと『ざっくり1億程度稼ぎたい』っていう内容の話だったと思うんだけど、ウォルターが言うと重い。
ウォルターだって、自分が死んだあと遺された家族は自分の死を嘆き悲しんだあとは、なんとかして逞しく生きていくと思ったりしないこともないと思うし、そうするしかないんだって思ってると思うし、そんな考えも頭をよぎったりはしたと思う。
スカイラーだって子どもじゃないし、母なんだから。
でも、自分の武器である化学の力を使って麻薬売買の道に手を染めてしまって、ぶかぶかの洋服で痩せ細ったからだで、身を削りながら、家族にウソをついて突き進むのは、そこまでしてお金を残そうとする行為は、文字通り命を懸けた愛と贖罪。
でも、ちょっとだけ思ったのは人生の最後に化学の力を使って、自分を試したい気持ちも少しあったのかなー。。
それは今のところわからないけど、わたしがウォルターなら考えちゃうかも。
【737000】というタイトルは、考えあぐねて気軽につけたタイトルだったかもしれないけど、この数字には愛がこもっているから、今回のエピソードの言いたいことは、やはり【737000】だったんだと思う。
そのウォルターが、命を懸けて守りたい一人である妻、基本的にウザめな性格のスカイラー。まぁ、今回のことに関して言えばスカイラーの言うことももっともだと思うことも多かったし、そこまで不幸な目に遭いながら割と強めにメンタルを保ち続けているスカイラーに尊敬の念を抱いたりしました。
いくら、あまりの出来事に動揺しているとはいえ緑のパックを顔面に塗りたくってる最中の妻を無理やり襲おうとするのもウォルターがさすがにやりすぎだったし、たとえ夫婦の間でも合意がなければ強姦罪は成立するので、あれはウォルターがスカイラーにキレられても仕方ない出来事だったと、珍しくスカイラーを擁護する気持ちになったシーズン2の始まりでもありました(笑)
ところで、マリーの盗癖は夫のハンクは知っていたのですね。
治療するしかないと思っていたけど、まさかのセラピー通いの治療中。しかも本人に治す気全くなし。
ハンクは警察官とはいえ、世間体もあるだろうし妻への愛情もあるだろうし、逮捕して強制治療というわけにもいかず、対応に苦慮していて、スカイラーにマリーの件で直談判に言ったけど、返り討ちにあうという事態(笑)
この件で、ちょっとはハンクのこといいやつだと思ったのに、そのあとのクズ行動で帳消しになりました(笑)
殺人事件現場から義兄に電話を掛け、(仕事中だし、全くの私的な内容)その場で現場を撮影し、ゲラゲラ笑いながら死体がある事件現場の写真を送りつけるという下衆の所業(笑)
そのことがきっかけで、トゥコの部下の一人が死んだことを知ったウォルターとジェシーが身の危険を感じ怯えることになるのですが、やっぱりハンクのことどうしても好きになれない。無神経な親戚のおじさんかデリカシーのない会社のおじさん的な人を思い出す(笑)
ウォルターとジェシーは、自分たちがやられる前に、トゥコを始末しようとして銃を用意したりするけど、二人とも慣れてない事態だからまたわちゃわちゃになる(笑)
この、素人が犯罪に手を出してうまくいかないというのが、またブレイキング・バッドの魅力のひとつでもあるんだろうなー。
わたしは海外ドラマやヒーローものの見すぎで、一般人が銃をすぐさま完璧に使いこなすさまが当たり前の気がしていたけど、普通こうなるよなっていうリアリティさ。
最後に選んだ作戦が化学の力を使った毒殺だったけど、トゥコに先手をとられてジェシーが捕まり、その手がウォルターにも伸び、ウォルター一家にも危険が及びそうになってしまい、スカイラーに何かを伝える前にウォルターも拉致。
シーズン5まであることがわかっているので、ここでウォルターとジェシーの命がどうのってことはないと思うので、トゥコに対してどう対抗するのかっていうところが次のエピソードの見どころだと思うんですが、ウォルターが急に行方不明になったスカイラーがどんな対応を取るのかが楽しみでもあります(笑)
第2話の感想はこちら ↓ ↓
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